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スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜  作者: 櫛田こころ


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第188話 友達と打ち上げ①

お待たせ致しましたー

 周りが……どんどん凄いことになっていく。


 お師匠さんが、ジェイドと永久契約って言うのをしたとか。


 シェリーさんが、念願のランク昇格試験を無事に合格出来たって……エリーちゃんが教えてくれたんだよね?


 シェリーさんも一緒に来てくれて……何故か、僕にお礼を言ってくれたんだ。



「ケントさんの、ポーションパンのお陰です!!」



 どうやら……試験当日までには、先天性の魔力不足がかなり改善されたらしい。


 消費する魔力量もだけど……保有量もぐーんとアップしたんだって。


 僕は、パンを作る以外に特別何をしたわけでもないけど……人の役に立てたなら何よりだ。



「良かったー。僕らのパンが役に立てて」



 最近は、シェリーさんが同い年だからと敬称以外は敬語をやめたんだよね? シェリーさんは何故か敬語のままだけど。


『ちゃん』って呼ぶと……ジェフさんがちょっと怒るかな? と勝手に思っているけどね?



「はい! あの……うちのパーティーと、宴会するんですが。ケントさん達も来てくれませんか?」


「僕……や、ラティストとかも?」


「大勢がいいでしょう? せっかくの打ち上げなんだし、騒ぎましょうよ」


「是非!」


「んー。とりあえず、休業日ならありがたいんだけど」


「もちろん! それは考慮します!」


「ありがとう」



 日程は、ジェフさん達と一度決めると言うことで……その日は、いつも以上のポーションパンを購入していき。


 僕は僕で、午後の仕込みをしながらラティスト達に打ち上げのことを話しました。



「……宴か」


『いーいでやんすねぇ!』



 カウルはドウコンに変身中なので、軽く揺らしながら答えてくれた。



「打ち上げかぁ。年末の忘年会以来だなあ?」



 エディとも、年が明けてからまだ会えないし……遊ぶってことをなかなかしないから。ラティスト達とも、仕事と休暇以外は特に何もしていない。


 買い出しとかは、仕事の範囲だしね?



「……パンや料理を持っていくのか?」


「僕らの取り柄だからね?」



 いっぱい、宴会料理ぽいのを作れば……皆喜んでくれると思うんだよね?


 僕もいっぱい食べたいし!!



『兄さん、いい笑顔でやんすねぇ?』


「え、そう?」



 たしかに……エリーちゃんが居るのもあるけど。友達とかと騒ぐのって……転生させられてから、ほとんどなかったから?


 嬉しくて、顔に出ちゃったのかなあ?



「……ケントが張り切るなら、手伝う」


「ありがとう」



 日にちが決まったら、食材の買い出しも行かなくちゃだから……楽しみ!!


 メニューは……忘年会と似せたのも良いし、もっとジャンキーなのもいいかな?


 ロイズさん達の時と違って……皆食べ盛りの若い年代だからね!

次回はまた明日〜

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