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廃れた世界のプレイヤー  作者: 春夏 冬
7章 ダンジョン
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イースサイド19

この量を平日で書くのか……頑張ります。

5日目


今日は一昨日に手に入れた大量のポイントを使って階層を増やしたいと思います。


え?ダンジョンの状況?


今の所は特に変わった所は無いね。


唯一デバフエリアを突破したケイ達もまだ来てないし。


とりあえず数日程度は持ちそうかな。


さて、まあそんな事はどうでも良いんですよ。


よっしゃー!買い物じゃー!


何買おうかなぁ。

……………

………


ダンジョン管理


購入履歴

.

.

.

罠の通路1(最小)600ポイント


海エリア1(最小)1000ポイント


視点同期チケット1 800ポイント


ダンジョンマスター参加チケット1 1000ポイント



        残りポイント 60365ポイント



とまあこんな感じだ。


え?説明しろ?


………見落としてました!!


いや、罠の階層なんてあるんだねー、ははははは。


うん、マジで今更だよね。


一応これまだケイ達が3階層に入って無いからまだデバフエリアと物理攻撃無効エリアの間に入れられるけど入れられなかったらと思うと………うん、やっぱり僕阿保だ。


え?今まで自覚無かったのかだって?


は、は、は!勿論自惚れたりなんかしてないよ。


うん、今のうちにに入れとこ。


で、次は海エリアか。


まあこれは山の海版だね。


特になんの変哲も無いただそれだけの場所。


さて、これで買った物紹介は終了かな。


え?最後の二つ?


そんなもの無い無い、僕が運営をするのに飽きたから暇つぶし用にポイントを使ったなんてある訳無いじゃん。


……………。


………………ああ、もう分かったよ!!


はい、ずっとこのダンジョンの管理をするのに飽きてポイント使いましたー。


別に僕がダンジョンマスターなんだから何をしたって自由だ!!


そうそう、例えお菓子とか買ってもバレないバレない。


………はい、すみませんでした、調子乗りました。


でもたまの息抜き位は許して?


で、因みにこのそれぞれの効力はまず視点同期チケット。


これはその名の通り味方の一人に対象を絞って視点を同期出来るんだ。


ただこのチケットはちょっと使い勝手が悪いみたいでね。


一人を指名したらその人としか視点を同期出来ないんだ。


で、その人が死んだらそこで使い切り。


もっと使い勝手の良い機能があったんだけどそれは流石に高かったからやめた。


とまあこんな感じかな。


で、次の高額チケットね。


これは僕がダンジョン内の層に登場して自由に暴れ回れるチケットだ。


期間は一日


僕自身結構強い筈だしこの1000ポイントも自分への投資みたいなものだよ。


うん、大丈夫大丈夫。


とまあこんな感じかな。


中々良い買い物したと思うよ。


まあそのせいで懐が寂しいんだけどね。


とりあえず僕は暫くの間はゆったりと過ごす事にするよ。



残り60365DP


撃破数 976人 死者 354人


使用ポイント 3400DP


合計 

総死者数 2407人

総撃破数 23627人

総ポイント 57941DP (-2424DP)



6日目


え?え?え?


目を疑ったよ。


だって何かデバフエリアを複数人突破してるんだよ?


おかしいでしょ。


しかも全員迷わずに出口に向かってる。


これは………あれだな。


多分ケイ達が使って居た奴を使ってる。


うん、このままだと罠エリアもごり押しで通られそう。


幸い今の所結構の人が罠で死んでるから大丈夫なんだけどこのままだと危ない。


よし、早速使ってみるか。


ちょっとポイント勿体ないけど500ポイントを使って鹿さんを呼び出す!!


そしてダンジョン内通話機能。


うん、もう念話で良いな。


念話と視点同期チケットを使用する!!


その瞬間、目の前にはいつも見ていたモニターとダンジョン内の視界があった。


おお、これは凄い!


