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魔法教師ロイズ・ロビンは、その距離測定中  作者: 糸のいと
第四章 人と治癒の距離

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70話 生まれたときは、人間だった


 その日の夜、ロイズたちはマリーのピザ屋に集まっていた。

 店は定休日、客もいない静まり返った店内。6人の魔法使いが、それぞれの思いを抱えて、此処に集まった。


「みんなお疲れさま~。結局、治療医院に戻れなくてごめんね!」


 ロイズがサラリと謝ると、治療医院組は少し不満そうに眉間を寄せて口を尖らせた。


「急に心臓波形のデータ取りは中止だとか、もう訳わかんねぇっすよ。結局のとこ、カリラの枯渇症は解決するわけ?」

「うん、その治療方法と今までの経緯を、全部皆に話すことにしたよ」


 ロイズがニコッと笑うと、フレイルが訝しげに顔を歪めた。


「詳細は話せませーん、とか今朝は言ってたじゃん。何だったわけ?」

「それについては、前言撤回! 全部話すことになりました。ごめんね、まぁ聞けば分かるからさ~」


 そうして、ロイズは話をし始めた。


「まず結論から言おうね。カリストンの魔力枯渇症は治るよ。その方法は、カリストンと魔力相性が異常値を叩き出す魔法使いを見つけ出し、魔力共有をすること、です」


 きょとんとする五学年の生徒たち。きょっとーん。


「魔力共有するだけでいいのぉ? じゃあフレイルと共有してるから完治~?」

「バカリラ。お前と俺の魔力相性は、異常値じゃねぇだろ」

「魔力相性の異常値って、どういうことですか

?」


 ロイズは教師の顔になって、「復習しようね」と言って続けた。


「魔力の質が合う、合わないというのを『魔力相性』と呼んでいるね。とっても大事な指標で、相性が悪い相手と魔力を共有すると、魔力が消失することもある」


 そこで、マリーが「そうなの!? 怖っ!」と言った。


「そうなんだ。だから、魔法使いは握手をしない。気心が知れた相手じゃないと、触れたりはしないんだ。そんな重要な指標にも関わらず、魔力相性の判断方法は、これまで解明されていなかった。でも、」


 ロイズは、ユアと目を合わせた。


「ユラリスとの研究によって、それが解明された。血液の質――魔力の質と、血液の動き――魔力の動き。この二つが魔力相性を決定付けているんだ」

「血液の動き……そうか、心臓の動きってことか。なるほど」

「あー、だから心臓波形のデータ取りをしたかったってこと?」

「そういうこと。心臓波形のシンクロ率が高ければ高いほど、魔力相性が良いと言えるからね」


「先生、血液の質というのはどうやって分かるんですか?」

「俺は見て分かるけど、普通の魔法使いは分かんないからね。採血をして、それを混合したときに初めて相性が分かると言えるかな」

「となると、実際には心臓波形のデータでスクリーニングされるわけですね」

「そうなるね!」


()()に良いってのは、数値化できてるんすか?」

「心臓波形のシンクロ率が98%以上であること。さらに、血液の混合でキラキラ成分の増加が10倍以上であること。この条件を満たしたときに魔力相性が異常に良いペア――『異常値のペア』だと判断できる」

「ってことは、カリラの異常値のペアとやらを探し出すってことか……」


 そこでマリーが「はいはーい!」とやたら元気に手を挙げた。


「なんすか?」

「私、私!」

「??」

「カリラちゃんの、異常値のペアっていうのが私なんだってー。びっくりポンよねぇ」


「「「!!?!」」」


「ぇえ!? マリーさんって魔法使いだったのぉ?? 知らなかったぁ!」

「いやいやいや、人間だ。人間でも異常値のペアになれるってことか? いや、魔力もないのに共有なんてできない……」

「どういうことだよ!? わかんねー!!」


 困惑する五学年生徒たちに向けて、ロイズが「落ち着いて~」と、間の抜けた声で宥めた。


「マリーが、赤い血液だったのは覚えているよね?」

「うん、覚えてるよ~♪」

「今朝、採血したマリーの血液がこれ」


 ロイズが保管ケースからガラス容器を取り出すと、リグトがガタッと音を立てて立ち上がった。


「赤紫色……!?」


 驚愕の表情を浮かべ、その顔のままユアの方を見た。ユアが小さく頷くと、リグトはもう一度赤紫色のガラス容器を見てから、口元に手を当てながら黙って座った。

 いつも淡々としているリグトが、こんなにも動揺する姿は珍しく、フレイルは少し不思議に思いつつも赤紫色に見入っていた。


「うわぁ、赤紫色なんて初めて見た。普通は青紫色じゃねぇの?」

「赤紫色、可愛い~!」


 フレイルとユアは、予想外に呑気な反応であった。それでもユアは、緊張で心臓が張り裂けそうだった。リグトはこの後の展開を何となく予想しているのだろう、小さく息を吐いて動揺を逃がした。

