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020話「対ゴブリンジェネラル戦②」

「撤退!陣形に戻るぞ」


ゴブリンジェネラルの力量は未知数だ。


即時撤退に移る。


俺等は少人数を生かして防御陣形の中へと退避する。


ある程度、引き離したらゴブリンジェラルは追って来なくなった。


今度は逆方向から責め立てゴブリンリーダーを潰してゴブリンジェネラルが来る前に陣形に戻る。


残るはゴブリン30匹とゴブリンリーダー3匹にゴブリンジェネラル1匹だ。


数では互角まで持ってきたがその7割を削っていったのがスケルトン軍団だという事だ。


体力もかなり残っている個体が多い。


「スケルトンソルジャー001、005、009、016、018は後退、座って休め」


体力が減っているスケルトン達を後退させ座って体力回復させる。


5体のスケルトン達が抜けた所で支障は起きないからな。


本物の戦争に休む時間はないのだろうがここで崩れ落ちてもコスト的に困った事になる。


やはり回復方法がほぼ無いのがこうなる結果と繋がったわけなのだ。


ギャギャッ!


時間が経つにつれてゴブリン達の数が減り遂には数はこちらが上回った。


「全軍、総攻撃だ!」


スケルトン達が一斉に武器を掲げ突撃を開始する。


ゴブリン十数匹ではスケルトン達を抑えきれず圧殺されていく。


残るはゴブリンリーダーとゴブリンジェネラルだけだった。


ゴブリンリーダーについては盾を早々に俺の魔法で叩き割り防御力を奪った所で数の暴力で潰した。


グルルルゥ


最後の一匹となったゴブリンジェネラルがうなり声をあげて威嚇している。


逃げられないようにゴブリン達に反包囲網を敷く。


「お前の軍はよく戦った。我が軍も少なからず被害を出していたのが良い証拠だ」


なぜ、俺がゴブリンジェネラルに話しかけているのかはいつの間にかゴブリンジェネラルのマークがレッドからオレンジに代わっていたからだ。


もしかしてと思って話しかけている訳だ。


「グガガ、ガゴゴッ」


ごめん、返答の意味が分からん。


残念な事にゴブリンの言葉は分からなかった。


どうやらジェスチャーで何とかしないとダメなようだ。


「2つの道を選ばせよう。1つ目はここで朽ちるか、2つ目は俺達に道を譲り生き残る事だ」


ピースを最初に出して1の形を出しつつ剣を全員でゴブリンジェネラルに向ける。2つ目の形は全員の武器を収めて奥へ続く道を指さす。


「グガッ!?ゴゴッ」


どうやら迷っているようだ。


ゴブリンジェネラルとして朽ちるか、俺達に屈して生き残るか。


スケルトン達に武器を掲げさせいつでも圧殺できるように指示を出す。


ガバッ


「グゲゲゲッ、ゴゴゴッ」


お、おぅ。


ゴブリンジェネラルは頭を地面につけてよく分からない言葉を話す。


これは降伏ととっても良いのだろう。


「案内を頼むぞ」

「グゲゲゲッ」


俺はゴブリンジェネラルへ扉を開けるよう指示を出すと立ち上がり扉へ向かって走っていく。


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ


木で出来た門はゴブリンジェネラルの手によって開かれていった。


「グゲゲゲッ」


ゴブリンジェネラルは奥へと進み、俺達もついていくように進んでいった。


数十分歩くと村のような場所へと付いた。


なんとも朽ちた村と言った所だろうか・・・廃村にゴブリン達が住みついたような村だ。


殆どの家が原型を留めていなかった。かろうじて屋根がある場所にゴブリン達が身を寄せ合って暮らしているようだ。


ゴブリンジェネラルはここを守っていたのだろう。


≪グランドクエスト:魔王の配下をクリアしました。SPが4増えます≫

≪経験値:2,500取得。報酬としてゴブリンを従える力が発動されます≫

≪ゴブリン氏族を配下に加えた事によりゴブリン語が日本語に変わります。会話もできるようになりました≫

≪今よりゴブリンの村と周辺の領域はプレイヤー:ハデスの所有になります≫

≪死霊術師のレベルが9になりました≫

≪ハデスのレベルが7になりました≫


一気に色々と話が進んだな。


「王よ。こちら、です」


突然、話しかけられ俺は一瞬時を止めた。


いままで何を言っているのか分からなかったゴブリンジェネラルから人の言葉を発したのだ。


これがゴブリン氏族を配下に加えた力の一つという訳か。


「氏族長、残念ながら我が軍は敗れ去りました」


奥に向かうと、白いひげを生やしたヨボヨボのゴブリンが現れた。


「分かった。そちらが王ですな?」


王?


確かにキングではあるが?


「我がゴブリン氏族、フィーレン族はそなたの配下に加わる事を宣言しまする」

「う、うむ。王とはなんだ? 確かにスケルトンキングとは俺の事だが」

「スケルトンの王でしたか・・・魔王になるに相応しい種族ですな」

「魔王?・・・確か魔王は他にいると聞くが?」


公式HPでは魔族大陸には魔王が存在すると書いてあったが?


