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055話「湖」

今日から1日1投降に戻します

俺はロックバードの背に乗って他の地域を見回っている。


ミノタウロスの荒野より少し北に行った所に巨大な森があり中央部には森に負けないくらい広い湖が存在している。


その奥には草原、山、沼地が遠目からでも見えた。


それ以外の周囲は山脈で囲われている。


まずは中央部にある湖に向かうべきか・・・


湖の森を抜けなければ、他のエリアにたどり着けない感じであった。


一旦、拠点へ引き返して準備を始める。


今回は森を進むため、ファランクスとイーグナーは参戦させずセイバー、ブレイダー、マジシャンの3種を中心に戦力を整える。


「ハデス王よ、ミノタウロスの毛皮で作った革鎧が出来上がったぞ」

「もうか」


ミノタウロスの毛皮で革鎧を作ってもらっていた。


「これほど上質なものを我らに回してくれるとは」

「余っていたからな」


骨は俺達が大量に消費するが、毛皮は殆ど消費しないためダークエルフの里に回して有効活用して貰っている。


その代わり、革鎧を作ってもらった。


謎だったストライカーの進化先を見るためだった。


ストライカー・・・つまり弓兵だったんだが、弓を使う職業にはもう一つの道があると思いついた。


MMORPGの職業選択で最初の方に出てくるスカウト系だ。


あれは大体革鎧に短剣や短弓を持ったりしている。


このゲームがそこに当てはめているかは分からないがそう思いたい。


【死霊召喚】

 召喚名:スケルトンスカウト

 媒体①:〇〇の死体×1

 媒体②:牛頭の骨×83

 媒体③:牛頭の毛皮×280

 媒体④:なし

 消費魔力:169

 体力:270/270(+90)

 魔力:0/0

 攻撃力:84(+14)(+42)

 防御力:126(+12)(+90)

 頭:ミノタウロスレザーヘッドギア

 体:ミノタウロスレザーチェスト

 腕:なし

 腰:ミノタウロスレザーパンツ

 足:なし

右手:ミノタウロスボーンショートボゥ

左手:ミノタウロスボーンアロー

・セットボーナス、5か所(防+10)

・フルセットボーナス、7か所(攻+5、防+5)

・索敵

・移動速度5%低下


≪スケルトンがスケルトンスカウトに進化しました≫

≪死霊召喚:スケルトンスカウトが増えました≫


レザー装備にすると若干移動制限が掛かってしまうな・・・


ミノタウロスボーン装備を代用したらスカウトにならなかったのはレザー系を装備するのが条件なんだな。


兵種スケルトンにスキルが加わっているな。


・索敵

 自身の中心とした敵対生物の情報(位置、名前、レベル)を得られる。


なるほど、索敵しながら進む・・・まさに斥候の名前に恥じない能力か。


スケルトンスカウトを量産して広範囲の索敵ができるようにする。


「スカウト部隊、散開して索敵を開始しろ」


ミノタウロスの荒野でスカウトの能力を再確認する。


ブワッ


スカウト達が四方に散開して、ミニマップ上にミノタウロスの位置、名前、レベルが次々に表示されていく。


スケルトンドックの役目は無くなってしまったな。


ドドドドドドドドドッ


「まぁ、そうなるよな?」


荒野で広範囲索敵すればスカウト達に釣られてミノタウロス達を大勢トレインしてきた。


「セイバー、縦横防御陣形」


今回はファランクスを持ってきていないためセイバーに壁役を務めてもらう。


ブモォオオ!!


スカウト達がセイバーの壁を抜けて、後を追ってきたミノタウロス達はセイバーの壁に阻まれて留まる。


ズサァッ


ファランクスでは押し戻されなかったがセイバー達では踏ん張りが効かないようだ。


「ブレイダー部隊、マジシャン部隊」


ブレイダー達がミノタウロス達を囲み攻撃を加えて、マジシャン部隊の魔法で焼き尽くす。


「スカウト部隊も参戦せよ」


返事の代わりに顎をカタカタ鳴らしてスカウト達が動き出した。


ヒュンヒュンヒュンヒュンッ


「走りながらできるのか」


ストライカーの時は立ち止まって射っていたのに比べスカウトは走りながら弓を射っていた。


伊達に防具の各所が無いだけある。


次々にミノタウロス達は倒れていって戦闘は終了を告げた。


「新エリアに突入だ」


・・・


・・・・・・


ミノタウロスの荒野を抜けて、森へとやってきた。


「色鮮やかだな」


ダークエルフ達の故郷の森と印象がガラリと変わった。


「スカウト部隊は索敵開始」


スカウト達には敵の情報をいち早く持ってきて貰うため散開させる。


本隊はセイバー、ブレイダー、俺、マジシャンの順になぜか誰も通っていないのに整備された道を進む事にした。


ピィンッ


【マンティス(Lv31)】


少し離れた場所でスカウトが敵対モンスターと接敵したようだ。


ギギギギギィ!


