第133話「2cヘビツカイ地区4」
▼モグラは退治されました。
▼3cカジキ地区は〈白チーム〉の領土になりました。
a b c
1◇〇×
2×●戦
3戦●〇
やはりこの土地に限っては〈白チーム〉の意志の強さは揺らがなかった。一足速く先に1マス分の勝敗が決した。
復讐鬼は悩む。戦術的には2cヘビツカイ地区に行くのが得策なのだろう、だがサキ達には見逃してもらった恩がある。独断専行からなった勇み足だったが、それでも慈悲を与えてもらった。なので彼がとる行動はただ一つ。
「3aカメレオン地区に進軍し援護するのでーす!」
「「「うおおおおおおおおおおおおおおお!!」」」
これにより、ただでさえ。押され気味だった非理法権天には、悪報としてすぐに感づいた。非理法権天の『権』担当のレジェンドマンが、悲報を即座に2cヘビツカイ地区に居る湘南桃花に通話で伝える。
『すまない、どうやら時間稼ぎぐらいしか出来そうもない。増兵がそちらに行かぬよう、足止めに専念する。桃花よ、勝ってくれ! それで第2ゲームはイーブンに持ち込める!』
「そっか……勝てて引き分け、負ければ敗戦か……上等! 燃えてきた! 任せなさい! 必ず勝つわ!」
桃花は仲間達の敗戦宣言に心打たれたが、一呼吸置いてから奮い立たせる。集中に集中を重ねて、3マス分に張っていた気配を1マス分に集中させ。ようやく、ここだけの戦に集中することが出来る。
「聞こえてた! 二人とも!」
サキと蒼葉が合図をおくる。
「おっけい!」
「勝つよ~!」
迎え撃つはスターにまで上り詰めた実績を持つ人柱が1人、絵心魔法のマリーは天衣無縫の構えで呼応する。
「もう一体行くよ! オートアクション! DL悟空!」
エリアボスモンスターよりボスっぽかった。
「今ある最大戦力よ! さぁ! 本気でかかってきなさい!」
戦の第2ゲームが終盤に差し掛かる音がした。桃花は他のプレイヤーに助言をする。
「〈黒チーム〉皆! ボスモンスターは任せた!」
「おおー!」
「よっしゃー!」
「任せろー!」
冒険者たちは進むべき目標に向かって突き進み始めた。
そして自分たちは勇み足で3人は進む。
「「「しゃあー!」」」
ドゴウン!
桃花とDL悟空の衝撃波があたりをつつむ。
「ここでケリをつけるよ!」
蒼葉は叫ぶ、もう恐れはない。
「無茶を通して道理を引っ込ませるしかないね! 来い! 雷斧! ジン! 大関!」
存在と愛情がふわっと、天から帰ってきた【気】を。ジーラダガー・オーデリィーに付加させるサキ。
「あんたの相手はあたしよ、マリー」
「スターとスターの円舞ね、いいわ。一緒に踊ってあげる、サキ」
短剣『ジーラダガー・オーデリィー』 の【深い闇】が綺麗に晴れた。
「最終決戦のつもりでいくよ!」