 

「マリーは、ついこの間までは人間だった。でも、偶然にも『異常値のペア』であるカリストンに魔力を流された。具体的に言えば、カリストンはマリーに治癒魔法をかけたよね?」


 ロイズがカリラに問い掛けると、カリラは思い出すようにしながら「あ!」と言った。


「人間都市に遊びに来てくれたとき~! ピザを落としちゃったの! それでマリーさんが火傷をしてぇ、そのとき治癒魔法をかけたぁ!! すっごーい!」

「本当に、カリストンは運が良いね」

「えっへへ~♪」


「カリストンに治癒魔法をかけられたマリーは、血液に魔力が宿り、そして赤紫色に変化をしたんだ」


「え!? 人間が魔法使いになったってことかよ? まじで?」

「そうだよ~。フレイルがマリーに感じていた違和感。あれは、人間から魔法使いに変化したことで、マリーが魔力を持ったからじゃないかな?」

「あ、、、そういうことか! それだわ。スッキリしたー。あー、絶対それだ」


 フレイルは納得がいったようで、何回も何回も頷いていた。優秀な天才型にしか分からない感覚なのだろう。努力型のユアとリグトは、目を合わせて首を振って『分からないよね』と確認しあっていた。


「でもさー、人間が魔法使いになるなんて、聞いたことねぇけど。イマイチ信じられないっつーか」

「目の前に実例がいるわけだから信じてもらいたいな~。それに、」


 ロイズはユアを見て、軽く首を傾げた。『どうする?』の意味だ。ユアはニコッと笑ってから、大きく息を吐いて吸った。


「フレイル、カリラ。私ね、二人に黙ってたことがあるの」


 ロイズの言葉を遮るようにして、突拍子もないことを言うものだから、フレイルとカリラはきょとんとしてユアを見た。


「私もね、生まれたときは人間だったの」


 二人はきょとんとしたまま、何も言わなかった。10秒くらいの長い沈黙が店内の静けさをもっと静かにさせた。永遠とも思える沈黙に、その重みに、ユアが俯きそうになった、その瞬間。


「「えーーーー!?!」」


 と、二人同時に叫んだ。


「ユアって人間だったのぉ!?」

「お、お前、まじか!? おい、まじか!?!」

「えっと、本当です……」


「人間だったのに出席番号1番なの~!?! 凄すぎじゃない!?」

「え!? そうかしら、ありがとう……?」

「もしかして、昔は魔力量が少なかったのって、元人間だからかよ!?」

「えっと、赤紫色のままだと、魔力量は少ないみたい」

「まじか。ガリ勉すぎてこえーわ」

「あーー!! ユアが怪我したとき、傷の具合を見せてくれなかったのってぇ~!?」

「えっと、赤紫色を隠してたから、です」

「どおりでぇーー! もー、びっくりぽんぽん~!!」

「驚きすぎて声枯れたわ」


 二人は一頻(ひとしき)り騒いで驚き疲れた頃に、ふーっと息を吐いてやっと落ち着いた。


「ちょっと待てよ。リグトは知ってたんだよな?」

「ユアが人間のときから一緒にいたからな。知りたくもなかったが、仕方なしに知ってた」

「もしかして、普段はすげぇサバサバしてんのに、ユアが怪我したときだけ、リグトが急にしゃしゃり出てたのって」

「同じく、赤紫色を隠すためだ」

「くっ!! そういうことかーー!」


 フレイルは一人で悶えた。ユアに片思い中のフレイルは、ずっとずーっと気になっていることがあった。

 危ない魔法実習や獣討伐実習とか、そういう危険な場面になると、リグトがやたらユアに構うのだ。そして、ユアが怪我をしたとか、保健室に運ばれたりすると、必ずリグトが付き添う。普段は全くドライな幼なじみという間柄にも関わらず、突然二人の距離が近付く場面があった。そのときのリグトの様子から、『ユアのことを好きなのか?』と何度疑ったことか。

 そのうち、ユアが怪我をすることが殆ど無くなり、そんな疑念も持たなくなっていたが。


「そもそも、俺が上級魔法学園に入学できたのは、ゼアさん……ユアの親父さんの計らいがあったからなんだけどさ。その代わりにってわけじゃないけど、ユアの赤紫色の秘密を死守するって勝手に誓ってたってわけ」

