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時間軸まとめ年表

今回は本編とは違い、オマケのようなものです。

この世界の時代の流れをちょっとだけ。

ついでに日付に関する設定を付け加えています。

これまでの経緯


前提情報:作中世界の暦

 1年 = 15ヶ月

 1ヶ月 = 基本26日間

      (年末年始の月のみ15日)

 1年の日数は368日間


 月の呼び名は「~耀月」(~の部分には漢字一字が入る)

 1年の始まりは「始耀月」。

 そこから日・雪・月・銀・火・花・水・葉・木・星・金・霧・土・終と続く。

 

 季節 霧~始:秋 日~銀:冬

     火~水:春 葉~金:夏


 以上の情報を踏まえた上で、作中の時間的な動き ↓







聖受歴元年

 『始王祖エルレイク』と人の間に生まれた息子がウェズライン地方の統治権を『始王祖』より授かり、国家として起つ。

 ウェズライン王国、建国。



聖受歴133年

 精霊の血を濃く引いた4人の王を経て、人とほぼ変わらない5代目の王が即位。

 それと同時に『始王祖』以下4人の王は5代目の王により暗殺。

 精霊の世界に去ったという嘘の公式発表がなされ、その存在は闇に葬られた。

 遺骸から抜き取られた『精霊玉』……精霊の核にも等しい特別な宝は精霊の力を失った王家の権威づけ及び兵器として秘密裏に受け継がれていくこととなる。





聖受歴1,489年

 とある国境近くの寒村に農民の子ルーゼント誕生。


聖受暦1,501年

 ちょっとした外交の失敗からルーゼントの村の近くで他国との小競り合いが発生。

 巻き添えを食らってルーゼントの村も壊滅。

 その過程でルーゼントの家族(祖父母、母、弟)が命を落とす。


聖受暦1,504年

 食い詰めたルーゼントが兵士にジョブチェンジ。

 思えばそこが最初の転換点(ターニングポイント)

 違う職を選んでいれば、あんなことには……


聖受暦1,516年

 ルーゼント、泣き黒子が色っぽい金髪巨乳美女のキャサリンと結婚。

 キャサリンの結婚に涙した多くの信奉者から連日の如く夜道で襲われる。

 それを1人1人丁寧に返り討ちにし、生け捕りにする過程で驚くほど強くなる。



聖受歴1,518年

 王国を長く統治した王の死期が迫り、2人の王子が王位を巡って対立を深める。

 手勢の勢力争いから発生した小競り合いに巻き込まれ、2つの村落が地図から消滅。


聖受歴1,520年

 父王の毒殺、兄王子の謀殺という形で弟王子が王位を簒奪。

 兄王子の陣営に属する者達は武力制圧され、反逆者として多くの者が処刑された。

 これによって王国内の勢力図は弟王子に都合のよいものへと。


 兄王子の正室は捕えられ、年内に兄王子の遺児を出産。

 出産の場で正室は処刑され、公式には母子ともに難産で死亡したと発表される。

 王侯貴族の出生率低下、生まれてもまともに育つ確率が年々低くなっている状況を加味され、生まれたばかりの遺児は『貴重な血筋正しい子供』として秘密裏に離宮へと幽閉される。

 そのまま名前すら与えられず、殆ど人の手もなく育つのだが……


聖受歴1,526年

 幽閉離宮より、亡き兄王子の遺児が逃亡。

 ただの6歳児に幽閉離宮よりの逃亡は不可能。

 状況から、遺児が遠い精霊の先祖返りである可能性ありと王は判断。

 そのことから、生かして捕えるべく秘密裏に遺児の捜査網が敷かれる。



聖受歴1,534年

 火耀月

 ルーゼント・ベルフロウの妻キャサリン死亡。

 同日、ルーゼントは軍を辞して引退。

 数日の内に王国北方の辺境へ居を移す。


 花耀月

 ルーゼント・ベルフロウの自宅に兵が集結。

 個人の域を超えた武装保持、届け出なき私兵の保有は重罪。

 本人は「勝手に集まったんだ!」と容疑を否認。

 だが兵力は依然として増え続けている模様。

      

 同月、国内にルーゼントに酷似した特徴を持つ男を主人公とした英雄歌が流行。

 中にはルーゼントと同一視する者も多数。 

 問題の歌を流布したのは吟遊詩人と推測されるが、詳細は不明。


 葉耀月

 ルーゼント・ベルフロウの居住地にて結集した兵達が建設業務に着工。

 拠点の拡張を図るらしい。

 届けのない大型施設の建造は違法だが、ルーゼントは心当たりはないと疑惑を否定。


聖受歴1,535年

 ルーゼント・ベルフロウの居住する村に『砦』が完成。

 以後、彼らの拠点として機能するらしい。

 同時にルーゼントを代表とした『傭兵団』が結成。

 代表者であるルーゼントは事実を否認。

 だが『傭兵団』は北方の蛮族への警戒・応戦を業務の中心として名を上げる。



聖受歴1,536年

 始耀月

 名もなき見習吟遊詩人、独立。

 巣立ちと共に師より『黒歌鳥』の号を授かる。


 この年から、ウェズライン王国の周辺国家が深刻な混乱期に突入。

 次々と相次ぐ内乱、外交摩擦、王家の相続問題や急な不祥事の発覚。

 2つの国が自滅し、4つの国が冷戦に突入し、国境を接する3つの国が三つ巴の交戦に踏み切った。

 以後、数年で大陸の全体図は大きく国境線の変動と色の塗り分けを余儀なくされる。


 他国の騒乱の余波にウェズライン王国でも民衆は怯え、震えあがる。

 その不安を慰めるかのように、多数の英雄歌が流行。

 実在の人物をモデルにしたとしか思えない歌は、瞬く間に蔓延。

 既存の歌とも手法が異なる、全く新しい技法による楽曲が主。

 新たに生み出されたとしか思えない曲調は長く国民の心に刻まれることとなる。


 また、蔓延した歌に触発されたかのように。

 多くの英雄志願、または英雄への憧れをもつ若者が北方を目指す現象が発生。

 民衆だけでなく士族階級の若者達にまで「いざ北方へ!」というフレーズが流行。


 北方を目指した者達は自然な流れが出来ているかのようにルーゼントの傭兵団に合流。

 非公認の武装集団として最大の人員数へと増加。

 有能な人材の姿も多数見られ、傭兵団は更に名をあげることとなる。


聖受歴1,537年

 日耀月

 王都のど真ん中で、黒歌鳥と名乗る吟遊詩人が王室を非難する曲を歌いあげる。

 騒乱の種として取り締まりを受けるも、逃走。

 王都から追跡がかかるが、捕縛叶わず。

 人心を惑わす者として、懸賞金がかけられる。


 月耀月

 ルーゼント、黒歌鳥を拾う。

 これが強制的な運命の転がり出した瞬間。

 もう止められないんだよ、誰にもね。



 火耀月  ← いまここ。

 反乱組織『ベルフロウ』起つ。

 北方領土の領主はあられもない姿で捕虜として捕えられる。

 まるで示し合せたかのように同日、王国各地にて複数の勢力が反逆の意を表す。

 各地の勢力は明らかに北方の『ベルフロウ』に呼応しており、この時より王国は全土を巻き込んだ反乱の波にさらされることとなる。






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