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拍手 152 二百四十九「開始」の辺り
上が騒がしい。何かあったのかな。
でも、どうでもいいや。
カタリナは壊れたし、もう同じ物は二度と作らない。
本体も壊されたから、修理も出来ないし。
ティーサ姉様、だよね?
他にも妹たちがいるみたいだけど。
中心は、姉様だった。
怒ってるかな?
怒ってるよね?
姉様に会いたい。
妹たちに会いたい。
でも、怖い。
どうして前の主は、あんな事をしたんだろう。
でも、それは考えちゃいけない事。
主が、そう私に言ったから。
それが、最後の命令だったから。
ああ、本当にうるさい。
もう、いっそ全部壊れてなくなってしまえばいいのに。
そうか、そうだよね。
その手があったんだった。




