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魔王の村長さん  作者: 神楽 弓楽
二章 村長たちの村おこし
37/114

35 「村長の胃痛の種と領主の頭痛の種」

「嘘だろ……まいったな」


部下からの報告書に目を通した青年は頭が痛いとばかりに額に手を当てた。

青年はすぐに執務机の隅にある呼び鈴を鳴らした。するとしばらくして1人の女性が青年のいる部屋に入ってきた。



「失礼します。トール様、如何なさいましたか? 」


「『夜鷹の爪』がこっちに逃げてきた」


「あのパーキンス領の狂人揃いの盗賊団のことですか? 確か、先日パーキンス伯爵様の長子ロディック様が騎士団を指揮した大捕物があったと私は聞いておりますが」


「ああ、そうだ。その時の戦いで頭領のバーギスを含めた賞金首の大物は討たれたそうだが、どうやら騎士団の包囲網を掻い潜って五十名弱の残党がこちらに逃げ込んだようだ」


「それはまた……こちらで共感者を集められて再び暴れられては困りますね」


『夜鷹の爪』は、襲った村や町の住民を老若男女問わず皆殺しにしてきたことで有名な悪名高い狂人揃いの盗賊団だった。過去に二度、見かねた領主や冒険者ギルドから差し向けられた討伐隊に討伐されるもその度に、頭首を変えて仲間を集って再び虐殺を繰り返す盗賊団は、この近辺の領主にとって魔物以上の頭痛の種となっていた。


伯爵領での大捕物で今度こそは、と期待していた領主も少なくなかった。若き領主であるトール(青年)もまたその一人だった。


「ああ、わかってる。幸いにも夜鷹の爪が逃げ込んだ場所はあの森の近辺だ。あそこはまだ未開の地で村の数も少ないし、生息する魔物も厄介なのが多い。ただの快楽から村や街をいくつも潰してきた狂人たちの考えることは分からんが、普通であれば態勢が整うまで迂闊な行動は出来ない筈だ。近隣の村に被害が出る前に騎士団を差し向けて息の根をこちらで止めたい。ラクイーネ、ルデリック騎士団長に賊討伐遠征の旨を伝えて近日中に計画書を用意してくれ。あと冒険者ギルドにも懸賞金をかけて討伐依頼を出してくれ」


「畏まりました」


ラクイーネ(女性)はトールから差し出された指示書を受け取ると、深々と一礼して部屋を退室した。



「早くて1か月はかかるだろうな……それまでに何もなければいいが」


もたれかかるように椅子に座り込んだトールは祈るように目を瞑った。

その願いは、良くも悪くも裏切られてしまっていることをトールはまだ知らなかった。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



地平線から太陽が顔を出したばかりの早朝、村の外れにある空き地を整備した鍛錬場でゴブ筋とカケルの2人が武装して対峙していた。


「ゴブ筋、準備はいいな。いくぞ! 」


対峙したゴブ筋が頷いたのを合図にカケルは、前に出る。

数メートルという距離は今のカケルにとってはあってないようなものである。地面を蹴って飛び出してきたカケルはゴブ筋との距離を一瞬で詰めると右足を前に踏み込み勢いを殺しながら腰の鞘から剣を抜き放ちそのまま下から掬い上げるように剣を振った。飛び込んできた時の勢いと全身の筋肉をフルに使った初手から必殺の一撃。それをゴブ筋は見た目に似合わぬ素早さで体の前に盾をすべり込ませて受け止める。ガギィィンンと大音量の金属音が辺りに響き渡る。


「今のはよかった」


「ッ! 」


カケルが危険を感じてその場から飛び退くと、僅かに遅れてカケルが立っていた場所にゴブ筋の大剣が振り下ろされる。地面に触れる直前で止められたが、その時に生じた風圧で辺り一面の砂塵が巻き上がる。


今の直撃してたらやばくなかったか!? と内心冷や汗を流しながらカケルは再び前に出る。

さっきと変わらず正面から突っ込んでくるカケルにゴブ筋は合わせるように大盾を前に突き出す。カケルは、大盾に当たる直前に後ろへ飛んで回避すると大盾を大きく迂回してゴブ筋の横へと回る。


「もらった! 」


「甘い」


斬りかかってくるカケルに一言そう零してゴブ筋は、大剣を握る左手を無造作に横に振り払った。


「無、理ィッ! 」


既に斬りかかる体勢に入っているカケルに横から大剣が迫る。カケルは咄嗟に腰を捻って高跳びのように迫る大剣を飛び越える。


「気を抜くな」


空中で一回転して足で着地したカケルにホッとする間もなく容赦ないゴブ筋の追撃が入る。カケルに向き直ったゴブ筋が今度は盾で横殴りに叩いてきた。


「ガッ! 」


これは躱せずカケルは盾で強かに殴られ宙を舞った。二メートルくらい空を飛び頭から地面に落ちたカケルは、着地の際に辛うじて受け身には成功したが勢いを殺し切れずにゴロゴロと地面を数メートルほど転がる。


