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魔女の気まま暮らし~元勇者は不老で最強になってました~  作者: ゆっき
第2章 新たな住民と人族と魔族

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認識を改めたい

「ここですね」

「へぇ……まあこんなところじゃ簡単に見つからないわよね」


 1日半かけて移動した先は森の中だった。奥に進み続けた結果行き止まりのようにそびえ立つ岩の壁の中に洞窟ができている。

 だが、普段人が通る道からはかなり離れていて、物好きが入らない限りはバレそうにない。


「それで、こっからどうするの?」

「とりあえず、近くで隠れて様子を見ましょう。可能なら一気に全員……せめて頭は潰したいので」

「リーダーらしきやつが外に出たところか、中にはいったところを狙うってことでいいの?」

「はい。幸いにも放置されて好き放題育った木々が多いので、こっちの視界も悪いですが隠れやすそうです」

「たしかにそうかもね」


 ただ、問題があるとすればリーダーがいるような組織だった相手という確証があるかどうか。そして、それが見た目でわかるかどうかだ。


「……ところで、アリアさんて武器どんなの持ってきてる?」

「へ? 普段から使っている剣と予備のダガーですが」


 軍の騎士としての標準装備だ。

 一方あたしはワンドのみ。しかし、こんなに木々が盛り上がっていると前と同様火属性魔法が使いにくい。光属性魔法は詳しくないから使えるのは癒やしの効果や光源としての効果のあるもの。

 女神様の加護があっても使えるものは極端だし、そう考えると武器でどうにかしないといけない。

 あたしがそれに気がついたのは相手が洞窟にいることがわかってから。


 つまり、考えなしというか勘が鈍っている。スライムの騒動から気をつけようと少しは思ってたはずだけど、結局は世界の危機レベルのことに慣れてるから認識が甘いのかもしれない。

 ここら辺も直していかないと。せめて狩り用の剣とかあたしも持ってくればよかったな。

 よく考えたら数百年越しに思い出したけど、武器の適性もつけてほしいって任せたけど、何の武器があたしは使えるんだろう。ワンドは魔法を使う分には使えたけど、近接攻撃としては使えそうにない。いや、そもそも本来の用途と違うから当たり前ではある。


「ダガー使いますか?」

「もしもの時はよろしくお願いするわ」


 まあ、ひとまず敵の本拠地ってことなら中に入れば武器の1つや2つはあるでしょう。

 ――だからこういうところが認識が甘いんだよあたし。


「やっぱり貸してもらえるかしら?」

「はい。どうぞ……使い方わかりますか?」

「流石にわかるわよ。狩りしてる人間よ」

「ですよね。では、しばらく様子見といきましょう」


 あたしはひとまずダガーを借りて装備してから、洞窟から適度に離れた場所で突入するべき時を待ち始めた。

 そして空がオレンジ色に染まる頃に、その時は訪れた。


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