第八章　登場人物

アジーノ

入港局の責任者である老婆。船乗りの呪いの解決策を生み出したクレハに恩を感じている。

ヘーデュ商会・常務

商会長の右腕的な存在。商売の邪魔になったクレハをいつものやり方で処理しようとしたが船乗りたちに顎をつぶされ散々な目に合う。最後は自ら呼んだムール男爵の墓穴で粛清される。

ヘーデュ商会・商会長

非常に用意周到なヘーデュ商会の代表。その用意周到さで商会を成長させてきたが最後にはクレハに手を出したことによって破滅してしまう。彼の最大のミスは常務の手綱をしっかりと握っていなかったことだろう。

ムール男爵

ヘーデュ商会の商売敵を貴族の特権で処理する代わりに金銭を受け取る契約を行っていた。最後には相手が誰だか分からずに突っかかり、自滅してしまった。

タルフ伯爵

ムール男爵が貴族の特権を悪用しているとの情報を聞きつけ様子を見に来たところちょうど現場に直面し結果的にはクレハ達を助けることになった。その後はクレハが開発した醤油が気に入ったため、タルフ伯爵が育てたコーヒーと交換を行う取引を行うようになった。

ベスト公爵

ラルチュ軍務大臣の策略によって恥ずかしい噂が広がってしまった哀れな公爵。しかしながら最後はカロを帝国のスパイとして国王の前に連れていったことによって貴族たちの間では英雄的な扱いになっている。一方でクレハに乱暴をしている所をクレハ商会のファンに見られてしまい領地の経営は瞬く間に傾いてしまっている。

カロ

ベスト公爵に偽のコーヒーを売りつけた商人。実際にはただの大豆を焙煎し、お湯で抽出したヤバい液体。ラルチュ軍務大臣の命令によってクレハ商会を陥れるために工作をしていたが最後にはスパイということで処理されてしまう。

ラルチュ軍務大臣

クレハの義理の祖父でサンドラの実の祖父。サンドラがクレハ商会を欲しがったため何とかして手に入れようとしたが作戦は失敗。しかしながら可愛い孫娘の頼みを何とかして叶えたちと考え次の手を考えている。