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スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜  作者: 櫛田こころ


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第166話 仲間内で飲み会

お待たせ致しましたー



「じゃじゃーん!!」



 料理とパンが出揃ってから……まずは、お楽しみの『ビンゴカード』を皆さんに配ったよ!!


 くじも全部ラティスト達と作ったお手製だし……お師匠さん以外は、枡の中に数字がバラバラに描かれているだけのカードを不思議そうに眺めていた。



「これが……」


「ビンゴ……っつー遊びに使うカードか?」


「あらぁ? これ……ケントちゃんが作ったくじの数字を、当てはめていくのん?」


「はい。ペンとかで丸をつけて……例えば」



 と、ざっくり説明した後に……お師匠さんが特にご飯を我慢出来ないからと、まずは乾杯することに。



「「くぁああ!!」」



 大人組はお酒が美味しいのか、ビールことエールで気持ちよく喉を潤していた。僕もエリーちゃんも飲めなくないけど、気分的に軽めの果実酒で。


 ラティストとかも、お酒は飲めなくないけど同じ。


 ルゥさんは……どこから用意したのか、大樽でそのままラッパ飲みし出した!?



「……ルゥさん、大酒飲み?」


「ギルマスのあれ、結構有名だけど。ケントは見るの初めて?」


「う、うん」



 この街に転生して……まだ半年程度だけど。


 季節の移り変わりも見てきたけど、お店を切り盛りするのが手いっぱいな時もあり……あんまり遊ぶことがなかった。


 エディってマブダチと遊びに行った以外……お休みの日はほとんど試作制作以外は寝てばっかりだったもんね?


 だから……エリーちゃん達とこうして飲み食いするのは、実は初めてなんだよね? ポーションパンの試作以外では。



「ケントは、酒飲めるのね?」


「うん! まだ、エディとしかちゃんと飲んでないけど」


「ふぅん? そのエディって、今回はともかく……ほとんどこっち来ないの?」


「そうみたい。魔法蝶で伝えたけど、なんか最近特に忙しいらしくて……あ、この串焼き美味しい!」


「ふーん? あ、それギルマスが狩ってきたロックバードの串焼きね?」


「……ルゥさん、強いの?」


「現役は一応退いているけど……元Sランク冒険者よ、あの人」


「ヒェ」



 綺麗で、大酒飲みで、大食いに腕っ節が強い。


 僕なんかペーペーの腕力しかないから……チートな存在は凄いなあと思うしかないや。


 けど、この串焼きは本当に美味しい。鶏肉だけど、ジューシーで肉厚。味付けは塩胡椒だけみたいだけど……シーズニングを変えれば、コットよりも合うかもしれないや!!


 まだまだ人気のあるライスバーガーの具材変更に良いヒントもらっちゃった!!



「ふふ。ケント……職人の顔になってるわよ? そんなに美味しかった? この肉」


「うん! ライスバーガーもいいけど……ハンバーガーの新しい具材にも合うかも!」


「それ食べたい!!」


「おーい! ケント達もパン食えよ! ルゥ達で食い終わるぞ!」



 ワイワイ騒いでいる間に、ロイズさんがそう教えてくれた時には。


 ラティストが、ルゥさんとお師匠さんを魔法で宙に浮かせて食べさせないようにしていたのだ。


 テーブルの上には……たしかに、僕達が用意してきたポーションパンの半分以上が消えていたんだよね?


 カウルは、ラティストの怒りにプルプルと体を震わせていたよ……。

次回はまた明日〜

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