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小説講座  作者:
45/59

3、ストーリー構成 【一文+背景】


小説とは、文章で紡がれる物語です。

感性を磨き、表現力を高め、最適な言葉選びで物語を描く筆とする必要があります。


ワンセンテンスの項目では、たった一文で魅せる文章の素晴らしさというものを講座しました。

そんな一文をたくさん散らばせられたら、それは魅力的な小説となるに違いないでしょう。


そして、ここまで読んでいただけた読者様であれば、背景についても十分な知識を付けていることでしょう。

背景とは、物、者、出来事、設定、世界観、全てに敷くバックグラウンドです。


では、魅力的な一文に背景を付けたらどうなるでしょう?


今回は、一文+背景に注目してみます。


まずは、魅力的な一文がなければ始まりませんね。

たくさんの意味や想いが込められ、人の心の琴線に触れる、あるいは耳に残る一文がワンセンテンスでした。


「産んでくれてありがとう」


こんな言葉でどうでしょう?

感慨深い言葉で、思っていても言うのは気恥ずかしくてとても言えない言葉かもしれません。

でも、子を持つ親であれば、これほど涙腺を刺激する言葉はないでしょう。


何気なくポツリと言わせても意味のある言葉ですが、今回は背景を持たせてワンセンテンスを飾りたてるのが目的です。


どんな場面で言わせれば、このセリフが映えるか考えてみてください。



比較的、思い浮かびそうな一文にしたのですぐ浮かんできたと思います。

私であれば、結婚式のスピーチの場面を演出します。


キャラの辛い過去を背景に敷き、障害を乗り越えて伴侶となる相手を迎い入れる大切な場面。

一生のうちで3本の指に入る幸せな瞬間ですよね。


そこで、親に送る言葉として、最後に「産んでくれてありがとう」と言わせてみてください。

ただの友人だったとしても、つい涙腺が緩みますよね。


小説は人間ドラマを描くものでもありますから、こういった演出は欠かせません。


背景を敷くことで、そのままでも魅力的だった一文はライトアップされて込められた意味や想いが効果を増しますので、背景を設けないと勿体ないです。


たった一言言わせたいが為の背景が物語となることもあるでしょう。

背景はこんな所でも小説を盛り上げる要素になります。


どうぞご活用くださいませ。

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