人物設定
ネタバレ注意です。
不知火 静葵
不知火はノリ。静葵は「静かな決意」の意味。葵の花言葉が決意。アルの前世。誕生日は10月29日。
幼い頃(幼稚園ぐらいだから四歳かな?)火事で両親を亡くす。そして右頬に出来た火傷から化け物と呼ばれて敬遠される。
中学の頃に渚 涼風と出会い、自らにも分け隔てなく接してくれて、クラスに溶け込む手伝いをしてくれた彼女に好意を抱く。
サバゲー歴は中学でクラスに馴染んでからなので死亡時点で五年位。サバゲー仲間は大概涼風の知り合いであり、そこから入っていった。元々コミュニケーション能力はあるため、火傷の件を涼風が強引に解決してからは涼風のフォローに回る事も多かった。
独り言の癖がある。
渚 涼風
火とは反対の涼しげなイメージで名付けた。当初は風属性の予定だった。エレシアの前世。誕生日は11月24日。
ナイアース家に会わせるということで水に。
静葵が一人でいるのをみて不思議に思い声をかけた。最初は火傷にも怯えたり驚いたりはしたが直ぐに順応し、自ら人を避けようとする静葵を放っておけず声をかけ続ける。クラスメイトが彼を化け物呼ばわりしたさいに自らにカッターで顔に傷をつけ、「これで私も化け物なの?」といい放つ胆力の持ち主。感情移入しやすい破天荒とも言うが。これを期に静葵は罪悪感もあり人を避けるのをやめたが、友人達からやり過ぎだ!やられた方の身にもなれ!と総説教を食らう。しかし、かなり素でやっているので治る見込みはない。
ソフィア
賢い女神様の名前から。
年は、おっと誰か来たようだ。
元王宮魔術師。いろんな人に信頼される人柄と実力の持ち主。
得意属性は風。しかし大概の魔術は問題なく扱える。魔術師の弟子も多いがほとんど一人立ちしているため、通いのエレシアだけを待つ静かな教師生活だったが元来の世話好きで寂しい思いもしていた。
「復讐」の悪魔 アラストール
復讐や神殺しの炎の悪魔の名前。どっちかというと復讐される側だけど。
能力は相手の魂に消えることの無い火をつける事。消えることは無く一人で完結して果たされると何も残らない、まるで復讐心の様な炎(作者の勝手なイメージ)。
性格は残忍。魂を焼くことで自らの存在を確かめることが生き甲斐。他人の焼いた魂はアラストールの存在の燃料になるので生物を焼き殺すほど強くなる。まさに復讐の連鎖を作る悪魔である。実体をとることもあるがその正体は炎の塊。
ケアニス・ナイアース
性も名もどっちも河川の神様の名前。オーケアニスとか。
努力家の少年。一人っ子であるがその情報が流れると狙われると考えられ、兄弟関係は不明とされている。エレシアを妹のように、カプラーネを姉のように思い大事にしている。ちなみにエレシアの二歳上。
自由人なナイアース家の常識。まぁ、相応に型破りではあるが。嫡男でありながら自ら火事の鎮圧に乗り出したり...。(第一章)水の魔術の麒麟児と言われているが、ナイアース家とエレシア経由のソフィアの教えが合わさったあげく、父親やソフィアを知っており、エレシアも近くにいたため慢心を知らずに努力した結果であったりするため、周囲と比べ何か特殊な才能や優れた部分はあまりない。
エレシア・セメリアス
セメリアスはゼウスの力で焼かれた女神セメレーから。
エレシアは女性名だったはず。金の混ざる茶髪の少女。
渚涼風の転生した人物。魂が記憶を甦らせたのは死ぬときに強い願いがあったから知らずに悪魔に保存させたのが要因。つまり、ピルケアルの契約者の一人といえるかも?
ソフィアの教えを受けた魔術師であり、そこいらの魔術師にはひけを取らない少女。水に僅かな偏りがある魔力だが、一番得意なのは属性の影響の少ない治癒である。
カプラーネ
スケープゴートから、カプリコーン、カプラーネとなった。設定当初はエピスが助けに来なかったんだよ。不憫だなー。
年はアル達より三歳上。綺麗な青色の髪と瞳の持ち主。
弟がいるが、働きに出ている間に居なくなっていた。途方にくれているところにナイアース伯爵がきて、髪が水の青で我が家に相応しいと雇って貰う。本人は理由に納得しておらずなんとか役にたとうと一流の使用人を目指し日々努力。結果年に似合わない立派過ぎるワーカーホリックになった。エレシアが姉の様な近い距離感を求めたりからかったりした影響でその仮面も取られていった。
「自己犠牲」の悪魔 ピルケアル
ギリシャ語で耐火性を表す、ピールケルから。
能力は魂の保存と炎の消滅。代償は自分の魔力のリソースと自らが焼かれること。
不知火静葵の奪われるくらいなら自分が代わりに心中してやるという決意が自己犠牲として悪魔になった存在。きっかけが火事なので炎に対して働く悪魔になった。アルと契約し一つに戻る。というか、アルの中にずっといた。
悪魔は魔力の塊なので前世の記憶(魂の一部)と共にアルの魔力に隠れていた。その記憶のリソース分アルの魔力は減った。ちなみにエレシアの分の記憶も、である。ただ、ピルケアル自身は魔力を使う能力がないため魔術師の大先生でも近くにいて、魔術師として成功できる環境でもないなら、対して影響はない。あれ?ソフィアばあち、なんでもない。
パンテル
クロヒョウのギリシャ語 パンティラスから。
お調子者の獣人。エピスの二歳下で、エレシアやアルの二歳上。アル曰くライ○○キングのバ○ザ○そっくりの獣人。
