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魔女の気まま暮らし~元勇者は不老で最強になってました~  作者: ゆっき
第2章 新たな住民と人族と魔族

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新しい住民と1つの解決

 強引な洗脳に近い結果だったけれど、どうにかボスを無力化したことで戦いは終わった。

 その後に、命令をさせて撤退するように指示を出した。

 少なくとも洞窟を部下を引き連れて出ていったところまでは、あたし達も見届けたけれどその後は結果に任せるしか無い。


「全部終わったら自害するような命令にしたほうが良かったのかしら?」

「それやったら垣根を深くするだけですよ。まるで見せしめですから」

「そっか。戦場で死んだならともかく戻ってからそれだと、そうなっちゃうか」

「そういうことです。まあ後は残党に気をつけるために、調査を定期的に出しておく形で今回の件はおしまいですかね」


 ひとまず撤退させた上で、今後来ないようにさせたつもりだけど、更に上に誰かがいたらどうしましょうかね。

 まあ、そこまで考え始めると結局戦争でもしない限り解決はできないか。


「私達も帰りましょう」

「そうね。もう疲れたからゆっくりしたいわ」


 あたしとアリアさんは洞窟の中を念のために探索して、今後に何かを起こしそうな物が残ってないことをたしかめると、再び数日歩いて帰宅することができた。


「はい、それで今後の話です」


 がっつりと丸1日寝た後にシグニアさんとリリアちゃんを座らせながら話を始める。

 それはとても大切な今後についての話だ。


「一応、シグニアさんの追手については、最低限は終わりました。その後に更にしつこくってなると、もはやシグニアさん云々の問題は超え始めることも判明しました」

「たしかにワタシ以外の逃亡者も追っているようなことは聞いたからな」

「まあそれでです。一応、シグニアさんを村に送るとかのことはやろうと思えばできるんだけど、あたしとアリアさんが帰り道に話をした結論的に言えば、あまり推奨はしないってこと」


 わざわざあたしが言わなくともシグニアさんの表情はそれを理解しているといったものだった。

「えっと、なんでそうなるの? 帰れるなら帰るにこしたことはないんじゃない?」

「リリアちゃん。さっきも言ったけど、あくまで今回追ってきた奴らの集団を今回は追い返しただけなのよ。そして、さらにそいつらの上のやつが魔族領にいたとするわね。その場合に、シグニアさんがいくら嘘でもなんでも魔族寄りの思考を装ったりしても、一度は人族との共存を考えた素振りがあった人を放っておくと思う?」

「それは……たしかに普通は監視とかするわよね」

「今回の件が独断なのかそれとも、あいつら個人のあれだったのかはわからなかったけれど。可能性として高く上がるのが魔族が一番上であるというような集団よ。そのうえで過激派であったとしたら監視ですむかどうか。さらに言えば、魔族領に戻ってしまえば、あたし達が状況を把握することもままならないわ」

「そんな……」

「まあだから推奨しないって話になるの。さらに言えば、すぐには無理かもしれないけれど、アリアさんがそういった共存を考えている魔族が住める地域を作ったりできないかの話や計画は立て始めているらしいの」


 場合によっては街づくりレベルの話にもなるって話してたけど、これに関しては正直夢物語だとは思う。

 ただ、どちらにせよ共存の考えを持つなら、いつかは考えなければいけない事だ。


「しかし、それでワタシはどうすればいいんだ?」

「まあ帰る意志がそれでも強いってことなら止めはしない。ただ、帰らないでこちらにいるというなら……ひとまずうちに住めば?」

「へ?」

「もう今さらでしょう。そこそこ時間も経ってるし。そんでうちにいて、計画が進み始めたらアリアさんのこと手伝ってあげるとか色々やりようはあるでしょ」

「いや、だがいいのかい? 迷惑を」

「正直、あたしも色々と今回の件でやらないといけないことも増えてきたからね。とはいえ、仕事によってはリリアちゃんを連れて行くのも憚られるから1人くらいは、リリアちゃんのことと家を守れる人がいるなら、むしろありがたいくらいよ?」


 ただ、ちょっとリリアちゃんにあたしよりも好かれてる可能性があるのは、複雑だったりするけど。


「……本当にいいのなら、もうしばらく世話になってもいいかな?」

「もちろん。こっちからの提案でもあるしね。リリアちゃんもいいでしょ?」

「むしろ、ここでシグニアさん追い出してたらアンジュさんのこと軽蔑してたわよ」

「そんなことしないわよ!? あたしの評価そんなに低いの!?」

「さあ、どうでしょうねー」

「リリアちゃん!?」

「ふふっ、ワタシがいうのもなんだが賑やかだな」


 こうしてひとまずシグニアさんの件については幕を閉じた。

 そしてあたしの家にも住人が一人増えた。

 場合によっては増築とかも考えてもいいのかしらね。

 後はもうひとつのほうも、確認はしておかないといけないけど。今はゆっくりと休ませてもらおうかしらね。

 あたしは棚の上に置かれている1つの招待状に目をやりながら、心の中でそうつぶやいた。

シグニアさんの問題が解決と共に少しキリの良さに疑問があるかもしれませんが2章完になります。

ですが、すぐに3章にはいってもうひとつの問題の話に移っていきますので、引き続きよろしくおねがいします。

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