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高校受験に失敗したのでVtuberで才能を発揮します!  作者: 楪桔梗
第十五章 ごろろっく クイズ大会 本番!

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回答には自分の意見と言うスパイスを!


配信画面には体を横に振りながら辛さをアピールしている6人。

それぞれの頭上には炎のイラストと汗のイラスト。

更に机を強くたたく音や、足をパタパタさせる音、椅子を前後に動かす音が流れる。


福良萩 『あまりにも辛い場合は目の前にある牛乳を飲んでも大丈夫です。ですが、そのあとすぐに2口目を食べてください』

ハリン 『鬼か!?』

イー  『え、これ絶対僕のが8辛じゃん!?』

フータ 『いや、僕のも、辛いん、だけど!』

ミラン 『そ、そそ、それを、言うなら、私のだって辛いですよっ……!!』

ヤマト 『こ、これくらい、僕なら、た、食べられ、ますね!!?』

ヒタギ 『いやいやいや! ヤマト君もすっごい我慢してるじゃん! かっらっ!』


全員が全員辛そうにしているため、中継を見ているライバーや視聴者だけでなく、その場にいる福良萩にスタッフも誰が一番辛いのを食べているか、見当もつかない。


福良萩 『スタジオの皆さん、何か質問がある場合は自由にお願いします。因みに、6名は質問されているときは牛乳を飲んで質問に答えるまでラーメンを食べなくてもいいので、ひと時の天国が味わえます』


福良萩の言葉に6人はそれぞれ後を出しながら早く質問をするようにせかす。


ラビー 『それじゃあ私から、イーヴァンとヤマト君はその辛さをエロく言ってみて!』

ヤマト 『え……』

イー  『わ、分かりました』


イーヴァンはすぐに牛乳を飲み、口の中に広がるからさを消した。


イー  『うぁ、くぅ……かっらぁい!』

ラビー 『オッケー、じゃあ次ヤマト君ね』

ヤマト 『え、えーっと……ボクの恥ずかしい姿を全世界に配信するなんて、くっ!

殺せ!』

ラビー 『……おっけー! ヤマトの女の子バージョンのくっ殺エロボイスいただきました! ありがとうございます! あとでこれあげるからキラリちゃんもリューティー君もこっち睨まないで~』


