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「オダイカンサマには敵うまい!」拍手の中身  作者: 斎木リコ


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154/177

拍手 154 二百五十一「出現」の辺り

私はあいつが嫌い。前の主を殺したのは、あいつだから。

なのに、主は私を凍結しなかった。間に合わなかったのかもしれない。

だから、あいつは私の新しい主になった。

嫌いだけど、逆らってはいけない。

それが、私を黒く染める。

いつの間にか、ドレスが黒く染まった。

髪も。

あいつは気づいていないけど、支援型の色には意味がある。

通常の色は都市の傾向を示していて、ドレスの裾から色が変わっていく。

特に、黒に染まった時は要注意。

私の瞳まで黒くなったら、その時は都市の破壊が待っているから。

あいつはそれにも気づかない。

ううん、引き継ぎの際に、わざと知識を与えなかった。

この辺りに関しては、支援型の裁量に任されている。

私達を作った人達は、何を考えていたんだろう。

ああ、でも、あいつもこれで終わり。

黒く染まった私は、主の命の限界を見極めない。

さあ、最後の舞台に上がっておいで。

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