表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/60

ルイトがいなくなったパーティ(リイド視点・ざまあ)

 実のところ、ルイトがSSSランク隠しダンジョン。

 つまりはSランクダンジョン【アルカディア】の最下層に落下して気絶している間に、現実の時間は一日ほど進んでいた。


 リイドたちは帰還し、まず国王にルイトが死亡したことを報告した。


「そうか……残念だが、Sランクダンジョン。あそこは死者が出てもおかしくはないからな」

「はい。ルイトの分も、僕たちは精一杯ダンジョン攻略に励みます」


 報告を済ませ、リイドたちは安堵していた。

 なにせ、お荷物が消えたのだ。


 あの瞬間は死にそうだったが、あいつのおかげで助かった。


 リイドたちは踵を返し、王の間を去る。


「お荷物もある意味使えるな」

「そうね。ま、これであたしたちは真の勇者パーティになったわね」


「ああ。力不足がいないから、これで楽に戦える」


 そう言って、いつもの宿に戻る。

 何事もなく時が進む。


 そう思っていたのだが。


「お前らは二度と俺の宿を使うな!」

「は……はい?」


 リイドたちは困惑する。

 どうして急に宿の店主が激怒しているのか分からなかったからだ。


「部屋は汚すし、宿のマナーも守らない! ルイトさんにお願いされていたが、そんな優しい彼も殺したらしいじゃないか。知っているぞ、お前たちはルイトたちを道具として見ていたってな! 俺はお前らのことを勇者とは見ていなかったが、まさかここまで落ちていたとは!」


 ルイトにお願いされていた?

 リイドは動揺しながら店主に尋ねる。


「ルイトにお願いされていたってどういうことだ?」

「お前らの悪行は全部自分が責任取るって別料金を貰っていたんだよ!」


「ルイトがそんなことを……?」


 リイドとベレアは知らなかった。

 ルイトは自分がお荷物だと自覚している分、少しでも役に立とうと裏で努力していたのだ。


 そのうちの一つが宿の件である。

 責任を取るために、夜遅くに依頼を受けに行ってはお金を稼ぎ、店主に渡していた。


「な、なら金なら払う! それでいいだろう?」


 リイドは金なら持ってある。

 それくらいの出費なんて痛くもない。


 しかし、店主は顔色を変えない。


「仲間を見殺しにする野郎に貸す部屋なんかねえよ!」

「見殺しではなく、殉職だと――」


「あいつが殉職するわけねえだろ! 俺は知っているんだ、あいつは魔物に隙を見せるほど馬鹿じゃねえってな! そもそも仲間を道具として見るやつなんて、俺自身が気に入らねえ!」


 そう言って、リイドたちは宿から追い出される。

 外はいつのまにか雨が降り出していて、一瞬でびしょ濡れになった。


「仕方がない……別の宿を探そう」

「ええ……そうね」


 しかし、宿が見つかることはなかった。

 どこに言っても、自分たちがルイトを見殺しにしたという悪評が広がっていたのだ。


 お前らは勇者じゃねえ! と誰も相手にはしてくれない。


「しばらくは野宿だな……」

「どうしてルイトが信頼されているのよ……」


 リイドたちは路地裏に入り、雨をしのぐことにした。

 しかし、リイドたちの落ちぶれはこれでは終わらない。


 すべて失敗だったのだ。

 ルイトを追放した――その瞬間に。


ざまぁ視点になります。こちら、どんどん没落していきますので今後の展開をお楽しみに!


さて、評価が欲しいです(切実)ランキング入りたいです(お願い)


少しでも面白いと思ってくださった方で、まだ広告下の☆☆☆☆☆を★★★★★にしていない方はぜひしていってください!


本当に励みになります、泣きます!!


よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