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廃れた世界のプレイヤー  作者: 春夏 冬
5章 国造り
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シークレットクエスト?

よし、この山の主を倒した?まあ、眷属化出来たしこいつが回復するまで待つか。


ってん?何でこの山から脱出出来ないんだ?


もしかして本当に倒さないといけないのか?


えー、でも眷属にした後に殺すのもなー。


となると自力で戻るしか無いって事か。


この距離を。


はぁ、とりあえずこいつが回復してから考えよう。


じゃあ回復するまで俺は何してようか。


普通に訓練でも良いんだけどせっかく山の頂上にいるんだから景色でも眺めよっかな。


フォスは…………まあ、後で指示を出すか。


そう思い、元々来た方向を見渡して見た。


一面が森だ。


うん、絶景だけど特別に何かある訳では無いな。


あの森を抜けて来たのかー、やばっ!


あ、こっちが来た方向なら逆は?


そう思って見てみると。


…………………え?????


意味不明な光景が見えた。


目の前に映るのは元々あったであろう木々は枯れ、建物はまさに廃れたとしか言い表せない姿をしていた。


だが、それは事前に廃れた世界と知っていたからそこまでは驚きはしなかった。


俺が驚いたのはその建物が()()だった事だ。


それも多数ある。


これは……………どういう事だ?


そっちに向かって見たかったが、危険感知と予感が危ないってめちゃくちゃある所を境に言ってる。


ここにも境があるって事か。


それにしても本当にこれは何だ?


だが、考えても理由は見つからなかった為、とりあえず訓練をし始めた。


うん、それにしてもこの山の頂上に結構前から居るのになんで気付かなかった?


いくらなんでも視野狭すぎでしょ。


はぁ、まあ現実でも良くあった事だし別に良いか。


『フォス、訓練始めるぞ』


『はい』


3日後………


あー、漸く治ったか。


それにしても時間掛かり過ぎだろ。


こいつも繋がりが出来た為、念話が簡単に出来る。


念話の習得はこの3日間にさせたから大丈夫だ。


『あの、よろしいでしょうか?』


『ん?なんだ?』


そういえば大分話し方変わったな。


『主様の記憶にある名前、というものを貰ってもよろしいでしょうか?』


ああ、名前か。


そうだな……………ムシュで。


ムシュっていうのはムシュフシュっていうドラゴンから取った。


どういうドラゴンだったかは忘れたけど。


それにしてもやっぱり脱出出来ないっぽいなぁ。


『シークレットクエスト【山の主を手懐ける】成功しました。レン一行を転移させます』


え!?


その瞬間俺達は、見覚えの無い場所に転移した。



……ここどこ?


っていうかシークレットクエストって何だよ!


それに俺が「脱出出来ないなー」って考えた瞬間ってタイミングばっちり過ぎでしょ。


まあ、恐らく名前を付けた事によってクリアした事になったんだよな。


でも何も報酬貰って無い。


もしかしてこのムシュがか?


