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考えないようにして

 私の加護がインフレしている件について。

 そろそろ私は何があっても驚かないかもしれない。

 しかもシルフ、あれだけ会った加護をそれほど時間もかけずに覚えてしまったらしい。


 意外な特技が発覚したなと思いながら、クロト達の家からヘレンと一緒に私の別荘に送ってもらう中、私はじっとシルフを見つめた。

 こうしてみるとイケメンで一緒に遊んだ程度でシルフの事はあまりよく私は知らない。

 ただ、いい人だなと思う。


 そこでシルフが私を見た。


「リズ、どうしたのかな? さっきから俺の顔をじっと見て」

「うん? 私、シルフの事をよく知らないなって。加護も一瞬で見て覚えてしまったみたいだし」

「リズの事はみんな覚えておきたいんだ、楽しいし」

「楽しいの?」

「うん、ケーキも、リズと話して遊びに行くのも全部」


 シルフが心から楽しいというかのように、私に微笑みかける。

 屈託のない笑顔。

 裏に悪い感情も見えず、ただただ私と一緒にいるのが楽しそうだ。


 そう思っているとそこで、


「明日はどうする?」

「そうだね、森にはいってみたいかな。この村の雰囲気は今日の市場で分かったから、周りの森を見てどんなものがあるか知りたいわ」

「リズがいるからまた変わっているかもしれないけれどね」

「……」


 私は自分の沢山ある加護が森にも影響しているかもしれないと思った。

 でもそこは、考えないようにして約束を取り付ける。

 それから別荘に帰り、野菜を料理人に渡して、私はクッキーを作る。


 焼き上げ、冷やしている間に手紙を書く。

 それから、冷えたクッキーを箱に詰めて一緒に手紙を添えて、郵送所にそれらを持って行ってもらったのだった。

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