エピスの従弟。近くに住むエピスの家に村から通ったため、エピスは兄のような手のかかる弟のような感じに見ている。獣人特有の血族になつきやすいのが顕著にでたため。ほら、本能に生きてるからねパンテルは。義理人情を大切にしており豪快な性格とは裏腹に約束などには繊細な反応を示す。
エピス
奇襲のギリシャ語 クサフニキ・エピセスィから。
隠密行動と鞭や縄捌きに長けた半獣人。中性的でかなり綺麗な外見から舐められやすいのを気にしている。獣人でない人には女とすら思われる。クールで少々面倒くさがりの性格で行動派のパンテルに引っ張られては後始末をする。しかし、パンテルが引っ張らなければ自分からはまず動かないためいいコンビではある。パンテルはうっとおしい弟だと考えてはいるがなにかと一緒にいるため仲はいいのだろう。
ロディーナ・テオリューシア
第一王女。名前はオリュンポス十二神の愛や美の神アプロディーテーから。年はアロシアスの二歳上。
人と人とのつながりを大切にし、美しい物を好むまさに王族な人。ただし、恋愛が絡むと少し人間臭くなってしまう。「飛来する結晶」に憧れており、「浮遊」と「推進」、「アーツ」の腕前が凄まじく、膨大な魔力を持っている。
因みに未婚であ(°o°C=(_ _;
アロシアス・テオリューシア
第一王子。名前はオリュンポス十二神の予見や芸術の神アポロから。年はルセーネの七歳上。
真面目だと威厳と才覚に溢れる人物だが、気を許した人物には割りと軽い性格。思いっきりからかい、遊ぶ。また、絵を描くのが趣味でかなりの腕前だが森に入ったきり出てこず捜索されたこともあるほど熱中してしまう。特別な魔眼を持ち、人の感情を読んだりや痕跡から過去を探る力が強い。そこから導く予想がことごとく的中し、「未来を見る王」とまで言われている。
ルセーネ・テオリューシア
第二王女。名前はオリュンポス十二神と同格の春、芽吹き、乙女の冥神ペルセポネーから。年はスティアーラと同じ。
暗い紫の希少な魔力を持っており、人の魂や死者に関する魔術が得意。俯きがちで小さな声かつ死霊魔術に精通していることから誤解されがちだが、人見知りなだけの優しい少女である。いつも賑やかな兄妹達を大切にしており、害をなすと判断されると翌日には目の下に隈を作り去るという噂がある。つまり、敵対する事が明確になると手がつけられないことをする娘。あれ?誤解でもないのかな?
スティアーラ・テオリューシア
第三王女。名前はオリュンポス十二神の家庭の守護神ヘスティアから。年はアル達の一歳上。
どことなく暴走癖のある兄妹達の中ではまとも。家族に優しくされ、憧れているが、特別な才能の無い自分に少し劣等感を抱いている。そのためか自らが家庭を持つことに強い憧れと不安を持つ。
アレーシグ・テオリューシア
公爵。名前はオリュンポス十二神の戦の災厄を司る神アレスから。現王の弟である。
支配欲の強い男。王位に異常な程の執着があり、国の乗っ取りのために手段を選ぶつもりはない。偉大なテオリューシア王国こそ世界を統べる必要があると考え、かなりの武闘派で大きめの剣と騎士剣の使い手。そのため、テオリューシア王国が平和になり、武力が減るのを嘆く。
安く労働力を仕入れることができ、居なくなっても気づかれにくい孤児や獣人の奴隷を誘拐により不法に多く手にしている。ちなみに今のテオリューシア王国では奴隷は本来は死刑の一つである。
トライトン・ナイアース
ケアニスの父親。名前はトライデントと、トリトンから。
破天荒筆頭。庶民上がりで、男爵だったものの領民がよくまとまりみるみる成長したため一代限りでは勿体ないと子爵になるまで二年(当時21才)。ケアニスが才覚を発揮し、東の貴族がいくつか潰れて土地が余ったのもあり伯爵へ。結構出来る人。
メテウス・セメリアス
エレシアの父親。名前はプロメテウスから。
父親がトライトンを貴族として進呈したつながりから20才の頃からよく顔を合わせる仲だった。トライトンより、一歳上。
東において最大の貴族。建国当時からある名家で、「知恵のセメリアス」と言われるほど。魔術や資料管理、相談役として王家を支える存在。分家もある。
クレヴォール
奪うのギリシャ語のクレヴォから。
アラストールの契約者。名前が出たのが一番遅いが初期からいるんだよ、なんで名前出てこないんだよ!って思った人、悪いのはアル君です(盛大な濡れ衣)。火狂いとか呼ぶから...。
炎に偏愛的な快楽殺人者。永遠でない刹那的な美しさの炎の中で終わりを迎える物を見ることを好み、そのために人を焼いていた前世を持つ。所々区切るたどたどしい独特な喋り方をしており、怒る、炎に関係する等で興奮すると一人称も変わり、饒舌になる。
こっちでもやってることは変わらないが、大人の記憶のある子供時代があったため被害拡大。炎に完全耐性があるのを良いことに村中燃やして放浪しだした。
また、放浪している際に多くの女性を襲い数年後自分の子供(アルもその一人)共々焼くことで、自分の片割れを炎に捧げるという儀式的な思考を持ち実行したかなりイッてる奴。
アルバート・ナイアース
エレシアの夫となった人物。ケアニスの弟で、セメリアス家に婿入りしたため、今はアルバート・セメリアス。
まぁ、気付いてるでしょう?ずっと物語に居た彼です。




