トトリ王国の勇者パーティが壊滅状態
隠しダンジョンから出た俺たちは、ひとまず現状を確認することにした。
なんせ、俺たちがこの国にやってきたのは『旅』が目的ではない。
あくまで、リイドたちとの決着をつけるために来たのだ。
こんな動機で動くことになるとは夢にも思わなかった。
「でも、これが俺の責任だからな」
リイドたちとは一応ではあるが、元仲間同士。
助け合いとまではいかないが、相手が迷走をしていたら手を差し伸べたい。
少なくとも彼らは間違った方向へと進んでいる。
「ギルドにひとまず行ってみるか」
「情報採取ですか?」
「そうだな。やっぱギルドには一番情報が集まるから」
ここは王国ということもあって、ギルドはあるだろう。
俺は人に聞きながら、ギルドを目指す。
王都ということもあって、道は複雑。
人々に聞いてもかなり道に迷ってしまった。
「ここか」
ともあれ、無事ギルドの前へとやってきた。
やはり国の中心のギルドということもあって、建物も大きい。
下手な田舎ギルドでもないため、変な人に絡まれることもないだろう。
ギルドの扉を開くと、懐かしい喧騒が飛び込んできた。
ギルドというものは、やっぱりこれくらい騒がしくないと面白くない。
「久しぶりのギルドですね。皆さん優しそうな人ばかり」
「だねぇー。いつもはここで変なのに絡まれてたけど、平和だー」
「そりゃな。ここは王都なんだ。人口が多い分、いちいち人間に興味を示したりはしないよ」
都会のいいところはそこだ。
人口が多いから、人間に興味を示す人はあまりいない。
閉鎖的な空間でもないため、ボスみたいな存在も生まれない。
そう安心していた。
「あ、あの……どなたか……」
受付嬢さんが、慌てた様子で声を上げていた。
しかし、誰も興味を示していない。
……困ったな。新参者が絡んでいいような事でもなさそうだが、放置するのも忍びない。
俺は意を決して受付嬢さんに話しかける。
「どうかなさいましたか?」
「あ、あの……! 私たちトトリ王国の勇者パーティが……何者かによって壊滅状態に陥っているらしく……支援を……」
「勇者パーティが?」
やはり、王国ともなると勇者の一人や二人いると思うが。
その勇者が壊滅状態?
「一体どこで?」
「それが……トトリ王国宮廷内部で……」
「宮廷……?」
そんなことってありえるのか?
宮廷内部で壊滅状態ともなると、この国が何者かに侵略行為をされているとしか思えない。
リイドの可能性も否定できないな。
「俺が引き受けます」
「いや……でもあなたはこの国の人じゃないですよね? 危険ですよ……?」
確かに危険だ。
しかし、
「俺の責任でもある気がするので」
引き受ける以外の選択肢はなかった。
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