第258話「明日天気になぁれ!」★
◆エンディング『明日天気になぁれ!』◆
現実世界は何だかんだ言って、いつも通りに破天荒だった。
運営は忙しそうだし。一般市民はつまんねー、と心の中で呟き。仕事してる人は速くお家帰りたいと言い。
ニートは食う寝る遊ぶを毎日楽しんでいた。僕のリアルはリアルじゃない! と言う人も居た。女子高生は「まあこんな日もあるよね~」程度で話が進んでゆく。
そう、今日も日本は平和だった。それはもう続く限り平和だった――――。
現実世界でも、仮想世界でも今日もポカポカお日様が輝いている――――。
◆
浮遊城『スターバーストストリーム』、第51層。
「で……、何で最後のステージはインドネシアの車道がベースなのよ。もっとさあ……、日本のお家に帰るとか、立派な夢の国のお城とか。何ならゲームセンターでも良かったでしょうが」
「さあ、気まぐれじゃよ。【気のまぐれ】、たまたまこうなったってところじゃ。まぁ、車を出すステージはどうしてもやりたかったしな」
「それは、うちの親族に車屋さんがいるから?」
「そう、車屋さんがいるから。どうしても外せなかった」
納得できるような、出来ないような回答がふに落ちない天上院咲。
マスター承認試験は辞退したものの、浮遊戦空のマスター承認試験はまだ続いてるので。仕方なく同行してるのだった。
「ま、神様の天気予報はよく外れるってことじゃよ」
「そっかー、天気かー。天気じゃー仕方ないねえ~(棒」
納得したくても納得したくない咲。
「しかも明日の天気じゃからなあ~。すごく外れる外れる」
「明日の天気じゃね~……(棒」
納得したくても納得したくない咲。
「お前ら何してんだ! 速く走るぞ! 第100層まで競争だ!」
元対戦相手、浮遊戦空は今日も元気だ。車道を轟! と走ってゆく戦空。
「走るって!? ここ車のステージでしょ!? まず車を探しなよ!?」
「こらー! ルールを守れなのじゃー! 俺タタエンドにするぞー!!」
言って、まるで氷のスケートコースを走るように。滑らかに車と同等の速さの神速で走る3人組だあった。
お金で買えない価値がある――、プライスレス。
END
誰もツッコまないので神様がツッコミを入れる。
「いや!? お前ら車乗れよ!?」




