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小説講座  作者:
44/59

3、ストーリー構成 【秘密】


今回はストーリー展開をパワーアップさせる要素である『秘密』についてです。


原理は簡単、枷と同じ。


枷というのは、時間的制限、人的制限、物的制限、空間的制限を課すことでしたね。

忘れてしまった場合は、枷の項目をお読みください。


では、秘密のどこが枷と同じなのかというと、一つの制限であるという部分です。


秘密には様々なものがあります。



【関係性】

禁断の恋(不倫、浮気、兄弟間、身分、同性)。

もちろん、告白していなければ恋心は秘密の区分です。


【嘘】

秘密を隠すためのもの。一度ついた嘘はつき通さなければならなくなる。

身分や出来事、関係などを偽ることで秘密は拡大し、バレてしまったときの罪悪感が増してしまうことも。


【サプライズ】

喜ばせる演出のために秘密に。

秘密にすることで疑惑疑念が浮かび、それが切っ掛けで喧嘩に発展することも。



他にもたくさんシチュエーションがあるかと思います。


秘密とは、それ自体が障害となり、行動が制限され、枷となります。


知られることによってトラブルが発生することが予測される場合や、誰かに被害が及ぶ場合などがある状況ですから、隠さざるを得なくなるわけですね。


秘密を核に置く話もあれば、ちょっとしたスパイスに置く話もあります。

有名所で紹介すれば、名探偵コナン。


とある組織の取引を目撃したことから毒薬を飲まされて殺されるはずが、体が小さくなるだけにとどまって生き延びる。しかし、子供になって生きていることがバレれば、また狙われて場合によっては周囲の人間にも危険が及ぶ可能性があるために、身分を偽らなければならなくなるという展開です。


何度も疑われて秘密がバレそうになりますよね。

その度にどう切り抜けるか、読者はドキドキハラハラするもんです。


バレたら命を狙われる大きな秘密にもなれば、感情の起伏、物語の起伏の度合いは増します。

同時に、秘密は明らかになってしまった後も一波乱起こせる要素です。


隠した理由も知りたがるし、信用してもらえなかったことで亀裂が生まれたり、周囲の目が冷たくなったり、場合によっては命を狙われるのですから。


絶対的にクライマックス=秘密の露見になります。


秘密がバレるだけでは死んだりはしないんだから、秘密を作ったのなら必ず最終的には露見させてしまったほうがいいですよね。


物語の要素として、秘密を組み込むだけで劇的な効果を生みます。

ぜひ意図的に絡ませてみてください。

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