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フリーロード・エッセイ  作者: 帆ノ風ヒロ / Honoka Hiro


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記憶にございません

 およそ三ヶ月ぶりですか。怠惰が板についてきましたね。WEBにも同時掲載していますが、あちらはそろそろ『○ヶ月以上更新されていません』という、例の赤文字が現れる頃合いでしょう。で、今回のテーマは「記憶にございません」ときましたか。これは難題です。


 確かに、物覚えはだいぶ悪くなってきた気がします。元々の性能がそこまでよろしくないという問題はひとまずおいておきましょう。「あれ、それ」だとか「ここまで出かかってるのに」というような、曖昧な指示は随分と増えましたね。自分でもほとほと嫌になります。


 ただね、一度経験してみたいなと思っていることがあります。それは、「記憶がなくなるまで飲む」というやつです。フラフラになるまで飲んだ経験はありますが、何も覚えていないって怖くないですか。目覚めたら見知らぬ女が隣に、なんて映画か漫画の世界です。


 コロナ禍の現在、飲む機会もめっきりなくなりました。ひとりで飲んでもつまらないので家飲みはしない主義ですが、一時期、梅酒にはまってしまいまして。夜中にちびちびやるのが楽しみで、なんともいえない背徳感を味わっていました。太りそうだと思ってやめたんですけどね。


 あぁ、記憶の話をしていたはずが、酒の話に脱線してしまった。でもね、記憶にございません、なんて使うことのない言葉だなぁと思うわけですよ。自分で言うのもなんですが、私は嘘をつくのがとても下手なのですよ。きっと、誤魔化そうとしてもすぐにバレると思います。


 非常にわかりやすいんでしょうね。顔に出るし、何なら言葉にもしてしまう。べらべらと余計なことまで喋りすぎ、時には相手を傷つけてしまう。なんとも厄介な性格です。「記憶にございません」などと追い込まれないよう、平穏な生活を心掛けたいものです。

<記憶>


データを記録するように

嬉しかったことや

楽しかったことを

留められたらいいのに。


そんな願いが叶うなら、

悲しいことや

辛かったことだけを

選んで消去すればいい。


好きなものに囲まれて

心の安寧をはかるのだ。


けれどそれは不可能だから

僕らは記憶を薄め

苦痛を和らげるのだろう



―――――――――――――



前回の感想で、

文末部分を詩のジャンルへ投稿しては。

という助言を頂きました。


が、よくよく考えたら

Twitterベースの140文字で構成しているため、

なろうへ出すには60文字足りない。


現在のスタイルを貫こうと思いますwww

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― 新着の感想 ―
[一言] 先日、母に「『それ』じゃわからない」と言ったら「それは、あれや!」と返ってきて、ズッコケそうになったところです。なんともタイムリーなお話で面白かったです。 最近は本当に、外飲みができなくて…
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