表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
宮廷鍛冶師の幸せな日常 ~ブラックな職場を追放されたが、隣国で公爵令嬢に溺愛されながらホワイトな生活送ります~  作者: 木嶋隆太
第一章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

20/202

第20話


 屋敷に戻った俺は、


「おまえは鍛冶師だ。その実力が本物なのかどうか見たい」


 ゴーラル様の部屋にいた。


「はい、承知しました」

「おまえに鍛冶師資格とこの街内での商売の許可を与える。今出来る範囲で鍛冶を行い、それを街の人たちに販売してみせろ」

「分かりました」

「ただし、だ。アリシアの夫、とかそう言ったことは一切口外するなよ?」


 じっとゴーラル様は睨んでくる。

 ……たしかに、権力を使えば武器の販売などは容易に行えるかもしれない。

 それでは意味がないという話なのだろう。


「分かりました。それでは、早速本日から商品の準備を行いたいと思います」

「ああ。魔鉱石に関してはイーレア魔鉱石まではいくらでも準備が出来る。それ以上の魔鉱石に関してはいずれ自分で用意するといい」

「分かりました」


 一般的に使う範囲であれば、イーレア魔鉱石でも十分だ。

 俺はゴーラル様に一礼を返し、部屋を後にする。


 これから、本格的に鍛冶師の仕事再開だな。




 とりあえず、商品を用意しないことには意味がない。

 この国はどうかは分からないが、店で売る場合はやはりロングソードが一番手に取ってもらえる。

 使い手が一番多いからな。そのため、ロングソードを用意する必要があるのだが、まずは数が必要だよな。


 そして、どれほどのロングソードを作るかも大事になってくる。

 気合だして質の良いものを作っても、値段が張るものでは手に取ってもらえない。


 俺が主に売る相手は冒険者となるはずだ。冒険者にはランクがある。SからFランクまであり、Sが最高だ。

 しかし、高ランクの冒険者はあまり多くはない。もっとも多いのが確かD、Eランク冒険者だったはずだ。


 そのランクの人たちが購入して損をしない程度のロングソードを作るのが理想だろう。


 騎士たちに支給していた一般的なロングソードに似たものを作製していけばいいか。


 早速ロングソードを量産するため、土魔法で型を作り、そこに魔鉱石を流し込む。

 土魔法で作る型は、熱に強いものでなければならない。そうでないと、このときに崩れてしまうからな。

 それから、土魔法に水魔法を加え、土の温度を冷やす。それによって内部に入れた魔鉱石が一気に冷やされるというわけだ。


 それからロングソードを抜きだした。もうだいぶロングソードの形となってきた。

 再度熱を加え、細かな調整を行った後、ロングソードを風魔法で包む。剣身を磨き、両刃のロングソードが生まれたのを確認してから、俺は柄の作成に当たった。


 こちらも騎士団で使われていた一般的なもので、剣身と合わせて十字の形となるような柄を作った。


 続いて目釘を作っていく。室内に置かれた乾燥した木材を使い、目釘を作成する。


 剣身と柄をはめ込んだ後、目釘穴の部分に先ほど作った目釘を打ち込み、固定していく。


 まずは手でいれ、仕上げに小槌で目釘を打ち込んでいく。

 固定の方法には柄頭からネジで止める方法と二つあるが、俺はこちらの方が気に入っていた。


 とりあえず、これで手早く作れる騎士ロングソードが出来上がった。ここ最近は特に納品の依頼はなかったが、一時期一斉にロングソードのガタが来てしまって一斉に作り直すことになったのだ。


 俺はひたすらエンチャントを行っていたが、あの時ばかりは鍛冶課の人たちも一緒に忙しなく仕事をしていたな、と思う。


 俺はロングソードの柄を握りながら、様子を見る。切れ味はそれなりだろう。少なくとも、前に作ったロングソードはそうだった。


 仕上げに鞘を用意する。こちらは先ほど作ったロングソードに土魔法を使い、型を取ってから魔鉱石を流し込む。

 出来上がった鞘にロングソードを収める。何度か抜いて、納めてを繰り返してみたが問題はなさそうだな。


 仕上げにエンチャントを施し、次のロングソードの作製に向かった。

日間1位目指して頑張ります!


・ブックマーク

・評価「☆☆☆☆☆」を「★★★★★」

をしていただきますととても嬉しいです!




新連載になります。↓ 下のリンクから読んでみてください!


世界最高の精霊術師 ~双子だからと虐げられていた私は、実は精霊たちに溺愛されていたようです。私を追放してしまった家は……後悔してももう遅いです~

https://book1.adouzi.eu.org/n8840gp/


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] エンチャントしかしてなくても、鍛治の腕が落ちないとかこの世界の鍛治って簡単なんだな。鎚もほとんど振らないから腕の落ちようがないのかな?パソコンでタイピングするだけ、みたいな? 適性さえ有れば…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