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拍手 079 百七十六話 「悪魔の独壇場」の辺り
「今頃、何してるかなあ?」
「誰が?」
「ベルに決まってんじゃん! シャキトは時々冷たいよねー」
「私が冷たいんじゃなくて、ザミがわかりづらい言い方するのが悪い」
「そんな事ないですー。シャキトのせいですー」
「……もうザミには甘い物、買ってあげない」
「え? 嘘? やだやだごめんなさいー」
「謝るくらいなら、最初からやらないの」
「はい……」
「あの二人、見てると飽きないわー」
「ああ、シャキトとザミ? そうね」
「まだまだケツの青い小娘だもんなあ」
「まあ、トロシアナに比べれば、小さいよね」
「まあ、大抵の女の子は、小さいよね」
「ムーテジャエル、ベーゼ、言いたい事があるなら、はっきり言いな」
「「何でもなーい」」