早速鹿さんに話掛けよ。


『おーい鹿さん、聞こえる?』


『!?え、あ、はい、聞こえます』


『これから君にはダンジョン内の人間達の行動を監視して原因を探って欲しいんだ』


『原因!?え、何のですか?』


『実はね………』


そして僕は事情を話した。


『なるほど、分かりました』


『あ、丁度この階層に新しい人が入って来たみたい』


『じゃあ早速その謎解いていきましょ』


『そうだね、えーっとまずはその角を右に……』


うん、めちゃくちゃスムーズに動いてくれる。


相手の目線になるから説明もめちゃくちゃ楽だし最高だよ。


あ、見っけ。


『あの人達ですか?』


『そうだね、何か分かった?』


『え?イースさんは分からないんですか?』


『いやー、これはあくまでも視界を共有するだけだから別に全部同じに感じたりはしないよ』


『あ、そうなんですね』


『えーっと、単刀直入に言うと彼らは指に薬を塗っています』


『え?薬?………えーっと、何の薬か分かる?』


『そこまでは分かりませんが感覚を強化しているようですね』


『感覚………強化………なるほど、そういう事か』


『え?分かったんですか?』


『ん?うん、分かった』


『これは恐らく触覚を強化して出口から出てる風を感じてる』


『ダンジョンの説明書にそういったデメリットがある事は書いてあったからね』


『へー、そうなんですか』


『とりあえずこれに対する対象法は後で考えるとして、鹿さん』


『はい?何でしょう』


『ダンジョンマスター側にならない?』


『はい!?どういう事ですか?』


『えーっと、ダンジョンの機能にね………』


このダンジョンには特別な機能がいくつかある。


そしてその中の一つが管理者機能だ。


魔物の中から使えそうな人を選び、そしてその人を管理者にする。


管理者の特権としては死なない、ダンジョンを操作出来る等という点が挙げられる。


まああの空間が好きって言われたら終わりなんだけどね。


で、その管理者に鹿さんがなればちょっとした事件があったら鹿さんに調査をさせられる訳さ。


しかも仕事も押し付けられる。


僕にとっては最高なんだよ。


とはいえまあ相手が拒否したら終わりなんだけど。


さて、返事はいかに?


『えーっと、じゃあよろしくお願いします』


その返事をした瞬間、彼女の身体が光り輝き、こちらに来た。


「え?ここは?」


「ようこそ、ダンジョン管理室へ」


今日、僕に管理仲間が出来た。



残り57941SP


撃破数 1143人 死者 756人


使用ポイント 2000DP 10000


合計 

総死者数 3164人

総撃破数 24780人

総ポイント 57084DP (-857DP)



7日目


ダンジョン運営を開始してから一週間が経った。


なのに今日は一切イベントが無しだ。


うん、なんなら昨日の方が凄かったよな?


新しい仲間が増えたし。


「だずげでーー!!」


「頑張れー!」


とりあえず今日は仕事に慣れさせるという名目で全部の仕事を押し付けた。


え?ブラック?


何の事だか。


因みにこの仕事っていうのはノートに現在進行形で起きてる出来事を記録。


そして影響がありそうなものについては要注意で警戒しつつ、様々なモニターを見て監視。


といった内容だ。


あ、因みにノートは魔力で造りました。


いやー、ここで普通に魔力とか使えるんだねぇ。


流石に外に持ち出しは無理だけど。


それにしても…….うん、何人ダンジョンにいると思ってんの?


モニターの監視を同時に沢山するなんて普通無理だからね。


おかしいでしょ運営の設定。


とまあそんな内容を一人でするのは非常大変な訳で、僕はずっとそれをこなしてた訳だ。


まあ流石に完璧に全員を見るのは無理だけど。


そしてその仕事を今は押し付けてる。


あー、楽だーー!!


「だずげでーー!!」


「頑張れー!!」


とりあえず今日はこれを1日こなさせて慣れさせてから明日手伝う事にしよう。


別に僕がただサボりたい訳じゃないからね?



残り57084DP


撃破数 924人 死者 357人


使用ポイント 6000DP


合計 

総死者数 3920人

総撃破数 25923人

総ポイント 52008DP (-5076DP)

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