冴えない作品の育てかた
[前回の話]
知らなかった話
[今回の話]
解っていてもできない話
なんか最近の質問板を見ると──
PVがつかないのですがどうすればよいでしょうか?
こんな質問をよく目にします。
それに対しいろいろと丁寧な返答をしている方々を見ていて思うのは、その人たちっていい加減辟易してこないのだろうかということ。
というのも、最近のそういうのは大抵書き始めたばかりの新人さんで、連載を始めて僅か数話。物語の起承転結の起の部分が始まるか否かの状態が多く、これで何を評価しろと──いや、文章力等の技術とかは可能ですけど、肝心の内容の面白さはというと、肝心のそれが見当たらないという滑稽さ。
まあ、気持ちは解るのですがはっきりいって焦り過ぎ。
かといって、よく目にする10万文字目安という意見も、実際のところはそれも微妙。
ではどうすればよいのか?
その答は──
そんなことは知らん!
知っていればとっくに私は人気作家だ!
まあ、些か相手を小馬鹿にした意見ですけど、多分多くの底辺と呼ばれる作品投稿者たちはこんな風に思うことでしょう。(笑)
ですが敢えていうならば、やはり物語の起承転結をはっきりとさせることでしょう。
序盤は一話ごとに話を完結させ、それを数話繰り返すことで作品のイメージを読者に伝える。それがまた起承転結になっておればなおのこと良し。
そうやってそれを物語として大きな規模にしていく。
起承転結の中の起承転結、そしてさらにその中の起承転結というフラクタル構造、多分これが作品の理想だと考えます。
──などと偉そうに語ってみましたけど、実は何だったかの漫画からの受け売りです。(笑)
こんな風に偉そうなことを言っておきながらもそれを実践できていない私。
正に言うは易し行うは難しです。
まあ、考えるよりも行動しろなんて言葉もありますし、書きながら考えることにします。(笑)