「はー、なるほどー、四年間の謎が解けた」


 リグトが『死守する』だなんてサラリと格好良いことを言うものだから、ロイズは内心ちょっとヤキモチを妬いたりしていた。


「ねぇねぇ、何歳から魔法使いになったの~?」

「4歳よ。そこからずっと赤紫色だったの」

「4歳!? そりゃ随分年季が入ってるっつーか……何がきっかけで魔法使いに……」


 そこでフレイルが目を見開いて固まった。次の瞬間、ものすごい形相でロイズを睨み上げた。その眼孔の鋭さに、ロイズは『突然、何事!?』と少したじろいだ。


「そういうことかよ」

「うん?」 

「ユアの『異常値のペア』、先生ってことだろ?」


 フレイルの指摘に、ロイズとユアは視線を結んで、お互いふにゃっと柔らかく笑って「やっぱりバレちゃったね~」「ですね」と魔力相性の良さ(イチャイチャ)を見せ付けた。


「ぇえ!? そういうことだったの!?」

「きゃー! びっくりぃ!!」


 その事実は、マリーとカリラのテンションを急激に上げた。そう、この瞬間、女性陣の中で『異常値のペア』という単語が『運命の相手』に翻訳されたのだ!

 そして、カリラとマリーはカチッと視線を合わせて『くっ、同性だったかー!!』と、互いに嘆き合った。さすがの異常値のペアだ、こちらも息がピッタリだ。


「でも、4歳のユラリスをまだ思い出せないんだよね~」

「きっとどこかで会ってたんでしょうね」

「おチビのユラリスが怪我をして、たまたま居合わせた俺が治癒魔法を掛けて、それで赤紫色になったって思ってるけどね」

「思い出したいですね、ふふ」

「思い出したいよね~」


 その和やかなイチャイチャ具合に、フレイルの神経は相当逆撫でされた。


「なるほどな。ずっと変だと思ってたんだよ」


 フレイルが冷たい声で言うものだから、ユアが「なに?」と不思議そうに首を傾げた。


「ロイズ・ロビンが助手を取るなんて初めてのことだろ? 確かにユアは出席番号1番で、すげぇ頭も良いけど、魔法使いとして他に突出したとこはねぇし、なんで助手になったのかずっと不思議だった。『異常値のペア』だったからだろ?」


 その指摘に、ユアは少し俯いた。その通りだったからだ。でも、ロイズはそんな指摘も何のその、あははと笑って、にこやかに答えた。


「まあ正直なところ、助手をお願いしたキッカケはそうだったけどね~。でも、それだけじゃないよ」


 フレイルの冷ややかな目に、ロイズはキラキラとした瞳をぶつけた。


「実はね、魔力相性を決定付けているのが心臓の挙動だって気付いたのは、ユラリスなんだよ」

「そぉなの? ユアすごーい!!」

「ね~、すごいよね! 俺なんか魔力相性のこと一年間も研究してたのに、助手歴一ヶ月の生徒にぶち抜かれたんだからね? あの時はすごいなぁって尊敬したよ~」

「尊敬……そうっすか」


「だから、ユラリスが異常値のペアじゃなかったとしても、違うきっかけで助手をお願いしてたと思うよ! どんなユラリスでも、俺の助手になってたよ」


 ロイズがニコニコと話すものだから、ユアは俯いていた顔を上げた。すると、ロイズと目が合って『何度でも言うって、言ったでしょ?』と語られた気がした。また愛を貰った気がした。


 ロイズの話に、フレイルも思うところがあったのだろう。ユアに頭を下げて「ごめん言い過ぎた」と謝った。うーん、若い。


「ううん、ロイズ先生の助手なんて、そんなの力不足だって思ってたもの。フレイルの言うことは、すごく理解できる。それに今回、皆と一緒に枯渇症の研究をして思い知ったわ。まだまだ頑張りが足りないって!!」

「うっわ、出たよ、ガリ勉……」

「ガリ勉がすぎる~♪」


 それからしばらく研究の話をして、一段落。



「それじゃあ、カリストンとマリーの魔力共有をして、本当に魔力枯渇症が治癒可能なのか、実証実験をしてみよ~」


 ワクワクと音が鳴りそうな程に飴色の瞳を光らせたロイズ。その瞳に、他の5人の魔法使いも引っ張られるように好奇心が疼いた。


 夏休みの少し涼やかな夜。定休日の小さなピザ屋の、やたらカラフルな店内。夏休みの宿題、総仕上げ。


 全ての魔法使いの幾末をかけた、実証実験が始まったのだった。


 



おまけ


【どう頑張っても思い出せないぽんこつロイズのせいで、本編で触れることはないファーストコンタクト】



「おかーしゃーん、うっ……おかーしゃーん…ひっくっ」


 人間都市で泣きじゃくる迷子の子供。これが4歳のユアである。夏休み、人間都市のおじいちゃんの家に遊びに来ていたユアは、母親のマイ・ユラリスとはぐれて迷子になっていた。