「現魔王様はこの大陸の何処かに居ると聞いています。しかしながら此度の魔王様はあまり表に出てこない者で魔族大陸では有名ではありません。よって、次期魔王候補の方の下に着く事にしている次第ですじゃ」

「それが、俺という訳か・・・」


魔王への一歩という事はこういう事だったのか・・・


「それもありますが、このジェネラルを打倒したのは事実、我がフィーレン族は配下に加えてもらうほか選ぶ道が無いのが正直な話」

「なるほど、分かった。ゴブリン族、フィーレンの者達を我が配下に加えることを許可しよう」

「ははっ、ありがたき幸せ」


氏族長が頭を下げ、ジェネラルや物陰から様子を伺っていたゴブリン達が平伏していた。


「それで、ゴブリン氏族を従えることは出来るのか?」

「ある程度でございます。我々は力の弱い種族。ジェネラルやリーダー格は稀にしか進化しない個体故、殆どはゴブリン止まりですじゃ」


リーダー各は稀に進化って結構な数倒してきたのだがな・・・アレは運営側が用意したリーダーだったって事か。


「どういった事が可能か?」

「殆どが此度の戦争によって戦える若者たちが死亡してしまったのでこれから繁殖期に向けて食料集めが中心となりまする」

「それは悪い事をしてしまったようだ」

「弱い物が強い物に食われるのは自然の摂理。謝る必要はないですじゃ。我々が生き残っているだけでも幸い」

「そうか、一応聞くが、残っているゴブリンはどれ位だ?」


【ゴブリン族(フィーレン族)一覧】

・ゴブリン雄×15

・ゴブリン雌×45

・ゴブリンジェネラル×1


ウィンドが上がりゴブリンの一覧が現れた。


今回の戦いでゴブリンの戦力を潰した事になるのだろう。


唯一戦えそうなのがジェネラルだけなのだろう。


「ふむ。巡回に出ているゴブリンは居ないのか?」

「巡回を含めて戦争時に全戦力を投入したのでおりませぬ」

「なるほど。現在ゴブリンの領域は狭まっていると考えていいか?」

「戦えるのはこのジェネラルだけですじゃ。いままで我々の領域だった場所は他の種族に侵入されている頃でしょう」

「わかった。ソルジャー010、ファイター001、アーチャー002はこの村の入り口を見張れ。後は我が領域に戻るぞ」


俺は一度、拠点である礼拝堂へと戻る。


荷物を全部ゴブリンの村へと運ぶためだ。


ウゥ~


村の門を出て決戦があった広場を抜けるといままでゴブリンの領域だった場所がゾンビの領域に様変わりしていた。


【ゾンビ(Lv3)】


レベルも1つ上がっている。


「突破せよ」


俺等はゾンビ共を蹴散らしながら礼拝堂へ戻り、急いで葛篭(中)を荷物がある分だけ作り数体のスケルトンに背負わせてゴブリン達の村へと引き返す。


ゾンビの死体から唯のスケルトンを新たに9体召喚させ、道中倒したゾンビから出てくる素材をはぎ取りつつ戻る。

【ステータス】

 名前:ハデス

 種族:スケルトンキング

 レベル:7

 職業①:死霊術師(Lv9)

 職業②:細工師(Lv5)

 体力:555/555(+185)

 魔力:765/765(+255)

 攻撃力:123(+36)(+15)

 防御力:88.5(+24.5)(+15)


【装備】

 頭:なし

 体:レザーローブ

 腕:なし

 腰:なし

 足:なし

右手:ボーンスタッフ

右手:なし


【死霊術師スキル(Lv9)MAX.45】

・死霊召喚[スケルトン]

・死霊召喚[スケルトンリーダー]

・死霊召喚[スケルトンソルジャー]

・死霊召喚[スケルトンファイター]

・死霊召喚[スケルトンガードナー]

・死霊召喚[スケルトンアーチャー]

・ダークボール

・ダークアロー


【細工師スキル(Lv5)】

・ボーンダガー

・ボーンスピア

・ボーンショートソード

・ボーンソード

・ボーンロングソード

・骨弓一式(最下級)

・ボーンスタッフ

・ボーンスモールシールド

・ボーンシールド

・ボーンタワーシールド

・ボーンダガースモールシールド

・ボーンダガーブーツ

・ボーン防具一式 (最下級)

・レザーローブ

・革紐

・革紐 (極細)

・葛篭 (小、中、大)

・ボーンピック    (極細)

・骨の裁縫針

・強制接合皮 (小、中、大、極大)

・回し車「車部分」 (大)

・レザークロス (小、中、大、極大)

・ボーンボード (小、中、大)

・ボーンネジ (小、中、大)

・ボーンハイング (小、中、大)

・ボーンボルト (小、中、大)

・ボーンナット (小、中、大)

・ボーンレンチ (小、中、大)

・ボーンスティック (小、中、大)


【種族スキル】

・骨特化


【召喚物一覧(45/45)】

・スケルトンソルジャー×19

・スケルトンファイター× 8

・スケルトンガードナー× 4

・スケルトンアーチャー× 5

・スケルトン×9

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