セリフを言い終えた二人はすぐさまラーメンを口に運び、再び辛さと対決することになった。


ドラゴン『なんかヤマト、辛いからいいってる割には全然余裕そうにセリフはいてなっかたか?』

はるか 『それ分かるかも。全然辛そうに見えなかったんだよね』

めぐる 『いやいや、もしかしたら辛いのから逃げるためにわざと長いセリフを言ったのかもしれませんよ』


ヤマトのセリフに対してそれぞれの憶測が飛び交う中、ある男の娘がここぞとばかり動き始める。


リオン 『次、僕いいですか?』

パポピ 『はい、リオンくんどうぞ~』

リオン 『それじゃあ、イーヴァン先輩、ハリンさん、ヒタギ先輩、フータ先輩、ヤマト君でお願いします』

ミラン 『私は!?』

ハリン 『なしです』

福良萩 『うわー、それじゃあ呼ばれた5人は食べるのをやめていいですよ』


ヤマトたちは再び、牛乳を飲み口の中の辛さをとる。


ハリン 『キッツ!』

ヤマト 『でもこの瞬間は天国ですよ』

フータ 『分かる!』

福良萩 『それじゃあハリン君、質問の方をどうぞ!』

ハリン 『あー、はい。……』

パポピ 『ハリンくん?』

ハリン 『すみません。さっきまで覚えてたんですけど、ド忘れしてしまって、今のどのあたりまで出て来てるのでもう少し待ってください』

ミラン 『んっ~~~~~~!?!?!?』


ミランは怒りをあらわにしながら机を叩く。

あまりの辛さに言葉を発するのも苦になり始めていた。


福良萩 『ミランさんが怒ってますので急いでください!』

ハリン 『えーっと……、あ、思い出した!』

パポピ 『それではどうぞ!』

ハリン 『ラーメン美味しいですか?』

ミラン 『んっ~~~~~~!!!!!』


どうでもよさそうな質問に対してキレるミラン。


その鬼畜っぷりにスタジオだけでなく、視聴者たちも大笑い。

この2人の不仲さに拍車をかけた。


ヤマト 『えーっと、あまりの辛さに味があまりわかりません』

フータ 『僕もヤマト君と同じだね。そもそもおいしかったらこんなに苦しんでないよ』

ハリン 『リオンさん、マジでパネェ!』

イー  『え、えーっと、2人とも仲良くね?』

ヒタギ 『味は美味しいのかな? 最初は辛さがないんだけど、いい気に辛さがブワッ! ってくる感じ。そこからはピーンッって感じで辛さが続いて、牛乳を飲んだ時にピーンッがフワ~ンって感じで無くなっていくんだよ』

ハリン 『なるほど、ありがとうございます!』


5人は再び絶望の顔を浮かべながら、ラーメンを口に運ぶ。


そこから再度質問攻めにあい、5分が立ったころに最後の質問が終わり、答え合わせになる。


パポピ 『6名の口が通常に戻ったところで、誰が一番辛い物を食べていたのか、このようになりました!』


刹那、それぞれのチームの机の前に手で書かれたメンバーの名前が映る。


アダルティック【ミラン】

黒白     【ヤマトちゃん】

乙女の花園  【ヤマト様】

ショタコン同盟【ヒタギ先輩】

イケオジクラブ【ミラン】

リトルボーイズ【ヤマト君】


パポピ 『では『アダルティック』から選んだライバーと理由をお願いします!』

光莉  『私たちはミランかな。ハリンの質問の時に5人は全然からそうじゃなかったって理由』

パポピ 『なるほど、では次に『黒白』』

めぐる 『はい、私たちはヤマト君です。私も『アダルティック』ッと同じ理由でミランちゃんだったんだけど、リューティー、がどうしても譲らなかったので……』

リュー 『絶対にヤマト様!』

パポピ 『リューティー君のヤマト愛が吉と出るか凶と出るか! では『乙女の花園』』

キラリ 『私たちもヤマト様でお願いします』

はるか 『理由としてはこの中の誰か一人に決められなかったんだけど、キラリちゃんがヤマト君を推していたってのが理由かな』

パポピ 『ヤマト君を選んだ理由は『黒白』と一緒ですね。では次に『ショタコン同盟』』

フヨウ 『はいっ! ウチは同じユニットのヒタギ先輩っす! せっかく頑張ったんだから、指名してあげないと!』

ヒタギ 『いや、俺のため思うなら正解しろよ』

フヨウ 『……確かに!?』

ゾーナ 『だからヤマトきゅんにしようって言ったのに!』

パポピ 『あ、あはは、では次に『イケオジクラブ』!』

ドラゴン『俺たちはミランを選ぶぜ! リオンの質問の時に耐久するミランは実に男らしかった!』

ミラン 『私、女なんですけど……』

パポピ 『選び方が独特だっ!? では最後に『リトルボーイズ』』

ハリン 『はい、僕たちからはヤマト君を選びます!』

ミネルバ『理由としてはシンプルに誰が激辛か分からなかったから、消去法で激辛に耐えられそうなヤマトを選んだ感じかな』

パポピ 『なるほど、それでは正解発表に移ります! 正解はーーーーーーーー、ヤマト君でした!』


パポピが正解者を宣言すると同時に、【ヤマト】と書いた『黒白』『乙女の花園』『リトルボーイズ』の回答が赤く塗られ、それ以外を書いた『アダルティック』『ショタコン同盟』『イケオジクラブ』は青く塗りつぶされた。


光莉  『ええっ!』

ラビー 『え、マジでくっ殺だったの?』

リュー 『よっしっ!』

めぐる 『リューティーナイス!』

はるか 『キラリちゃん凄い!』

キラリ 『ヤマト様のことなので、答えられて当然です』

フヨウ 『まじっずか!?』

ゾーナ 『ほらっ! だから言ったじゃん!』

ドラゴン『え、全然気づかんかった……平ちゃんは?』

平八郎 『無理無理、全然わからんかった!』

リオン 『……当たりましたね』

ミネルバ『うん、まさか本当に当たるなんて』


外した者たちは予想外の人物に驚きを隠せないでいた。





皆さん気になる『ごろろっく』のデビュー年順関係は明日の『キャラ紹介』で書かせていただきます!

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