第630話 薬草で薬草であれなら??
スインの原因にもなった、あの湖の水。
そして、今回は媚薬効果の出たお花。
ということで、ルゥさんとロイズさんとで『薬草学』の依頼を見直すことになりました!!
古い文献知識のまとめ直しも含めて、ラティストもいるよ?
「直球で聞く。ユニークな効能の出る薬草は、少し服用しただけでああなるようだな」
「アタシもびっくりしたけどぉ。ケントちゃんのパンは『異能』なのに。普通のアイテムっぽく作ろうとしただけであれだもの〜? 当たり前じゃなかったのと、日常化の良い悪いが原因ねぇ」
「はいはい! リストアップしてきました!!」
・痺れ
・下剤
・回復
・媚薬
・催眠
・精力
とまあ、色々あるけど。僕がラノベ教えてくれた友人以外に。ラティストと話してて出てきた『毒っぽい』『普通のネタ』になるのはこんな感じかな??
「……こりゃ。魔物のスキルや、通常の魔法でも該当例あんな」
「だと、ポーション法を陛下に強化してもらうだけでいいんじゃなぁい? 逆にその方が楽よん」
「そんな法律あったんですか?」
「……陛下はケントと直に交流してってし、該当例がないから言わなかっただけだろ」
「ケントが失敗など、余程の限りない。俺もいる」
「そぉねん?」
ということで、ロイズさんの魔法蝶のお手紙で……と解決に行くかと思いきや?? 手紙送った直後に、エディのご登場になった!? どうやら、噂話ついでに僕のとこへ遊びに来ようとしてたみたい。
「……ユニークなポーションパンが製造可能と聞いてきたんだが」
「作ったの僕じゃないけど……合ってる。処分はしたよ」
「んで、タイミングよくこの蝶の手紙。……よし、そこは内容通りにディザイアの流通含めて、禁止令の引き上げはする!! 他国との会議でも伝えておく」
「「はっ」」
ここはロイズさんたち、ギルドマスターさんとしてはちゃんと姿勢を正してた。ルゥさんは、服装があれだけど……まあ、いっか。
「しっかし。材料さえ整えば、一般の人間でも製造の可能性が高い……か。法律もだが、こりゃ『炙り出し』にもいいな?」
「ニヤニヤして怖いけど、何すんの?」
「うん? 今まで以上に腐った連中らの……な?」
「……ほどほどに」
僕以上に命を狙われる立場のエディは、そこを徹底しないと大変だからね? 今日は『スバル』はおやすみにしてるから、ポーションパンは持ってきてないけど。
そしてそして、薬草の使い方やポーションとかの今後の在り方については。後日、エディが王様としておふれというものを出したので。
薬草とかの法律も罰則が少し厳しくなり、冒険者の依頼に必要なランクも少し上がったとか。でないと、無闇に料理して死んじゃったら大変ですまないもんね? 怖い怖い!!




