作中の魔術一覧
アーツ
魔力に形を与える魔術。悪魔の実体の作り方とかなりにてる。
特徴は
摩擦が限りなく0に近い。(術者はその限りではない。)
質量が周囲と同じになる。(空気、水、地中など。作られたときその表面に最も多く直に触れている物に影響される。)
魔力供給が途絶えると霧散する。(つまり、術者から離れると。)
かなりの硬度でまず、破損や変形しない。
淡く発光している
また、効果付与ができる。
弾性の変化。ただしあげていくと反比例し、硬度が下がる。
魔方陣に細工し、熱くなる、爆発する、伸びる等も可能。
ただし、弾性を変更したら効果付与は出来ない。また、一つの魔方陣で一つ作れる。魔力の消費は体積と質量に比例。
消音
音を出さなくする魔術。回りの音は通すよう細工されており、複雑な魔方陣には書くのも魔力を流すのもそこそこの腕が必要。
不可視
自分の光を反射させずに後ろの光景を回折して持ってくる。つまり透明になる。難易度は消音と同じくらい。
防音
自分の周囲で一切の音を遮断する。空気の過度な動きを止めるだけなので簡単だけど使用者も音が聞こえない。
影作り
任意の物体の反射を無くす。真っ暗に見えるので、辺りが明るいと目立つ。
無変速加速
任意の物体をいきなり設定した速さにする。速さ0で停止する。加速時間が要らないため初動が早く、理論が単純で細かい設定が無いので難易度は高くない。無事にすむとは言えないが。
状態結晶化
任意の物体を固定する。その形状から変化出来ないが効果時間は長くない。全体に対して全影響を遮断するため、魔方陣はかなり複雑な物で難易度がとても高い物。一切の変化を受け付けないため、その物体の時間を止めているようにも見える。
強風
名前の通り。込める魔力量や魔方陣の書き方で範囲と強さがかわる。
浮遊
任意の物体に浮力を与える。重力と同じになりやすく、流す魔力を変速して浮力を強弱する。また、重さで消費魔力量が変化する。軽いと少ない。魔方陣よりも魔力操作が難しく、魔力の親和性の高くない人間の魔術師では相当な才能が必要。
推進
任意の物体に推進力を与える。魔力量で与える推進力を操作する。浮遊と同じ様に魔力操作による操作が主な珍しい魔術である。
影潜り
影作りとにているがもはや別物とまで進化した魔術。
影の中ならと限定的だが、野性動物さえ気付かないほどの隠密性を誇る魔術で自分の声は出すことも出来ると応用も高い。更に本人が隠れる影のある限り垂直の壁さえ走ることもでき、障害も乗り越える力もある。
ただし、複雑な魔方陣の材料さえも決まっており「適正魔力」「複雑な魔方陣」「魔方陣の材料」と使用出来るまでが本当に大変で使用者の少ない魔術。
影縫い
影潜りと同じように使用者の少ない魔術。ただ、これは適正魔力だけで魔方陣は難しくない。
相手の影からつたい、本体を縛り付ける魔術。相手の影に確実に触れるか、媒体を接触させる必要があるためあまり使われない。魔術師は多くは後衛かつ、影に適正のある魔力が少ないからだ。しかし、これは影を移動させる事でしか解除出来ないため強力ではある。まぁ、見破ることが出来れば相手は影の中を攻撃すればいいのだけど。
瞬間移動
アロシアス王子作成の複合魔方陣。無変速加速と状態結晶化の複合で、瞬時に位置を移動する魔術。間に障害物があれば越えられないし、距離によって時間もかかるが短距離ならワープ出来るようなもの。剣に使えば、折れない、痛まない、止まらない、速いと四拍子揃った斬撃をはなてる。
大蛟
巨大な蛇を水で作る。圧力が高く、貫くのは至難の技。唯一口内が低圧で内部に取り込める。高い圧力で巨大な蛇を作るほどの水を生み出す魔力がいるが、水さえあれば消費魔力は少ない。しかし操作しているあいだまず他の魔術は使えないほどの集中力を必要とする魔術。トライトン・ナイアース伯爵の十八番。ケアニスにはトライトン直伝である。
水球牢獄
中心に渦を巻く水球。それほど難しくはないが水を作り出す魔力量がいる。気違いじみた魔力を持たないケアニスは大蛟を変形されることで水を生産せずに使用した。
具現結晶・吸魔
過去の大魔術師、「飛来する結晶」の魔術を有り余る魔力と財力で再現した魔術。乱立する結晶の柱は周囲の魔力を吸収し、維持される。「飛来する結晶」はこの中で戦ったが、ロディーナにはさすがに無理で、この中での魔術の使用は限られる。
八岐大蛇
大蛟の八岐大蛇番。単純にデカイだけでなく、八首なので操作も難しい。トライトンの奥義。
白銀大鷲
フレースベルグのように風を操る鳥を作る。魔力の物質化はアーツの技術に近い。大きな鳥は風を纏い、素早く飛び回る。羽ばたきは飛行に影響せず、突風を発生させる。メテウス・セメリアス侯爵の十八番。継承者はいない。
白駐霧
視界のきかない程の白い霧がその場に止まる魔術。目一杯伸ばせば自分の手まで見えないほど。風で散る事も無く、煙幕として用いられる魔術。
隠蔽
その物の存在感を限りなく薄くする。つまり、回りに同化して気づきにくくなる。注意して見れば気づくかもしれないが、隠蔽がしてあると知っていたらの話。魔力の相性に厳しくなかなか使える人の少ない魔術なので、気づかれる事はまずない。
理の解放
魔術的な物を全て無くす魔方陣。魔法や魔術は霧散し、魔道具は壊れる代物。マナと魔力を散らすだけの魔術だが、これを悪魔に使うと...?
旋風鳥乱
風の魔力で作った幾数の鳥で相手を撃ち抜く魔術。激突した鳥は炸裂し、風の刃が対象を切り刻む。
極風一点
一つの地点や方向に向かって強烈に押し付ける風で相手を押し止める。「白銀大鷲」の羽ばたきを利用する魔術で、メテウスの奥義。




