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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第22章「EWO3始動」西暦2035年11月11日

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第377話「プロVSプロVSプロ」

 現実世界、西暦2035年11月13日。


 仮想世界の闘技場は今日も平和だった……。


 そんな中、誰かと誰かと誰かが言った。


「おい、最果ての軍勢の3勢力がケンカしてるんだってさ」


「どれどれ……。げぇ!? 知識の女王ラフティーヌと未知の覇者バハムートと陰陽道チェンさんじゃん!? え、何で?」


「何でも。今回こそ自分達が1番になるんだ!! って抗争らしいぜ。抗争とはよく言ったもんだぜ。拮抗してるから、まるで勝負がつかないんだと」


 で、そこにログインして来たのが。天上院咲で……。


「ん? 何の騒ぎですか? 闘技場のこの集まり」


 サキの姿が眼に止まり、釣られて大声を出す。プレイヤー達は。

「おぉー! 生サキ神様じゃないかー?!」


「ちょっと今プロ中のプロ! Sランクギルドがケンカ中なんだ! 止めてくれ!」


「へ? いや無理無理! 私セミプロだよ!? エンジョイ勢だよ!? 勝てるわけないじゃん! てか、……いつもはどうやって治めてるの?」


 人混みで見えないが、遠くの奥底から。もの凄い爆発音が聞こえる。音だけ聞こえて、サキの位置からは何やってるかは良く見えない……。


「いつもは、仲介役がチェンさんなんだが。その人もケンカに入っちゃってるし。その上となると不動兄妹なんだが、今は居ないッス! ゲームマスターヒメ様も来てくれない……もう俺達じゃあ手に負えねえッス!」


「って言われても。私の手にも余るよ……。前に軍勢の3位さんと戦って負けたような気がするよ私? なのに3系統のそれぞれ1位のケンカって……。入っても蚊帳の外だよ……」


 そんな時、人混みの海を割って、いや開けて歩いてくる人物が1人。……湘南桃花受付嬢だった。


「はいはい! 外野は散った散った~! あんた達! マナー違反はやめなさい! 他のプレイヤーが迷惑してるでしょ! 特にサキちゃんがプレイしにくそうにしてるし! その調子じゃゲームの外でも何かやってるでしょ!? メ! だからね! メ!」


 武力で止めないまでも言葉で制圧した桃花嬢の言葉は、瞬く間に世界を鎮めた。

 まるで鎮魂歌でも歌っているかのような感傷に浸る。プロとプロとプロ。


「神道社総合委員会の一角、湘南桃花受付嬢だ!」


「流石、最果ての軍勢のトップ。不動武と同列の存在……! 他が欠けても、委員会が何とかしてくれるのか……!」


 サキは不思議そうにプレイヤー達にツッコミを入れる。

「運営会社に、コール出来なかったの?」


「ヒラ運営は、最果て1位のメンツには勝てません。圧力的な意味で、リアルプロなので」


「マジか……。てかそれ普通にヤクザの抗争じゃん。警察が出動したら、警察の家族が酷い目にあう、みたいな話でしょ?」


「ほんそれ」


「まあ、最果ての軍勢のトップを。非理法権天のまとめ役がなだめてくれてよかった~~~~」


「円滑に済んで良かったぜ。円卓っていうか。そのための神道社総合委員会なわけで……」


「へえ~。じゃあお姉ちゃんもその一角なの?」


「トップじゃないところがミソっすね。まともにやり合えるのが日本国総理とアメリカ合衆国大統領だけっすから……」


「うわ~……それも……うわぁ~~~~……」

 触らぬ神にたたり無し。もとい、触ってる神様もいるから多めに観てちょうだい、……だった。


 プレイヤーはプレイヤーで呟く。

「そういう時、戦空が来てくれれば良いのにな」


「あっちはあっちでオーバーリミッツとやり合ってるぜ? 今」


 サキはそれを聞いて。

「うわぁ~~~~、それも、うわぁ~~~~……」

 汗が流れるというかドン引きだった。彼ら彼女らが、今何をやっているかは。想像に難くない……。


「まあ私ら中堅が出る幕じゃないよね……」


「そっすね」


 そこで、遅れて来たのがヒメお姉ちゃんだった。

「呼んだか?」


「呼んでない!」

 サキは思わずいつものツッコミを入れた。

 何にしても最果ての軍勢の3勢力は、桃花さんの人力で治まったようだった。

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名を上げる。ボカロBGM:最終決戦~ファイナルバトル~
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