表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜  作者: 櫛田こころ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

668/706

第668話 制服を作ろう、と

 二人を採用するにあたって、ルカリアちゃんから提案があったんだよね?



「販売員の制服を作りませんこと?」



 サーラちゃんは、まだアルバイトの研修に入ったばかりだけど。制服をある程度用意しておくと、これからの従業員入れ替えの時に役に立つ。


 やっぱり、女の子筆頭な上に販売担当はよくわかっていらっしゃる。今までは、ルカリアちゃんだけだったから汚れていい自分のワンピをローテーションで着回していたらしい。



「……制服、をわざわざ?」



 ルカリアちゃんが採寸の係を家から呼んだ時に、サーラちゃんはがっちがちになっていた……。大丈夫大丈夫、と説明してから必要性を言ったよ。



「これから人も増えていくし、予算はギルド経由で用意するから気にしないで?」

「あ……はい」

「……店長。俺まで」

「コックスーツは絶対だから、ダメ」

「…………そうっすか」



 技術側にコックスーツがないのはいただけない。体格が結構いいので、ラティストの着てみても肩がダメだった。なので、同じように採寸して製作依頼しています。


 色味……は黒もいいけど、ちょっと異色入れたくて紺色にしました。雑務でどれだけ汚れるかの実験も兼ねてます。



「……リト、です。よろしくお願いします!」



 そして、子どもが先輩従業員なのは知ってもらっているけど……サーラちゃんとキリアさんはぽかんとしてた。聞いてなかったわけじゃないが、ここまで小さいとは思っていなかったみたい。


 だけど。



「よ……よろしくお願いします!」

「……こちらが年上でも、遠慮なく指導してくれ」

「は、はい!!」



 なので、なんとかなりそうかな?


 けど、サーラちゃんはルカリアちゃんに任せて。キリアさんにはちょっと聞きたいことがあったから、ラティストも交えて打ち合わせに。



「キリアさん、何か武道とかしてたかな?」

「? 一応、剣を嗜む程度には」

「じゃあ、雑務で生産ギルドに配達をお願いしようかな? いつもはラティストが魔法で送ってるから、荷車使う必要ないし」

「例のオークションに出すくらいの、高ランクのポーションパンだ。ただの配達ではない」

「……なるほど。護衛任務にも近いと」

「そそ。重要な雑務」

「了解した」



 なので、制服にはラティストの加護をすこーし増やした防具に仕立てあげたのでした〜。



「カウルでやんす!」

「ハムスだよー!」




 そして、最重要事項の『ポーションパン』製造のオーブンになるカウルたちを紹介したら……二人とも、お口あんぐりだったのです。


 まあ、これくらいはしょうがないと思ってもらい、それぞれの研修が始まったのも二日後から!!

次回は水曜日〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