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062話「リザードマン①」

俺はイーグナーを率いて沼地へと戻ってきた。


沼地帯を抜けてリザードマン達が群れをなすエリアへとやってくる。


「イーグナー部隊、放て」


ヒュンヒュンヒュンヒュンッ


イーグナー部隊が465体によるスピアの雨をリザードマンの群れに降り注ぐ。


一撃で半数以上を削るが、生き残っているリザードマン達は死んだリザードマンの持っていたロングスピアを投げて反撃してくる。


「次、放て」


上空で旋回してスピアの雨を降らしてリザードマン達を倒していく。


「空の優位は相変わらずか」


一方的に攻撃が通り、反撃が届きにくい位置にいる。


戦場に降りてリザードマン達の素材を回収する。


「これ使えるな」


リザードマン達からドロップするロングスピアは木製の柄に鉄製の槍先が付いている物だ。


ミノタウロスボーンスピアよりも重いが鉄の比率が一割未満ならスケルトン達も持てるようだ。


【耐魔のロングスピア】

 攻撃力:40

 耐久値:100

 素材①:太の枝×1

 素材②:鉄の穂先×1

・魔法に対する耐性を持ち弾く事が可能。


「ロックバードにも装備が整えられればな」


・・・


「スケイルアーマーなら作れるぞ」


リザードマンからとれた鱗で鎧が作れないか相談した所、ケンタウロスのオウガが答えてくれた。


「しかし、こいつに装備できるのか?」

「さぁな」


ロックバードにスケイルアーマーを付けさせようと言う話だ。


「しばし待て」


鱗を持って工房に入って暫く待っていたら出てきた。


「ロックバード用に大きく作ってみた」

「着けらえるか・・・」


≪装備できません≫


「駄目か・・・」

「鱗をもっとくれないか?」

「有効に使ってくれ」


持っている鱗をすべて渡しオウガは工房へと持っていった。


スケルトン系が装備できる種類は革までの様だ。


鉄や鱗の鎧は装備出来ないと判明した。


骨で一応ロックバード用の鎧を作ってみたが、固さのある防具だと飛行能力が若干阻害されるようだ。


「頼んだぞ」

「任された」


革のプロであるダークエルフ達に頼んで作ってもらう。


【死霊召喚】

 召喚名:スケルトンロックバード

 媒体①:鳥の死体×1

 媒体②:

 媒体③: 

 媒体④:

 消費魔力:75

 体力:120/120(+40)

 魔力:0/0

 攻撃力:21(+7)

 防御力:52(+6)(+34)

 頭:ミノタウロスレザークロスバンダナ

 体:ミノタウロスレザークロスメイル

 足:なし

・飛行能力


これなら一撃くらい耐えられるだろう。


リザードマンの反撃で何体かロックバードが崩されて撃墜されたからな。


少し底上げして再びリザードマンの沼地へと訪れる。


「おっ?」


意図しない所でリザードマンとアリゲーターが戦いになっている。


沼から出てきたアリゲーターがリザードマン達の住処に向かって戦いになったんだろう。


既に何十というリザードマンが死体となって転がっている。


アリゲーターも傷を負ってもなお戦っている。


「イーグナー部隊、やれ」


新たに手に入れたロングスピアを雨のように2種族へと落とす。


ギシャァアア!


互いに目の前の敵を見ていたのが仇となりモロにイーグナーの攻撃に晒された。


バッタンバッタン


アリゲーターが暴れまわりリザードマン達の数が減らされていく。


「放て」


立て続けにロングスピアの雨を降らせて体力を奪っていく。


リザードマンが全て倒れて、残ったアリゲーターも瀕死状態だった。


「引導を渡せ」


圧倒的強者だったアリゲーターも上空からの攻撃になす術もなく倒れていった。


・蜥蜴人の鱗×500

・耐魔のロングスピア×100

・鰐の鱗×30

・鰐の尻尾×1


地上に降りて素材を回収する。


「これは消耗品にカウントされないのか?」


地面に突き刺さったロングスピアはそのまま残っていた。


敵に当たったものは消失していたから放ったら戻ってこないものだと思っていた。


俺が作り出したスピアは消耗品としてカウントされていたのにな。


再利用が出来るなら良しとしよう。


「あっちか」


リザードマンが増えていく方向へ向かって飛行する。


「あれが、リザードマンの住処か」


遠くから見えていたが大きな丘が聳え立ち、リザードマン達は丘に掘られた洞穴から出てきていた。


これまで外での戦いが主だったが屋内戦闘になりそうだ。


どうやらイーグナー達の出番はここまでの様だ。


近接戦闘用のスケルトン達を用意しないと勝てないな・・・


一度、戻って準備を整える。


屋内戦でありどの位狭いのか分からない・・・


「顕現:スケルトンスカウト」


シュタッ


「中の様子を見てこい」


カタタッ


スカウトを中に侵入させる。


「視覚共有」


フッ


スカウトと同じ視界に切り替わる。


中に入れば大広間がすぐに表れて、リザードマン達が自由に過ごしている。


物陰に隠れながらスカウトは奥へと進む。


広間の奥には更に奥へと続く通路が数か所掘られている。


近い通路へと進む。


キシャァアア!


