兵器・施設設定
科学技術は順調に発達し、兵器もそれに合わせて進化したが、銃に関しては火薬燃焼型弾薬の効率の良さと電磁推進弾の複雑化と高コスト化から一部の装備を除いて対して進化していない。
各国は十数年おきに新型主力小銃を開発、配備していたが、進化の方向性も軽量化や耐腐食化が主であった。
ただ、一部の装備に関しては複合化や電磁加速弾薬を使用したりと順調に発達してるが数は少ない。
個人携行装備
・M20/L90/42式小銃(正式名称:MAR-4)
条約機構標準装備の旧式汎用小銃、各国呼び方や細部は異なるが駆動系や基本は同じ物である。
様々なアタッチメントの装着が可能でバレルの交換により狙撃銃タイプや軽機関銃タイプも存在する、この銃採用以前は各国バラバラの銃器を採用していた。
条約機構各国軍に広く配備された為、後継の新型が配備された後も多数のMAR-4が各地域の武器保管庫で予備火器として保管されている。
使用弾薬:6.8×43mmSPC弾
装弾数:30〜80発
発射速度:650〜700発
有効射程:700m
重量:2.6kg
モデル:ブッシュマスターACR
M21/L95/60式小銃(正式名称:MAR-7)
条約機構標準装備の最新鋭複合型小銃、三陣営の中で唯一の複合型の汎用主力小銃であり、重量は増加したが威力や射程は比較にならない程向上しているが、前型のMAR-4のようなバレルの交換で銃タイプを変更出来るような柔軟さは無い。
小銃弾とグレネード弾の2種類を使用可能、まだ一部の部隊への配備が開始されたばかりである。
使用弾薬:6.8×43mmSPC弾、20mmグレネード弾他多数
装弾数:30/7発
発射速度:700発
重量:3.4kg
モデル:XM29 OICW
M24/62式小銃
条約機構の中でも一部の国の更に特殊部隊などで使用されている電磁加速推進弾を使用する歩兵用のレールガン。
威力・射程・精度の面で圧倒的な強化がなされたが、連射力は他の主力小銃程は無いので、主にマークスマンライフルのような使い方をされている。
威力はあるので下手な装甲車程度なら貫通し、走行化された目標に対しても一定の効果がある。
使用弾薬:7.62mm電磁加速推進弾
相談数:20発
発射速度:200発
重量:2.5kg
TAR58
ユーラシア同盟軍採用の旧汎用主力小銃のアサルトライフル、歩兵火器に関しては大して進歩してないので、複合型小銃やレールガンなどを除けば能力はどれも殆ど変わらない。
ただ、世界最大の陸軍国家なので、その主力小銃のTAR62は大量調達され、その数はAK47に匹敵する程多い。
大量製造されたので構造は簡易で多少の泥や砂が入っても動くような設計になっている。
使用弾薬6.8×43mmUD弾
装弾数30発
発射速度:650発
重量3.2kg
モデル:191式自動歩槍
TAR68
ユーラシア同盟軍採用の新型汎用主力小銃、ブルパップ式で多様な環境下での使用が想定されており、海兵部隊などの重要部隊から優先的に配備されている。
ただTAR 58よりは壊れやすく、兵士によってはTAR68よりもTAR58を好んで使っている。
ただ、性能面では多少TAR 58よりも向上している。
使用弾薬6.8×43mmUD弾
装弾数30発
発射速度:700発
重量3.1kg
モデル:IMIタボールAR21
神の杖
宇宙条約の失効後に旧アメリカのDARPAにより開発・運用されていた地上攻撃用衛星兵器、全長7mのタングステン製の棒を60本搭載し、それを加速させて目標を攻撃する兵器であり、表向きはNASAの技術検証衛星とされていた。
実験を兼ねた小国同士の武力紛争に数本使用されだが、開発・運用コストが嵩み、なおかつ期待通りの成果は得られなかった為、全3基が打ち上げられたのみで、以後この方法の地上攻撃衛星は打ち上げられてない。
打ち上げ数:3基
開発・運用国:北アメリカ合衆国
セラフィム