はぁ、まあ良いか。


とりあえず現状把握しよう。


ここは草原だ。


そして狼と狐と竜がいる。


うん、めちゃくちゃ目立つし普通に襲われそうだ。


これが森だったらなー。


とりあえず人化するか。


脳には記憶だけじゃ無くてなんか完璧に覚えられる、記録出来る部分があったんだ。


で、丁度記憶の勉強してたからどんなものかと確認したら、その記録が人の構造だったからそれを参考に人の姿になるって感じだね。


後、記憶についてなんだけど現代で現在記憶がどのように保管されているかは分かっていない。


だけど俺は念話の時に脳の動きを観察して見つけ出しちゃったんだよね。


いやー、これは普通に見つけられないでしょ。


記憶は脳の細胞一つ一つの極小さな字?によって管理されていた。


本当に薄くて俺が見つけられたのも奇跡と言って良い程だ。


まあ、こんなに薄くちゃ顕微鏡で見たりも出来ないよな。


そしてその字?を脳が読み取ると思い出せるって寸法だ。


因みに脳細胞が死滅するとそれによってそれは脳が読み取れなくなり、完璧に忘れた事になる。


傷が付いたりしても脳が読み取りずらくなる。


これがいわゆる「なんだっけ?」っていう状態だ。


因みに記録として脳に残ってるのは普通の脳細胞とは若干違う細胞で、死滅する事が無いからそうなってるみたいだ。


うん、まあ脳細胞にも色々種類あるから2種類だけって訳じゃないんだけどね。


まあ、記録の原理はこんな感じだ。


最初は単純に記憶読み取れたら便利だよなーって思って記憶の管理をしている字を覚え始めた。


因みに考えてる事を読むのは電気信号をこっちに移す念話を使う事になる。


まあ、簡単に言えば、電気信号は考えている事。


記憶はまた別の字によって保存されたもの。


こんな感じかな。


よし、じゃあ人化するか。


因みに出来るだろうなーって思いはしたけどやった事は無い。


記録を参照。


身体の形を変化。


「ぐっ」


内臓の形を変形、そして血管等の位置を調整。


「がっ」


更に体毛は………とりあえず全部くっ付けて髪にして、他にも微調整を入れて。


「はぁ、はぁ、はぁ」


キツかったー。


そこには白髪長髪の裸の男性が立っていた。


あ、服が無い。


とりあえずそこら辺にいる魔物を妖術でパパパッと殺して毛皮を作るそして……………どうやって服作ろう。


あ、誰かがやって来た。


とはいってもかなり遠いけどね。


あいつを殺して服手に入れるか。


そして俺は走り出した。


うん、身体能力はかなり高い。


元の身体から劣化している事は無いな。


因みに性器は付けて無い。


というか消化器官も多分劣化してないだろうから排泄しないでしょ?


なら必要無いって事で作らなかった。


まあ、それは言い訳で本当はただ性器の調整を一気に出来なかったから焦って消しただけなんだけどね。


後々調整すればいいのに。


だから身体の中にはまだそれに繋がっていた管が残ってる。


後で消しておかないとだな。


さて、居た!


よし、爪で……………やべーー!爪切っちゃったんだった!


後で何かに使えるかと思って切って今持ってる。


これでするしか無いか。


うん、他に攻撃方法が無い。


そう思い、爪を手で持って攻撃した。


ガキンッ


だが、防がれた。


袖からナイフを取り出して。


「がっぐはっ…………」


バタリ


まさか防がれるなんて思っていなかったけど咄嗟に反撃に移られる前に妖狼術で殺した。


いやー、あの速度で攻撃したのに反撃出来るってやばっ!


まあ、とりあえず服は手に入れたしいいか。


そう考え、着替え始めた。

……………………………

…………………

……


さて、とりあえず服を手に入れた。


それにしても全身真っ黒でローブっていかにも怪しい人じゃん。


それを着ていたこの人って………。


まあ、いいか。


さて、この死体どうしよう。


前に人間を殺した時はほっといたんだけどこの草原ではまずいかな?


とりあえず記憶を見させて貰おう。


『『主様ー』』


あ、フォスとムシュ忘れてた。


うーん、とりあえず俺は人に化けて目立たなくしたけどこいつらはどうしようか。


ちょっと記憶を見たけどこの近くに国があるみたいだ。


うん、このままだとその国に住んでる人に見つかる。


別に見つかって戦うのは良いんだけどやっぱり国があるなら戦ってじゃなくてしっかり見てみたいしなぁ。


うーん、こいつらも人化させるか?