直ぐにリザードマンに見つかり後退せざる負えなくなった。


広間まで戻ってくるが他のリザードマン達に囲まれてスカウトの視界は消えた。


「まずは広間のリザードマンを倒さないと進めないか」


大広間といえど天井はそこまで高くない、安全圏からの攻撃は出来ないに等しい。


「正面突破だな」


時間を掛けて戦力を整えてリザードマンの住処へと侵入する。


「顕現:スケルトンファランクス、スケルトンセイバー、スケルトンブレイダー、スケルトンマジシャン、スケルトンスカウト」


単独で中へ入り、スケルトン達を一気に解放する。


「防御陣形!」


ファランクス200体の壁で防御陣形を整える。


セイバー、ブレイダー、マジシャンは75体、スカウトは40体の465体の総戦力を出す。


キシャァアア!


リザードマン達が侵入者である俺達を認識すると突っ込んできた。


「集団戦はしてこないのか?」


近いリザードマン達から突っ込んでくる。


指揮者なしの状態だとそんな物なのかもしれない。


至る所でリザードマンがファランクスの盾に阻まれる。


「スカウト部隊、マジシャン部隊は順次攻撃開始」


短弓を構えたスカウトと魔法の矢を放つマジシャンが攻撃を開始する。


数で襲い掛かってこないリザードマンは恐ろしくない。


グォオオオオオオ!


ズシンッ


広間の奥からひと際大きな咆哮が響く。


リザードマン達よりも二回り大きい個体が現れた。


【ドラゴニュート(Lv37)】


ドラゴニュート!? 


リザードマンの進化先って事なのか?


確かにワイバーンと同じ翼を背中から生やしている個体だ。


あと異様に大きい武器を片手で持っている。


薙刀に近い形のグレイブと呼ばれる武器だったか?


バサッ


「飛ぶのか!?」


ドラゴニュートは空を飛び、急接近してくる。


「スカウト部隊、マジシャン部隊は奴に一点集中しろ」


ヒュンヒュンヒュンッ


矢と魔法の矢が飛んでくるドラゴニュートに殺到する。


グォアアア!


グレイブの横薙ぎ一閃で矢が薙ぎ払われ、魔法の矢が消失した。


「なん・・・だと」


ファランクスの壁を越えてきた。


「セイバー部隊、囲え!!」


慌てて指示を出すも、セイバー達の防御力では歯がたたないのか一撃で数体単位で崩されていく。


「ブレイダー部隊、援護しろ」


更にブレイダー部隊に攻撃命令を出すが、ドラゴニュートの防御力が勝っているのか浅い傷が残るだけだ。


バキィッ


グレイブの一振りで数体のスケルトンが崩れ去っていく。


圧倒的な攻撃力の前では数の暴力も通用しない一面を見せる。


「マジシャン部隊、ダークボールを放て」

「「「「「ダァアァクボォオル」」」」」


75発のダークボールがドラゴニュートの周囲に居たスケルトン達を巻き込んで着弾する。


チェインコンボを無理やり発動させる。


パラパラパラパラ


一緒に巻き込まれたスケルトン達の破片が落ちてくる。


「やったか?」


煙が徐々に晴れてドラゴニュートの姿を現す。


「十数体の犠牲が無駄かよ」


グルルルゥッ


ドラゴニュートの至る所にダメージ痕は残っているがしっかりと立っている。


「俺が相手するしかねぇな」


杖から剣と盾に切り替えて、前へと出る。


「これ以上手下が倒されるのは困るからな。早々に退場してくれ」


剣と盾を構える。


グルゥアァア!


紅い双眸が光を放つ。


「ここでスキルかよ」


グレイブを連続で俺に向けて振るう。


近くのスケルトンが巻き込まれて崩れ去っていく。


ギィン


盾で何とか防いでいるが耐久値がガリガリ削れていく。


シュンッ


一瞬にして杖に切り替える。


「ダークボール、ダークアロー、ダークフレアアロー」


スキルが終わるタイミング見計らって至近距離で魔法の三連発を放つ。


グルァアア!


辛うじて炎症ダメージがあった程度でドラゴニュートは追撃とばかり襲い掛かってくる。


バキッ


杖でガードするも一撃でへし折れる。


「シッ」


グレイブの一撃を紙一重で避けて、攻撃範囲の内側へと潜りこむ。


グルゥ!?


「なにも武器が攻撃手段じゃねぇ!」


ガッ


ドラゴニュートの腕と背中の翼をがっしりと握って柔道技でいう大外刈りを放つ。


ドダァアンッ


「これがフリースタイルオンラインの醍醐味だ!」


スキル外スキル、システムに乗っ取られない攻撃手段だ。


ググッ


ドラゴニュートは立ち上がって俺にグレイブを構える。


予想外の攻撃に警戒が働いている。


「さぁ、来い!」


グルァアア!


ドラゴニュートが咆哮を上げてグレイブを振りかぶった。

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