お金持ちになりたい
気まぐれの再開です。エッセイ・ジャンルのハンター×ハンターを目指しているとかいないとか。え〜……気を取り直して今回のテーマ、『お金持ちになりたい』ですか。そうですね。お金いらないなんて方がいたら会ってみたいですね。全額、私の口座へ振り込んで頂きたい。
幸い、お金がなくてどうしようもない、という経験はありません。裕福ではないけれど、どうにか生活できているというレベル。そして、これは性格的なものですが、小学生時代からずる賢く生きてきました。祖父母から100円ずつをもらい、毎日のように駄菓子屋へ通っていましたね。
単純計算すると、毎月6千円のお小遣いをもらっていたわけです。父からはよく怒られましたが、それでもなぜかお小遣いが止められることはありませんでしたね。物凄く甘やかされて育ったものだと思います。私は三人兄弟の真ん中ですが、兄はどう思っていたのかと考えてしまいます。
しかも、浪費癖というのは治りませんね。高校時代の休日はアルバイトに明け暮れました。漫画やゲームやCDを買い漁ったり、好きなものを食べたりで、お金は湯水のように消える始末。毎月三万ちょっとの収入がありましたから、今より裕福な生活をしていましたね。
就職した初年度の月給は手取りで13万円ほど。半分が家賃で吹っ飛んでいましたから、さほど贅沢はできませんでした。でも、米と玉子とインスタント・コーヒーは奮発して、良い物を食べていましたね。ケチケチ根性はこの頃に染み付いてしまったのかもしれません。
お金があったら、あれもこれもと欲しい物がたくさんあります。食欲より物欲の方が圧倒的に強いですね。「おまえの夢は金で買えるのか?」なんていう印象的なセリフを残したCMもありましたが、「買える」と断言しましょう。何より、働かなくていいというのが最高じゃありませんか。
あ、最後に宣伝を絡めて……Amazon Kindleにて、電子書籍「碧色閃光の冒険譚」と「夢と現実の境界」の二冊が好評発売中です。ぜひともお手にとって頂き、この私へお金をもたらしてください。凄く生々しい締めですみません。次回エッセイはどうだろうか……月イチ更新くらいを目標に頑張りたい。
<欲望>
決して枯れることを知らない泉。
そこへ映し出されるは、
まだ見ぬ希望と遠い夢。
訪れる者により、
映る景色は千差万別。
心を惹き付け、
その熱量が泉を満たす。
その景色を瞳に焼き付け、
明日への糧に生きてゆく。
されど、ひとたび手を伸ばしたら
たちまち底へ引き込まれ。
泉はただ静かに佇む。




