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スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜  作者: 櫛田こころ


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第238話『相性の良い飲み物』

お待たせ致しましたー


「おおお!!」



 あんぱん達を見ると、お師匠さんは真っ先に声を上げてくれました。



「右から普通のあんぱん。薄皮あんぱん、あんこバターサンドです」


「うぅむ。どれもポーションとしての効能も素晴らしい」


「こいつぁ、またすげぇな?」



 お師匠さんもだけど、ロイズさんも鑑定が出来るから効能を見て苦笑いされちゃった。



「えーっと、お師匠さん」


「なんだ?」


「実は、簡単な小倉トーストでも効能が」


「是非あとで食べさせて欲しい!」


「わかりましたー」



 やっぱり食べたいよね? 小倉トースト。


 甘じょっぱくて美味しいから、ロイズさん達にも是非振る舞おう。


 とりあえず……出来たあんぱんの試食もだけど。



「これが、コーヒー牛乳だ!!」



 お師匠さんが自分の亜空間収納から出してくれたのが……牛乳瓶に入った、白っぽい茶色の液体。


 これだけ見たら、飲み物には普通に見えないけど。



「……これ、牛乳入れたコーヒーだけじゃ?」



 と、エリーちゃんからも美味しいのかわかんない感想が出て当然。



「んふ。すんごく甘くてー、ちょっぴり苦いけど……美味しかったわよん?」


「……そんなにも?」


「ヴィーが。あんぱん食うまで他のもんと合わせるなとは言ってたが」


「あんぱんに牛乳もいいが、コーヒー牛乳の方が格が違う!!」


「……だとよ」



 たしかに……牛乳オンリーもいいけど、甘さを強くした飲み物も合うと思う。


 まずは……定番のあんぱんを渡してみました。



「そのままかぶりついてもいいですが、半分に割ってください」



 で、中身を見た大半は……ジェイドもだけど、黒っぽいあんこの色に驚いちゃった。



「「……黒??」」


「真っ黒ねぇ?」


「え? 全部アズキ?」


「これだ……これだ!!」



 反応は色々だったけど、お師匠さんは嬉しくてすぐに食べ始め。少し咀嚼してから……コーヒー牛乳の瓶をくいっと。


 一緒に食べたら……みるみるうちに、顔が蕩けていったんだ。



「え? ヴィンクス?」


「……あぁ。至高!」



 ジェイドがすっごく驚いていたけど、お師匠さんがゆっくり味わって食べているのを見ると……興味を持ったのか、軽くつばを飲んで食べ始めた。



「!? 粥と全然違う!! すっごく甘いけど、ふわってしてて……美味しい!!」



 で、ジェイドもお師匠さんのようにコーヒー牛乳を飲むと……顔が蕩けちゃった。


 それに続き……僕らも食べたんだけど。



「……あんぱんもだけど、コーヒー牛乳美味しい!」



 銭湯で売っているあのすっごく甘い感じ!!


 牛乳だけでもきっと合うだろうけど……甘さが強くて、適度に苦味があるが良い!!


 緑茶とかでも良いだろうけど……これはいいかも!!


 セットメニューでおやつにするのもいいかもしれないってくらいに!!

次回はまた明日〜

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