表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜  作者: 櫛田こころ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

235/706

第235話『アイス乗せ小倉トースト』

お待たせ致しましたー



「……またポーションになったのか?」


「……うん」



 ラティストにはステータスが見えているから、僕と同じようにため息を吐いた。



「……あいつは仕方ないな」


「……そう言う神様?」


「……ケントのパンに関してはだろうが」


「……はは」



 まあ、美味しいものを……だけど。


 この世界での、回復薬全般を何とかして欲しいってお願いもあったしね?


 ただ……あんまり需要を広めたつもりはないけど。色んな冒険者さん達が、亜空間収納や魔法鞄(マジックバック)で持ち歩いたりしてくれているから……あちこちで噂があったかも。


 最近はリオーネよりも遠い街から来るお客さんもちょいちょいいるんだよね?


 とりあえず……おやつタイムも兼ねて、小倉トーストを食べよう!!



「い……いただくでやんすぅ!」



 カウルはアイスが溶けちゃうのが気になっていたようで。


 僕がいいよと言うと、大口開けて……半分までがぶっと食べてくれたよ。



「ん!?」



 僕もすぐに食べたけど……先に炙って焼いた香ばしさに、バターの蕩け具合と塩気。


 そこにあったかいあんこ……今回は粒餡だけど。その味わいに上の溶けてくるあんまいバニラアイスとの相性が!!


 全部、ベストマッチ過ぎて……ラティストもめちゃくちゃがっついてくれるくらい、美味しい!!


 四枚切りサイズの食パンを使ったけど、美味しく美味しくて!!


 三人であっという間に食べちゃった……。



「美味かったでやんす!!」


「……これは、いいな」


「あんぱんでもいいけど……あんバターサンドでもいいかもしれないね?」


「「あんばたー?」」


「文字通り、あんこにバターを挟んだ甘いパン。バターは溶かさずに、そのまま薄く切ったのを挟んでおくんだ」


「……美味いでやんす?」


「想像が難しい」


「じゃ、試食会の時に一緒に出してみよう!!」



 ポーション化するだろうけど……食パンで簡単に作るのでやってみよう。


 その前に……メインのあんぱんだ!


 ラティストが冷ましてくれたあんこ達。


 カウルのドウコンで発酵させた生地は……今回あんこの味わいを活かして、菓子パン用じゃないのにする。


 卵入れない、白パンタイプだ。お汁粉の時に、小豆の味が濃いと思ったんだよね? だから卵入りじゃないのでやってみようと思ったわけで。



「……ケント。そちらの生地は小さくないか?」



 分割作業中、ラティストから声をかけられた。


 そう。ラティストは普通サイズだけど……僕はお団子くらいに小さく分割していたんだ。



「出来る範囲で試したいものもあって」


「『試したい?』」


「パン生地は薄い……あんこたっぷりのパンなんだ」



 あんこ大好きな人にはたまらない……『薄皮あんぱん』。


 専門学校では数回作ったんだけど……美味しかったんだよね?


 今回のあんこの甘さは、パン用だからかなり甘いし……出来ると思うんだ。

次回はまた明日〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