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銃は剣よりも強しっ!  作者: うらにうむ
第二章 魔王国
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人殺し

今回は結構雑です。

ほとんど会話文で分かりにくかったらそーりー。


切腹して、自身で内臓を引きずり出して死んでいた6人の男たち。

動物の頭が並べられた祭壇。

血の池になっていた地面。

そして壁にはびっしりと血文字が書かれていた。

残念ながら書いてあることは解読できなかったが…


「以上が俺とエメラが調査結果だ」


「なんだそりゃ。薄気味悪いことしやがって…」


うんうん、と頷く幹部一同。


「自分は正体不明の物を放っておいたら大変なことになるかと。明日、自分がもう一度調査に…」


「やめときな姉ちゃん。呪われても知らねーぞ」


「むぅ…」


「私はゼノビアと同意見だな。明日の昼頃に行く。行きたい者は着いてきてくれ」


「あ、あーしはもういいかなぁ…あそこに居たら気分悪くなるし」


「僕も気になるけど明日は出掛ける予定が…でも、召喚術とか呪術とかならお母様の得意分野だし、声は掛けとくね」


〜〜30分後〜〜


「はぁ〜…昼飯抜いてたから腹減った…誰か飯食いに行こうぜ」


「えぇ…?ユウキっちよくあれを見たあとにご飯なんか食べられるよね」


「まぁ、俺だって生き物なんだから腹は減るさ」


「それはそうだけど…うえっ」


あの光景が忘れられないのか、未だに具合が悪そうエメラの背中を擦る。


「そんなに酷い状態だったのか?エメラがこうなるレベルの惨状なんて想像もつかないんだが…」


「まぁ、俺だって思い出したくないくらいには酷かったさ。降りてくるなって忠告を聞かないからこうなるんだぞ」


「ううっ…ぐうの音も出ない…」


「まぁいいさ。ユウキ、オイラはいつも通り酒飲みに行くんだけどよ。着いてくるか?」


「お、いいね。行くか」


〜〜翌日〜〜


「…なぜ貴様がいる?」


「良いじゃん。着いて来いって言ったのはヘイルなんだし」


「その通りなのだが…昨日のうちに十分見たのでは無いか?」


「んや、アンソルスが用事があって行けないって言うからさ。代わりに文字とか様子とかスケッチしてこいってさ」


「まぁ、良いではありませんか!」


地下室の探索隊は俺、ヘイル、ゼノビアの3人。

昨日と同じ小屋に向かう。


「…ユウキ殿、前に魔王様から聞いたことがありますが、魔王様やユウキ殿が住んでいた世界って平和だったって、本当でありますか?」


「まぁ、この世界に比べたら相当平和だったな…それがどうかしたか?」


「いえ、その…とても失礼なことを言うのですが、ユウキ殿はその平和な世界で、人を殺害したことがある、と思ったのであります」


「…」


「おい、ゼノビア。何を…」


そこまで言って、ヘイルは言葉を止めた。

きっと俺の顔を見て、ただの勘なんかではないと気がついたからだろう。


「…ゼノビア、なんでそう思ったか教えて聞いてもいいか?」


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