「――ッつ! 」


頭を押さえて立ち上がったカケルは全身を駆け巡る痛みに顔を顰めながらも剣を構える。その様子を追撃せずに見守っていたゴブ筋は、盾を手放し両手で大剣を握りしめた。



「村長、次だ」


「ああ、こい! 」


ギリッと奥歯を噛みしめ気を引き締めるカケルに、ゴブ筋は満足げな笑みを一瞬浮かべてすぐにそれを消すと、腰を落として大剣を中段に構える。


「いくぞ」


そう言ってゴブ筋は、前に出る。カケルの初手を真似るように地面を蹴って前へと飛び出したゴブ筋は、瞬く間のうちに距離を詰め、大剣で胴を薙ぐ。それをカケルは合わせるように自身も剣を横に振るう。


ゴブ筋の大剣とカケルの片手剣がぶつかり合いガギィィンと耳障りな金属音が響き渡った。


端から見ればそれは無謀な行為。方や二メートルを超す巨漢で重量の大剣を小枝のように振るう筋肉隆々のゴブ筋、対してカケルは、ゴブ筋と比較すれば華奢に見える体にゴブ筋の大剣と比べて長さも幅も半分近い細身の片手剣。正面から受ければ細身の剣は砕けてしまいそうで、よしんば剣が砕けなくとも力負けしてカケルガ吹き飛ばされてしまうのは想像に難くない。


しかし、予想に反しカケルの片手剣が砕けることがなければ、カケルが力負けして吹き飛ばされることもなかった。見かけによらずカケルの筋力値はゴブ筋と大して違わず、耐久特化の片手剣は、これくらいの無茶で砕ける心配はなかった。


拮抗した力のぶつかり合いで、鍔迫り合いが起きる。ゴブ筋の力に屈することなくカケルは、奥歯を噛みしめて対抗する。


「ォォオオオオ! 」


お互いの剣が弾かれる。カケルは弾かれた剣を握り直してゴブ筋に袈裟切りをするも大剣に阻まれ防がれる。


何度もお互いがお互いの剣をぶつけ合い、辺りに耳障りな金属音を響き渡らせながらどちらも一歩も引かない戦いが繰り広げられる。


息つく暇のない目まぐるしい剣戟は次第にゴブ筋が優勢になってくる。初めは五分五分だった攻防も、技量の上回るゴブ筋が押して次第にカケルは防戦一方になっていく。一歩、また一歩と後ろに後退するカケルは、それでも必死に喰らいついてゴブ筋の猛撃に合わせて剣を振るう。


何十合目か、最初に音を上げたのはカケルの剣だった。何十回と大剣と打ち合った鉄の剣は、ついに半ばからぽっきりと折れてしまう。


「あ」


思わず、といった風に声を漏らすカケル。

折れた自分の剣を見て、迫る大剣を見て、ゴブ筋と目が合う。

カケルの目は、痛くしないで、と全力で訴えていた。


「善処する」


その言葉と共にカケルは体に十数撃の連打を叩きこまれ空高く舞い上がった。



薄れていく意識の中、嘘つき……と零して意識を失った。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



「うっ……ううん」


体の中に温かい何かが入り込んでる感覚に、沈んでいた意識が浮上した。

目を覚ました俺は、体を起こして周りを見渡す。


側に何故かレナがいる。

ここは……鍛錬場か。


俺は……ああ、そうだ。ゴブ筋に顎にいいの一発もらったんだっけか?

今日でこれで何回目だっけ? 剣でしこたま打ち込まれたのと、鳩尾に足先を蹴り込まれたのと、地面に投げられたのーだから、四回か? あ、違う。締め落されて五回か。


今日も結局、ゴブ筋にまともに攻撃当てれなかったな。というか素手じゃないとゴブ筋の体に触れないな。


そう言えば、ゴブ筋の姿が見当たらないな。


「レナ、ゴブ筋は? 」


ゴブキン(ゴブ筋)さんならもう行きましたよ。用事があるって言ってました」


「そっか」


レナがここにいるということは、気絶した俺の様子をゴブ筋の代わりに見ていてくれたのかな。そう言えば、目を覚ました時に感じたあの感覚は、回復魔法を使った時に似ていた。レナが回復魔法を使ってくれたのかな。レナが使える回復呪文は最下級の【癒しよ(ヒール)】だけだから、それを使ってくれたんだろう。俺のHP量からしたら微々たる効果しかないけど、それでも気絶した俺を心配してかけてくれたことには変わりない。


