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少女は異世界ゲームで名を揚げる。~ギルド『放課後クラブ』はエンジョイプレイを満喫するようです~  作者: ゆめみじ18
第21章「日常(白桃味)」西暦2035年10月1日

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第372話「現実世界の支配者」

 仮想世界、世界樹『クロニクル』制御空間。

 天上院姫と天上院咲は、そこにいた。


「ねえ、本当にやるの? 絶対危ないってそれ……」


「私を誰だと思ってる、善人か? 聖人か? 私はどうしようも無くラスボスを欲してて、そして咲のための悪人なんだよ」


 そして、姫は自分の決意を言う。

「それに、やることは。私の間違いを、私で整えるだけだ」


「はぁ……」

 妹は呆れていた。


《世界樹『クロニクル』、どちらへアクセスしますか?》


「細かいことはクロニクルに任せる。まずは世界樹が今まで蓄積してきたデータを。世界経済へアクセス、同機しろ。その前提で操作する」


《アクセス完了、同機完了。ご命令をお聞かせ下さい》


「まずはそうだな。吸血鬼大戦の時間操作だ。そこへアクセス」


《アクセス完了。現在、吸血鬼大戦のデータは約1時間30分でループしております。それが数秒間の時間が、何者かによって〈無限の刹那〉に変わり、紅第3話から先へ到達できません。現実世界では2年と6ヶ月……と記録されています。その他、多数の時間軸が他作品で展開されており。等倍にすることは難しいと思われます》


「湘南桃花さんが止めてるって事なのかな?」

 咲と姫が交互に言う。

「それもあるがもう1人いる、ピンクスズだな。まあ本人解ってないが……、それが綱渡り形式で紅第4話への進行を阻害している……。クロニクル、何か案はあるか?」


《仮説ですが。湘南桃花を大地に見立てて、東西南北が形成されています、それから〈無制限地形操作〉で〈谷〉を作った痕跡が複数箇所あり、更に南へ移動してゴールと見なしていると思われます》


「まーそこで事がどう転んでるかはわかんねーが……。そこに〈赤い大橋〉をかけることは可能か? あーあとその近くに休憩地点の〈転生神社〉も置いておいて、念のため」


《はい、可能です》


「じゃあ、その〈赤い大橋〉さえかければ。そこを渡り、紅第4話へいけるように時間の流れを変えろ」


「それ、大丈夫なの? お姉ちゃん?」


「元々大丈夫なはずなのに。時間が桃花で止まってるから更に訳わかんなくなっただけだ。大丈夫なのは桃花が身をもって証明している。自分の手に主導権が戻ってきたこの今、3話で完結させる作品を私はもう観たくない。それに……」


「それに?」


「紅第6話の最終話までが最高に面白いんだ! これをわざわざ4話を止める必要は無い、リアル世界の囚人の断罪はもう済んでるしな」


「なるほど……、なるほど?」


「あーあと、〈赤い大橋〉と〈転生神社〉は他作品でも変換しないでくれ。わけかんなくなる、主にわしが探すのに苦労するんじゃ」


《設定確認。〈東の大門〉を出てから〈谷〉があり、そこへ〈無制限地形操作〉で、〈赤い大橋〉と〈転生神社〉を設置でこの〈2つは変換不可〉。よろしいですか?》


「はい」


《決定されました》



「さて、次だ……。時間設定は今どうなっている?」


《現在、解析して理解できる範囲では。現実世界の〈暦〉と吸血鬼大戦の〈時間の数値〉が一致している可能性があります》


 咲が?マークになった。

「んん?」


「時間が無いぞ。とか、仮面ラ○ダージオウが西暦2018年だとか。明らかに現実世界の暦が影響してるのは確かだからな。今はよく解らない時間設定になってるが……。5年間が5時間に成ってるとか、どうなってるんだ?」

「それを操作するってこと?」

「そういうこと、時間の流れを確定させる。ただ、時間が無くなったら時計のようにクルッと一回転してしまうって事かな。だから同じ事が世界中で何度も起こる」


「惨劇が繰り返されるってこと?」

「少なくとも今はそうだ……、1日や1ヶ月じゃ短いから1年だろうな……」

「確か、今って時間の流れは〈等倍〉なんだよね?」

「そうなんだが……う~ん」


《……、……》


「じゃあクロニクル〈西暦2022年は吸血鬼大戦と暦の関係まで解ってて、その先はは解らない〉ってことを組み込んどいてくれ。そうするしか、今のところ手は無い」


《了解しました。〈現実世界の西暦2022年は吸血鬼大戦と暦の関係までは解っていますが、その先は解らない〉ですね》



「あと、もう一つ。操作っていうか設置しなけりゃいけない物があったな」


「?」


「強化系、賢術系、陰陽系、精神系、未覚系の能力は。個別で管理してるが……、外の世界はこれらをイ○フィニティストーンって言ってるが……。これの名称どうしよう?」


「最果ての……石?」 


「そもそも石じゃないんだよなあ~……。元は魔具シリーズだし……」


「じゃあ、〈最果ての魔石〉……?」


「まあ、名称が無いからそう呼ぶしか無いか……で、その5つのルールを具現化した魔石をドコに安置するのか。現実世界のドコに置いておくかだ」


「自宅じゃダメなの?」


「ダメ、家の外。出来ればニュースで放送されやすい歴史の古い物にルールを定着させる方が良い。例えば……奈良の大仏とか、法王が被ってる冠とか、ピラミッドの頂点に置いてある何とか……とか」


《……、……》


「あぁ~、うん。今度にしよう、今日はここまで。お疲れ」


《お疲れ様でした》


「……ほむ……?」

 わけが解らない咲だった。

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