表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜  作者: 櫛田こころ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

647/706

第647話 記念日?

 僕が異世界に転生して、一年くらいが経過した。


 イケメン神様に言われ、ポーションとパンの流通の基準緩和にもだいぶ尽くしてきたと思う。


 そして、お店を営業する上はともかくとして、生活している川であんまり意識してなかったことが。



『連休設けてなかった』



 と言うことで、今絶賛風邪引き中です!! 寒い季節に近づいてきたこともあり、僕はベッドで大人しくしていて……カウルとスインに見張られています。ほっといたら仕事しちゃう悪い癖が出ちゃうので、ラティストからは信頼されていない。


 リトくんもいい機会だからと、三日以上はおやすみ。給付金はもともと多めに出してあげてるから、ゆっくりしておいでと伝えてある。


 お店も、昨日で出し切った商品以外の生地は、ラティストの手際で冷凍保存して亜空間収納に保存済み。ポーションパンは作れないけど、他は出来るからすっごく頼りになってる。



「……よく寝たぁ」



 トイレ行こうかと起きたら、汗びっしょり。


 寝るには寝たし、お風呂か体は拭きたい。カウルにラティストを呼んでもらえば、隣の元自室にいたのかすぐに来てくれた。



「……すごい汗だな」

「ちゃんとよく寝たからかも。……お風呂入りたい」

「泡風呂にしてやる。カウルといっしょなら見守りもいいだろう」

「ありがと」



 女の子ぽいとかじゃなく、この世界の泡風呂はボディソープぽい入浴剤でも売ってるらしいんだって。ルカリアちゃんはラティストに持たせたそうな。


 彼女は今、お店側の掃除をしてくれているが……一応貴族のお嬢様、なのにパートさんが板についちゃってる。


 準備が出来たら、カウルといっしょにゆっくり湯船に入る。汗を流す意味で髪以外に体もわしゃわしゃするのが気持ちいい!!



「しっかり洗ったあとは、お湯張り直すでやんすよー?」

「はーい」



 そこもラティストの指鳴らしで瞬間入れ替え。フワーっと寝たくなるけど、我慢我慢。


 しっかりあったまったら、髪の乾燥以外は自分で拭いた。すっきりした分、どこまで動けるのか自分でもわかっておかないと。お師匠さんからも、ポーションに少し頼り過ぎの今を改善しようとも言われたしね?


 そう。今回は『僕の休暇』のためにポーションパンは食べてない。


 食べてもよかったけど、結局は仕事意識しちゃうってことで……お師匠さんとロイズさんがきっちり治せと釘刺されましたぁ。


 今からはご飯だけど、パンが多いので卵のおじやでも……とラティストが用意してくれてた。炊飯器はオープンキッチンにあるし、材料揃っていたらすぐに出来るのも便利。


 掃除が終わったルカリアちゃんも合流して、あと二日はしっかり寝て食べての休暇を過ごすことが決定。


 僕のポーションパンは悪質な出来じゃないけど、薬物治療として偏りがちだから……『普通の生活』も混ぜようと従業員で設定されました。くすん。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