「レナ、さっき俺に回復魔法をかけてくれたよな。ありがとな」


レナに感謝しながら笑うと左頬に鈍い痛みが走った。


イテテ、ゴブ筋に殴られた頬完全に腫れてるな。


触れてみると熱を持っているのがわかる。頬だけじゃない。全身至るところに大きな青あざが出来ていた。


「あ、カケルさん大丈夫ですか? 私のだとかすり傷くらいにしか効果なくて……」


頬を押さえる俺の手に重ねるようにレナの手があてられる。細くてすべすべとした手はひんやりとしていて冷たい。


「あー平気平気、痛いのは慣れてるしこれくらいなら自分で治せるから」


レナの手をやんわり頬から離しながら俺は、無詠唱無声で【火精の活力】を使って見せる。

思考操作、と呼ばれる声に出さず鍵とな呪文(スペル)名を心の中で唱えて、発動させる高等テクニックだ。声を出せない水中や隠密行動中には必須のプレイヤースキルのひとつだ。久しく必要として無かったテクニックだし、ゲームの時とは違うので出来るか分からなかったが、最近また出来るようになったのだ。因みにアーツなどにも応用が効く。


「ほら、これで治った」


体の中に温かい何かが入り込んでる感覚と共に体中の痣が消えていき、内出血したことで生まれた頬の妙なしこりも消えていくのを感じながら俺は、レナに笑いかけてみせる。


「いつも思いますけど、カケルさんの回復魔法って私のとは比べものにならないくらいすごい回復力ですよね」


レナは、腫れが引いた俺の頬を再びそっと触れながらやや呆れと尊敬が入り混じった表情で話す。


「まぁね。剣とは違って魔法は限界まで鍛えまくったからね。大抵の怪我は自分で治せるよ」


お陰で、骨が一つ折れたくらいではゴブ筋との組手が中断されることがないのは皮肉な話だと思う。

ちょっと前の朝の鍛錬の時にゴブ筋の蹴りが脇胸にいいのを一発もらって肋骨が本当に折れたことがあったのだが、その時打撲や捻挫の経験はあっても骨折を経験したことがなかった俺は肋骨の辺りが骨が折れたように痛いなと思いながら戦ってた。ゴブ筋は蹴った時の手応えからずっと骨折に気付いていたみたいだが、どうせ組手が終わったら治せる程度の怪我だと判断して大して気にせず、容赦なく俺を叩きのめしてくれた。朝稽古が終わった後にゴブ筋からサラリと「村長、肋骨折れてるぞ」と指摘されて、ゴブ筋は気付いていながら組手を中断することなく容赦しなかったと知った時にはコイツ鬼かと思った。


「………私が癒し(ヒール)をかける必要なんてなかったですね」


「いやいや、そんなことないよ。俺としては魔法の効果の大小よりもレナが心配して俺に回復魔法をかけてくれたことが嬉しいよ」


「……ホントですか? 」


「うん。本当に嬉しかったよ」


可愛い女の子に怪我の手当をされて迷惑だなんて思う男なんているわけがない。

俺の言葉にレナは「そうですか……」と答えてしばらく何やら考えているような思案顔になる。


「あの、カケルさんに頼みたいことがあるんですけど……」


そう言って、レナから告げられた頼みごとに俺は笑って頷いた。


「ああ、もちろん。喜んで引き受けるよ」



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



あの後、俺は体の汚れを魔法で落としてミカエルのところにレナを送った。レナは最近ミカエルのもとでレオンと一緒に魔法を教わっている。きっかけは、あの晩あった盗賊討伐だったように思う。

俺たちが帰ってきて初めて盗賊討伐の話を知ったレナ達の反応は様々だったが、顔見知りのいる近隣の村や行商人が盗賊に捕まっていたことを知った時のレナの取り乱しようや、捕らえた盗賊がいることを知った時の殺してやると言って聞かないアッシュの暴走は、本当に酷かった。その出来事でレナ達に何らかの変化を与えたように思える。


あの盗賊討伐からすでに2週間の時が経っている。

あの夜にあった盗賊討伐で盗賊32人の内16人を捕縛し、虜囚となっていた人98人の内57人を保護して、討伐した盗賊を含めた57人の遺体を回収した。


虜囚となっていた人達は一旦俺の村で保護することになり、捕らえた盗賊は牢屋を作りそこに収容することになった。また、討伐した盗賊は速やかに【神火】による火葬が行なわれ、虜囚となっていた人の遺体は、操紫が死化粧を行なった上で2日後に葬儀が行われた。その時の葬儀では、遺灰を畑に撒かずに壺に入れて保管するなど以前行った葬儀と一部違う点もあったが葬儀は厳かに進められた。