となると人の記録を移す必要がある。


記録を移すとなると簡単なのは俺の記録を脳から取り出してこいつらにくっ付けるだな。


だけど俺にはそれが残らないから俺の記録が無くなる。


それじゃあダメだ。


となると記録を脳の細胞に直接書くっていう方法にするか。


これは脳のえーっとインク?がある部分からインク?を取り出して俺のから模写する。


ただ、これだとかなり時間が掛かって更には書き間違えが多発しそう。


脳の文字?は全体的に細かくて少しでも間違えると別の文字になる。


妖狼術で消す事は出来るけどかなり面倒だ。


なんてったって身体の機能の全てを書くんだよ?


量だけでめちゃくちゃヤバいよ。


はぁ、他に方法が無いしそうするしか無いか。



1週間後…………


漸く、漸く書き終わったーーー!!


一週間寝ずにやったんだよ?


この服を持っていた人を殺した時から妖狼術が若干使いずらくなっていた。


うん、妖力とかの力はその者の身体の形から最適な力として変質させて出来た力だ。


だけど今の俺は人型


普通に使いずらくなってた。


そんな状態で一週間は地獄だよ。


まあ、若干楽しんでたけど。


こんな事した事無かったしね。


さて、そして人化出来るようになったんだけど更に問題が。


この馬鹿竜は「竜術が自動発動だからって竜力操作と感知が全然使う必要がなくて、技術が無いから人化出来ない」って言ったんだ。


うん、竜術は自動発動なのは知ってたから模写してる時はフォスが冥術を使って妨害を止めてした。


ステータス見た時にも「操作、感知系のスキルレベル1だから変だなー」とは思ったよ。


でもそんな事すっかり忘れてたよ!


正直もっと早く言って欲しかった。


この一週間…………いや1匹だから3、4日を返せ!


それとその事について考えてたら凄い事に気付いちゃった。


まず一つ目だが、こいつの力は竜力と滅力で変身には向いて無い。


というか普通に出来ない事に気付いた。


もしかしたら出来るかもしれないけど俺はそんな方法を思い付かなかった。


そしてもう一つ。


俺がこいつらを記録を元に人化させればいいじゃん!


他人に干渉するのは相手が拒まなければ簡単だ。


いや、まあこの竜術のお陰でムシュは難しいかもしれないけど。


それでもフォスは出来た。


うん、この一週間何してたんだっけ。


そう、プラスに考えよう、毎回自分でするのは面倒だ。


だから今回自分で出来るようにした。


それでいいじゃん!


よし、大丈夫大丈夫。


さて、実はフォスはもう人化している。


完了した瞬間『それじゃあやってみます!』って言って始めちゃったんだよね。


そしてこれがフォスの人化した姿だ。


白の長髪に一般的な体型、そして顔はまさに絶世の美女ともいえる顔つきだ。


うん、顔の造形どうなってるの?


第一美的センス人間と魔物では違う筈なのにどうしてこうなった?


因みに身体は俺が形を男性から女性に記録を書き変えた。


うん、でも顔の造形も一般的にした筈だ。


まあ、気になるが分かった所で意味は無いしいいか。


因みに服はその辺にいた魔物を狩って毛皮を糸にして、奪った服を参考に服にした。


糸にするのは毛をくっ付ければいいだけだしくっ付けるのは続いてる原子の構成を見て参考にもう片方と繋げればいいだけだ。


若干おかしいし獣臭いけどまあいいだろう。


さて、それじゃあいよいよ問題のムシュの人化いきますか。


これは脳に文字を書くのとは段違いの難易度だ。


「まずはフォスは冥力に変質させろ」


「はい、分かりました」


『そしてムシュはこの竜術を静められるだけ静めて』


『はい、分かりました』


よし、じゃあいくぞ、少しでもミスしたら一貫の終わりだ。


心を整えて……………。


「冥力に変質し終わりました」


「よし、いくぞ!」


まずはフォスが冥術によって竜術による妨害を阻止をする。


それでも若干乱れてるけどいいだろう。


よし、まずは身体の形を変更……………。


…………はぁ、はぁ、はぁ。


人化が完了したぞーーー!!

ビルがあった原因はそう簡単に分からないと思います。


是非予想してみて下さい。

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