詠んでみた その12
[前回の話]
スターダム?
[今回の話]
星の祭り?
今日は7月7日七夕祭りです。いや、本来は旧暦の方が正しいみたいで今年は8月29日らしいのですが、明治以降は新暦が一般的なようなので今回はそれに倣うということで。
そんなわけで風流を愉しむべく久々に俳句とかをやってみようかと思います。
笹の葉に 言の葉結ぶ
星の夜
星空の下、笹の葉に短冊を結ぶ。
言葉にすればそれだけですけど、でもそんな雅さも偶には好いと思いませんか?
続いては五色の短冊それぞれの色に因んで詠んでみようと思います。
子どもらの願い
藹々 青短冊
まずは青。
五常の徳の仁に因んでみました。
仲よき事は美しき哉ってやつですね。
親想う赤短冊の面映ゆし
続いては赤。
五常の徳の礼です。
熱血で強烈な色かと思っていたら、意外にも照れ屋で赤面の赤だったようです。
織姫に縋る良縁
黄短冊
今度は黄色。
五常の徳は信であり、五徳は禄ということで信用されるし、金回りも良い。
他にも安定、調和、希望等といった意味合いを持つ色ですので当然モテモテ。そりゃあ肖りたくもなります。
金!金!金!
これが白短冊に書くことか……
白は五行の金の属性。
五常の徳は義。五徳では官。
黄色とは相生の関係でありサポートは万全。ズバリ人脈チートな勝ち組な色です。
でもだからってこれはない。法と秩序の色なのに……。
紫短冊
願い事書いたし さあ勉強!
受験生は大変。
気分転換の息抜きも好いですけど、やはり神頼みよりは地道な努力。そういう人間こそ報われてほしいです。
織姫もやはり短冊はピンクかな
最近の短冊は五色に囚われないようです。
だとするとやはり織姫も女性ですし、古く堅苦しい短冊よりも新しく可愛いオシャレなものの方を喜んでそうな気がします。
もしかするとピンクだけでなく、金色や銀色といった派手なものもを好む可能性も。
牽牛がピンクの短冊で叱られる
気持ちは解るけどそれはない。
最近はコンプライアンスが厳しいから……。
天の川
鵲が呼ぶ鸛
この句はコンプライアンス的にアウトかも……。
織姫と泥棒鵲とロッシーニ
もちろん冤罪です。きっと。
織姫が鵲の羽根で機を織る
憐れ、鵲……。
『めぐり逢い宇宙』は七夕?
違うだろ!
これもお約束のボケか……。
短冊と浴衣姿の愛娘
妄想です。娘はいません。
二つ星空から見守る地上かな
地上から天の川のふたりを見守るように、彼らもまた地上の恋人たちを見守っている。そんなロマンチックな想像で今回の締めとしたいと思います。
お付き合い、ありがとうございました。




