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アトムス帝国

 無事身分の証明が終わり、俺たちは無事アトムス帝国への入国が完了した。

 やはり帝国ということもあって、入国審査はかなり厳しいものだった。


 剣を持っているだけで、テロリストだとか疑われたし。

 まあ、アルトミスさんの証明書でスキップできたんだけど。


「やっぱ帝国は王国とかなり雰囲気が違うなぁ」


 この国は蒸気技術が発達しているらしく、様々なところから蒸気が出ていた。

 国全体が魔道具……いや、魔法は使っていないんだけど、人工物的な物を感じさせられる。


「ついに帝国ですか……少し緊張しますね」

「そうだな――っていうかナナは大丈夫なのか? アルバ王国とはなんだか敵対してそうだけど」


「まあ……ちょっとやばいかもです」

「だよなぁ」


 しばらくは外套生活をもう一度してもらうことにするか。

 彼女に外套を手渡し、着てもらう。


 とりあえずこれで安心だろう。

 警備は厳しいが、アルトミスさんの証明書があればスルーできるし。


 さて、これからどうするか。

 アトムス帝国と言っても、正直どんな物があるかなんて知らない。


 なんせ、この国が外部にあまり情報を出さないのだ。

 まあ、だからこそ帝国として繁栄しているんだと思うんだけど。


「とりあえず、お金稼ぎはしないとな」


 この国にギルドというものがあるかどうかは知らないが、それに近しいものを探そう。

 多分、どこの国にもあるはずだ。


 なんて思いながらぶらついたのだが。


「ない……本当にない」


 住民に聞いたところ、ギルドというものは存在しないらしい。

 さすがにそれは嘘だと思って確認してみたが、本当になかった。


「これは困ったな」


 まず第一の問題は食事にありつけないこと。

 隠しダンジョンがあるが、さすがにそこで出されるご飯は食べたくない。


 となると、最終的に……。


「詰みだ……」

「どうしますか……」

「どうするんだよー」


 本当に困った。

 いやー、何かいい方法がないものか。


 うんうんと頭を働かせていると、肩を叩かれた。


「え……?」


 振り返ると、そこには明らかに軍人的な人の姿があった。


「ルイトと、その一行だな。着いてきたまえ」

「え、はい……」


 どうして軍人が俺たちに用があるんだ。

 ……ともあれ、この人たちにアルトミスさんの証明書が効くとは思えない。


 従うしかないな……。


 軍人たちに連れてこられた場所は、どこかの施設だった。

 装備だとか、様々な物が用意されて一見ギルドのように見える。


「ルイトたちはここに座りたまえ」

「はい……」


 俺はとにかく従うことにする。

 用意された椅子に座り、軍人たちがどう動くかを見る。


 しばらく待っていると、一人の男がこちらにやってきた。

 前の席に座り、にっこりと微笑む。


「ようこそ、アトムス帝国へ」


 ……なんだ?

 やばいことに巻き込まれたのかと思ったがそうでもないらしい。


 相手は柔和な笑みを浮かべていて、敵対しているとは思えない。

 とりあえずナナたちに危害を加えるような雰囲気は感じない。


「僕はカイト。アトムス帝国第一部隊の隊長をしている」

「カイトさんですか。ええと、俺って何かやりましたかね?」


「何もやっていないよ。ただ、ちょっと僕が個人的に興味があってね」

「興味……ですか?」


「ああ。なんたって、君は不思議な能力を持っているとか」

「不思議な能力……」


 不思議な能力って隠しダンジョンのことだろうか。

 もしそうならかなり不味い。


 別にバレても問題はないだろうが、アイラの存在だ。

 アイラは精霊。


 分類では人間にはならない。

 となるとどうなるか。


 たとえ極悪卑劣な実験に遭遇しても、文句は言えないのだ。

 なんせ人権がないのだから。


「たくさんの魔法を持っていると聞いたよ。魔法ってのは帝国では珍しくてね」

「ああ。魔法ですか」


「うん。アルトミスからも聞いているんだ。君はすごく有能だってね」

「それは光栄です」


 よかった。ともあれ彼女のことではないらしい。

 少し緊張してしまった。


 というか、アイラは緊張感がないな。

 隣を見ているが、周りをキョロキョロしているだけで俺たちの会話には興味なさげだ。


 どちらかと言えば、ここの場所について気になっているらしい。

 ナナは終始緊張感を持っているが、それは当然だ。


「せっかくだから、君を試したいんだが一本どうかな?」

「試したい……ですか?」


 そう言うと、カイトはニヤリと笑う。


「そう。僕は勝負事が好きでね。強い人と戦うのが大好きなんだ」

「俺にメリットは?」


「君は旅人なんだろ? となるとお金が必要になってくるわけだ。どうだい、僕に勝ったら稼ぐ手段を与えるよ」


 なるほど。それはありがたい。

 だが……勝負はあまりしたくないんだけど。


 これに関しては仕方ない。


「分かりました。それじゃあ、案内してください」

「そう来るのを待っていたよ」

新章開始しました!新たな国、アトムス帝国でルイトたちがのんびり自由に暴れます!


皆様の応援のおかげでランキング【7位】です!評価やブックマークをしてくださった優しき方たちへ、最大級の感謝を。



そこで、やはりここまで来たら読者様と一緒に上位を目指したい!


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