「うぅ、おかーしゃーん、りっくーん……ひっく……」


 『りっくん』とは、リグトのことである。ロイズが聞いたら卒倒しそうな呼び方である。


「おかぁしゃーーん、びえーーん!!」


 初めは小さく泣いていたユアであったが、段々と心細くなってしまい、とうとう大泣きモードに突入した。


「うわぁ!? びっくりしたぁ」


 サクッと登場、飴色頭の少年だ。当時、8歳のロイズである。

 朝から友達と遊んでいて、昼ご飯を食べるために一度家に帰ろうと、とことこ歩いていたロイズ少年。すると、後ろから突然聞こえた泣き声に、ビクッとして振り返った。


 小さな女の子が泣いていた。


「なに? どうしたの? どこか痛いの?」

「おかぁしゃーー!! いないーー!! 

(お母さん、いない)」

「おかしや、ない? お菓子屋さんに行きたいんだね~」


 8歳と4歳の意思疎通は、なかなかに難しい。


「お菓子屋さんなら、公園の方にあるよ~。一緒にいく?」

「ぎゃーー!!」


 ロイズが近付くと、ユアは思いっきり泣き叫んだ。もう、お母さんとりっくん以外は信じないモードに突入である。


「あはは! ものすごい泣いてるね~」

「びえーーん!! げふごふっ、げふっ……びえーーん!!」


 咳き込むほどに泣くユアに、ロイズは「大丈夫~?」と半笑いで話しかけ続けていた。一度離れるとか、そういうのはない。さすがである。


「あ、そうだ! 魔法を見たら泣き止むかも~」


 ロイズは、魔法陣をクルッと描いて、魔力を込めた。すると、キレイな花がぽんぽんと飛び出してきた。


「お花だよ~」

「……(びっくり、おめめまん丸)」

「あ、泣き止んだ。お名前はなんですか?」

「ぐずっ、ゆ、わちゃ、んです」

「わちゃ?」

「ゆわちゃん」

「うわちゃんね。僕は、ロイズです」

「ろす?」

「ろ・い・ず」

「ろーず」


 イマイチ伝わらない!!


「まぁ何でもいっか。お菓子屋さんはこっちだよ~」


 ロイズが手招きでユアを誘うと、ロイズから二歩ほど離れたところを、ぽてぽてと付いて来る。ロイズは時々後ろを振り返りながら、「うわちゃん、こっちだよ」と声をかけていた。


「ここがお菓子屋さんだよ~」


 ロイズがお菓子屋さんの前に行くと、ユアは見覚えのあるお店に「しってる!」と答えた。


「そう言えば、お金ある?」

「おかね??」


 ロイズは、ユアの風体を上から下まで眺めた。


「なさそうだね~。……はっ! もしかして、迷子!?!」

「(こくん)」

「そうだったんだぁ。お母さんかお父さんはどこにいるかなー。どんな人?」

「お、おか、おかーーしゃーん!! びえーん!」


 お母さんという単語で、悲しい気持ちが再燃したユアは、思いっきり泣き叫んだ。

 そのとき、少し離れたところから「ユア!!」と大きな声が。ユアの母親である。迷子探索魔導具を片手に、汗だくで探し回っている様子。

 その傍らには、当時魔導具職人をしていたナイアンおじいちゃんも息を切らして探すのを手伝っていた。(cf.44話)


「あ! おかあしゃん……おかあしゃんだ!!」


 ユアは遠目に母親を見つけ、駆け出した。


「ぶべっ!! びえーーん!!」


 転んだ。


「いだぁぁあああいぃいい!! ちぃ、でてるぅううう!!(痛い! 血が出てる!)」


 大騒ぎしすぎだが、4歳なのだからこんなものだろう。


「あ~、大丈夫? 怪我しちゃったね」


 ロイズがユアをひょいと起こしてあげると、膝から赤い血液が出ていた。

 「治してあげるね」と言いながら、魔法陣を描いて、ユアの小さな膝の上で魔力を込める。すると、赤い膝に、ぽわんと飴色の光が落ちてきた。


「いたいのいたいの、とんでいけ~」

「……うわぁ! あっかたいね」


 ―― あれ? 治りがすっごく早いなぁ。なんでだろ?


「はい、もう痛いの飛んでったよ。お母さん、こっちに気付いたみたい。走ってきてるね」

「あいがとーござます。ろーず」

「あはは! どういたしまして、うわちゃん」


 そう言うと、ロイズは浮遊魔法陣を描いて、ふわりと浮かんで飛んでいった。

 ユアは、青紫色の瞳を輝かせて、太陽の光をキラキラ反射させながら自由に空を飛ぶ飴色を、ずっと見ていた。姿が見えなくなるまで、ずっと。


「ろーず、かぁっこいいー!」


 というわけで、『魔法教師ロイズ・ロビンは、その距離測定中』、はじまりはじまり。




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