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初めての敗走(リイド視点・ざまあ)

 リイドたちは国王の指示を受け、リトバー公国へと向かっていた。

 もちろん、移動手段なんて用意してくれていない。


 数少ないお金を使って、馬を借りた。

 しかし、成功すれば倍になる可能性もあると考えると痛い出費ではない。


 ともあれ、成功したところで報酬なんて貰えないのは決まっているが。


「大丈夫だ。俺たちならなんとかなる」


 しかし二人は信じていた。

 自分たちならどうにかできると。


 なんせ、自分たちは勇者なのだ。

 ルイトはたったレベル55の雑魚。


 どうやって『アルカディア』から脱出したのかは知らないが、どちらにせよ追いついたらこちらのものだ。

 一瞬でひねり潰すことができる。


 なんせ、レベル100超えなんて勇者くらいだ。

 それ以上のやつらなんて存在しない。


「――ベレア! 魔物だ!」


 正面に魔物の影が見えた。

 リイドは急ぎで馬を止める。


 せっかくだ。魔物を狩ってお金の足しにしよう。

 なんて考えていたのだが――


「リイド……あれ、ダークネスオーガだよ……! Sランクの魔物がどうして……!」

「な、なんでこんなところにSランクが……?」


 二人はただ愕然とする。

 目の前に脅威をただただ見据えることしかできなかった。


「だ、大丈夫だ! 俺たちは勇者。足かせだったルイトもいないんだ。間違いなく倒せる!」

「そうね……! 行きましょう!」


 リイドは剣を抜き、ベレアは杖を握る。

 相手はSランクであるが、Sランクなんて『アルカディア』でも何度も戦ってきた。


 ここに出現するのは明らかにおかしいが、別に自分たちの敵ではない。

 はずだった。


「ど、どうして上手くいかないんだ!」


 戦闘をするが、どんなにやっても連携が上手くいかない。

 リイドはいつも通り高度な剣術をしているし、ベレアも間違いなくアシストはできている。



 だが――どんなにやっても攻撃がうまくいかない。

 何かが足りないのだ。


 二人はその何かに気がついていない。

 ――ルイトが足りないという事実に。


 ルイトはレベルが低いながらも、状況を見極めることとアシストをするのが得意だった。

 そのため、ルイトが指示を出せばそれに従うだけで簡単に攻略することができていたのだ。


「ぐわっ!?」

「リイド!」


 リイドはダークネスオーガに弾き飛ばされ、地面に転がる。

 このままじゃ……やられる。


「ベレア、ここは回避していくぞ……」

「え……逃げるの?」


 『竜の息吹』は一度として、魔物から逃げたことはなかった。

 それは今までの誇りだったし勇者としての証だった。


「今の俺たちには無理だ……」

「今のって……まるでルイトがいた頃は問題なかったような言い方するじゃない!」


 ベレアの指摘で初めて、リイドはハッとなる。

 そうか、ルイトがいたから自分たちはどうにかやっていたのか。


 思い返してみれば、彼のおかげでダンジョン攻略もスムーズに行っていた気がする。


「……逃げるぞ!」


 あまり考えるのはやめて、リイドたちは馬に乗ってダークネスオーガを回避した。

 これが、彼らにとっての初めての敗走である。


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