スカウトが茂みから飛び出してきて、追うようにマンティスが森から出てきた。


「でかいカマキリか」


リアルで見るカマキリを大きくしたモンスターだった。


高さで言えば2mはありそうだ。


キシャァアア!!


マンティスは俺達を認識すると威嚇してくる。


「セイバー部隊、構え」


初見という事もありセイバーを前面に出して盾を構えさせる。


「マジシャン部隊、構え」


大体の蟲系モンスターは炎ダメージに弱い。


火属性魔法は放てないが炎症ダメージがのるダークフレアアローを放たせる。


キシャアアアアア!


マジシャン達の魔法によって燃え上がるマンティス。


ブンッブンッ


両の鎌を振り回して悶える。


ビュォオッ


え?


マンティス全体が突然現れた竜巻によって隠れた。


ヒュオッ


竜巻は収まると所々焦げたマンティスが真っ赤な目をして佇む。


「風属性魔法だったのか?」


初めて見る現象に俺の思考が追い付かない。


シャッ


マンティスが鎌を振り下ろした。


バキャァンッ


後ろに待機していたマジシャンの数体が何かに切り刻まれて崩れ去っていった。


「マジシャン部隊、後退しろ」


何とか指示を出してマジシャン部隊を後退させる。


「エアカッターかカマイタチの類か?」


見えない刃がマジシャンを一撃で壊したとしか思えない速さだった。


「スカウト部隊、やれ」


木々の後ろに隠れていたスカウト達が矢を放つ。


キシャアアアア!


四方八方から放たれた矢は柔らかい体に突き刺さった。


「ブレイダー部隊、四連だ」


怯んでいる内にブレイダー部隊で接近戦を持ち込む。


ミノタウロスに比べて柔らかい体は攻撃が通りやすい。


ギシャァッ!


マンティスが右鎌で薙ぎ払ってくる。


「クロス防御!」


ガギッ


ブレイダー4体のクロス防御で何とか薙ぎ払いは防げる。


キシャアァ・・


何度かの攻撃を加えてマンティスは地に倒れた。


ザクッ


剥ぎ取りナイフを突き刺してドロップ品に変える。


・マンティスの鎌×2

・マンティスの足×6

・ハリガネムシ


寄生虫じゃねぇか!


ウネウネウネウネッ


気持ち悪っ・・・


なんで、ドロップ品を寄生虫にしたんだ運営!!


【ハリガネムシ】

・主にマンティスに寄生する。他の生物に寄生する事もあり体力を奪い続けるアイテムだ。


まさかのアイテムカテゴリかよ・・・


何に使うんだか分からないが一応入れておくか・・・


ダークホール内にドロップ品を入れて出発する。


ザザァザザァッ


「やっと着いたか」


出発してから数時間経過してようやく中心部の巨大湖へたどり着けた。


森はマンティスの縄張りの様で連戦し続けていた。


「顕現:スケルトンロックバード」


ロックバードに乗って湖の上空を飛ぶ。


「何か居るのか?」


水中に何か居ないか覗き込みながら湖の中心部に向かっていく。


「ん?」


キラッ


水中で何かが反射した気がした。


バシャバシャバシャバシャバシャッ


俺を囲むように四方八方から細長い何かが飛び出してきた。


「トライデント!?」


三俣の鉾が無数に飛んでくる。


「緊急回避!」


ロックバードに命令をくだすが間に合わないと分かってしまう。


ブスブスブスブスブスッ


ロックバード諸共俺はトライデントに貫かれて体力を著しく失う。


ロックバードの翼の骨が砕けて飛行能力を失う。


バシャァアアン


水面に叩きつけられて沈んでいく。


ブクブクブクブッ


【マーマン(Lv32)】


基本的に人種に近いが、肌色は青く、所々魚の鱗が体中に生えている。

顔の側面には大きな魚のヒレに近いものが伸びていた。

背中には背ビレのようなものが飛び出し、手には水搔きを有する。

下半身は魚の尾びれの様なものが生えているモンスターが俺を囲う様に待ち構えていた。


ミィイイン


甲高い音が響き、マーマン達が一斉にトライデントを構えて放ってくる。


グサササササッ


身動きの取れない水中で俺はトライデントに串刺しとなり体力が吹き飛んでしまった。


これが数の暴力、たとえ強い個体とはいえこれだけの数に攻め寄られたら勝てない。


勇者に魔王軍と戦えと強要する王様は何を考えているかは分からん、個人が軍に勝てる筈がないんだからな。


≪蘇生ポイントにて復活しますか?≫


YES


≪デスペナルティが発生します。これより30分間は全ステータスが20%ダウンします≫


俺は復活ポイントの礼拝堂で起き上がる。


マーマンとの水中戦が今回の鍵か・・・

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