最初の1週間は保護した人達の住む家の用意であったり以前住んでいた村の調査だったり、盗賊の残党がいないか捜索したりと村はバタバタしていたが、ここ数日はやっと落ち着いてきた感じだ。

保護した人達の仲間達に対する反応は、初めは人の姿をとっていないサタンや黒骸たちを見かけては悲鳴を上げたりビクビクしていたが、最近では慣れたのか悲鳴を上げることはなくなりサタンたちの挨拶に返事を返せるくらいの余裕は出てきている。行商人の護衛を務めていた傭兵の人達なんかは、職業柄色々な種族を見てきたらしくいち早く仲間たちと打ち解けていた。


保護した人達の多くは近隣の村で暮らしていた人達で村を盗賊に襲われ攫われてきた人達だが、中には行商人をやっていた人やその護衛を務めていた傭兵の人達もいた。


攫われてきた村人達は、村自体が盗賊に壊滅させられて帰る場所を失くしているのでしばらくこの村で静養することになっているが、行商人のアサルディさんや傭兵の人達は近いうちに拠点にしている街に戻ることになっている。とは言っても体の傷が魔法で治っても心の傷は治ってないので静養のためにもうしばらくこの村に滞在することになっている。その時には、傭兵の人達の装備などをこちらが用意する話になっていたりする。対価としてこの世界の知識や体で支払ってもらっている。


捕らえた盗賊は、アサルディさんたちが街に戻る時に一緒に連れていき衛兵に引き渡すことになっている。

あの盗賊たちは【夜鷹の爪】という巷で有名な札付き凶悪盗賊団だそうで、元々は隣の領地で暴れている盗賊団たちだったらしいが最近そこで大捕物が行なわれて逃げてきた残党なのではないか、というのが傭兵のリーダーのバッカスさんの話だ。実際、捕らえた盗賊に聞いたところ当たりだった。【夜鷹の爪】は下っ端でも所属しているだけで報奨金がでるそうで、中には個人で賞金のかかっている者もいるようで結構な報奨金が支払われるだろうということだ。

あと、レナ達の村を襲った盗賊も別口で逃げていた【夜鷹の爪】の残党だったことが判明した。今回捕らえた盗賊とは元は同じ盗賊団だったという以外の接点はなく、バラバラになってからは把握していなかったらしいが、以前小鴉が証拠として俺に渡したあの剣に【夜鷹の爪】のシンボルマークである鷹の翼と爪を模した印がついてることから判明した。


このことから他の【夜鷹の爪】の残党が今もどこかに潜伏している可能性があるが、捕らえた盗賊たちすらまだ他にいるのかも把握していないので、現状小鴉やポチたちが村周辺を警戒するくらいのことしかできない。いないことに越したことはないけど、何かあってからは遅い。今後天狐たちに相談して何らかの有効な対策をとっていこうと思っている。



まぁ今日のところは、これから向かうことになる盗賊に襲われて壊滅した村のことで手一杯になることだろう。今から気が重いが、他人任せにも出来ない。出来る限りのことはしようと思う。


……吐かないように朝飯はやっぱり抜いた方がいいかなぁ


癒しよ(ヒール)

【無魔法】の呪文(スペル)

無属性回復呪文の中で最下級の呪文であり、全ての回復系統の呪文の中でも最下級の回復魔法の初歩中の初歩の呪文。

MPを消費してHPを回復する。MP消費量に応じて任意にHP量を回復させることが出来るが、非常に効率が悪い。

他の回復呪文とは比べて、すごく手軽に憶えられるので魔法を使い始めた序盤では、他の回復呪文を覚えるまで重宝する呪文だが、他の回復呪文を覚えてからはめっきり使わなくなるような呪文。

怪我に関しては基本的に、出血を抑えたりかすり傷を和らげる程度しか効果がない。



無詠唱と『思考操作』の違い

無詠唱は、魔法スキルの習熟に伴う補正の1つである呪文詠唱の破棄。

発動の鍵となる呪文(スペル)名を唱えたりする必要がある。


思考操作は、プレイヤースキルの一種で、音声やタッチなどを行なわずに画面の操作や呪文やアーツの発動を行なう技術。かなり難しい高等テクニックだが、戦闘中や魔法の複数同時操作などには必須の技術。

慣れると、詠唱破棄なしで詠唱文すらも声に出さずに読んで発動させることができるようになる。



明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。


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