神の杖の後継としてアメリカ合衆国のDARPAにより開発された多目的攻撃用衛星群、子機4つの衛星で1つの群として運用され、南北アメリカ大陸、アジア太平洋、オセアニア太平洋、ユーラシアインド洋、アフリカ大陸、大西洋欧州にそれぞれ1群づつ展開されており、命令があればいつでも地上を攻撃出来る。
ただ、セラフィムの開発中にアメリカが国家の存亡の危機に陥ってしまった為、アジア太平洋衛星群、オセアニア太平洋衛星群を日本に、アフリカ大陸衛星群、大西洋欧州衛星群をイギリスに任せた事でようやく全6群のセラフィムシステムが完成した。
しかし、4つの衛星群を日本とイギリスに任せたので運用は日英に委任されておりアメリカがどこでも攻撃するという当初の目標は達成出来なかった。
各衛星は2枚3対の太陽光パネルを設置する事で半永久的に運用する事が可能となっている。
ラファエル衛星は地上攻撃用の155mmレールガンを搭載しており、地上目標に対しての攻撃に使用され、目標付近はクレーターが出来るほどの威力があり地下バンカーも容易く貫通する程の貫通力も持ち合わせているが、高速移動物体への攻撃には向いていない。
ウリエル衛星は高速移動物体用の対空ミサイルを搭載しており戦闘機などの空を飛ぶ目標に対しての攻撃に使用されるが、対空ミサイルなので命中精度は高いが、威力は大して高くない
ミカエル衛星はラファエル衛星とウリエル衛星の弱点を補強する為に巡航ミサイルを搭載しており、地上の移動物体や軍艦への攻撃も可能なように開発されているが、命中精度はラファエル衛星程高くない。
ガブリエル衛星は他の衛星からの防衛用に開発されており、他の衛星を攻撃する為の指向性レーザーや真空でも使用可能な40mm機関砲、そして高性能レーダーを搭載している、地上への攻撃能力は殆どない。
打ち上げ数:24基6群
開発国:北アメリカ合衆国
運用国:北アメリカ合衆国、日本連邦国、イギリス連合王国
施設・構造物設定
日本連邦国
・東京特別首都地域
かつての首都東京を含む関東平野の大部分が海面上昇により水没した為に建設された巨大な海上フロートの事、他の海上フロートや陸地とは橋などで繋がっているが、国家の中枢の為進入が制限されている。
海上フロートは主にヘリポート地区、霞ヶ関地区、永田町地区、千代田地区、市ヶ谷地区のかつてそれぞれ位置していた場所から命名された5つの地区から構成され、警備は主に警視庁が担当している。
海上フロート自体に航行能力は無いので海底にアンカーで固定している。
・うみくじら
全長1700m、全幅240mの海上自走式フロートで防衛省管轄の海上研究施設、海上自走式研究施設なので防衛省だけではなく文部科学省や国土交通省なども名目上関わっているが、研究してる中身が中身なので主導権は防衛省が握っている。
船体中央部に動力である核融合炉を搭載しており、水が供給される限り半永久的な稼働が可能で施設全体の電力も供給している。
施設自体は旧小笠原諸島近海で停泊しているが、海上自衛隊の護衛艦が1隻常に護衛についているが、それだけでなく施設自体にも複数基の防空システムが設置されている。
なお、日本が担当しているセラフィムの運用は東京特別首都地域の市ヶ谷地区にある防衛省が担っているが、何らかの理由により防衛省での運用が不可能になると自動的にうみくじらに移る。
・富士山麓防災基地
立川防災基地が海面上昇により水没した為に建設され代替えの防災基地である、かつての陸上自衛隊東富士演習場内に建設され、数千m級の滑走路やヘリポートも備えた施設であり、東京に何かあった場合に使用される有事の際の政府。
広大な敷地内に多数の施設を有するが、実際の機能は地下にあり、数千人の政府職員が数ヶ月間に渡って生活できるだけの設備と備蓄がある。
ちなみに核攻撃を受けた際のシェルターにもなっている。
セラフィムの運用能力も有しているが、地上施設が破壊された場合は運用出来ない。




