彼氏と一緒に1年間! 上半期
今回は、1年間に起きた出来事をピックアップしてお届けする、小ネタ集になります。
4月
始業式の放課後
「友美ー」(ハグ)
「うん」(はぐぐっ)
「クラス別々になっちゃったねー」(ぎゅー)
「うん……」(きゅっ)
「寂しいねー」(肩に頭を載せる)
「うん……」(胸に顔を埋める)
「櫻?俺には?」
「お互い勉強頑張ろう?」(首を傾げる)
「……だよなあ、そんな気はした」
「まあまあ」
「もー、ダメだよ櫻ちゃん。寂しいなら寂しいってちゃんと言わなきゃ」
「えっ!?」
「こら!」
----------------------------------
勉強も本音。でもちょっとだけ寂しいのも本音。
友美>越えられない壁>彼氏 は相変わらず。
「友達出来た?」
「うん、何人かね。……名が売れるって良いんだか悪いんだか…」(そっと視線を逸らす)
「???」
「あっ、『さっちーん』!!」
「『さっちん』て言うな!!」
「???」
「また何かのネタ?」(苦笑)
----------------------------------
主人公が『さっちん』て呼ばれるの嫌がるのは、毎年の恒例行事みたいな物。
何で嫌がるのかは『型月』『さっちん』で調べればすぐ出てくるはず。
分かっててやってる友人も同類腐仲間。
あんまり描写は無いけど、主人公は他の女の子ともちゃんと友達付き合いしてます。
「最近思うんだけどさ、どうせなら友美と私で名前逆が良かったなー、って」
「え?」
「ホント、惜しいよねー」
------------------------------
逆転してちょっと変えれば、あら不思議
櫻「はにゃ~ん」
友美「櫻ちゃんステキですわ!!」
白樹「何それ」
櫻「CCごっこ」
5月
とある体育の時間
女子は創作ダンス、男子は器械体操
カタギの男子クラスメイト達の会話
「可愛いっすなあ」
「あれ央川さん案だろ?」
「さすが央川さん」
「篠原を可愛く見せる為なら手段を選ばない、って本当だったのか」
「央川さん自身も可愛いしな」
「良かったねー、きょ う や く~ん?ぐ☆う☆ぜ☆ん☆今日の体育、体育館共用でさ」
「うわ、すっげーカオしてる」
「可愛いけど、そんな彼女の可愛いとこなんて見せたくないってか?」
「うわあ、心狭ッ」
「……五月蠅い」
「ちょ、睨むなって」(笑)
「あ、空条先輩だ」
-------------------------------------------------
複雑にも程がある。
空条先輩は噂を聞きつけ、2階のギャラリーまでわざわざ見に来た模様。授業は?
オタク友人男子達の会話
「廃人検定会場はここだと聞いて」
「妖精さんに、ウマウマに、魔法少女の必殺技バンク?」
「うんたん、お断りします、野菜ジュース」
「おk、誰か某AKBで有名なプロデューサー連れて来い」
「去年は……『ボク魔』のボス戦だっけ?」
「来年は『東方』って言ってたな」
「期待agewww」
「木森は残念だったな」
「ケータイ持ち込めないから撮っとけないしなー」
「おまわりさーん」「!?」
「後で先生に交渉しとくか?」(念の為記録しています)
「いっそ、文化祭で有志でダンスとかにすれば残しとけるんじゃね?」
「「それだ!!」」
-------------------------------------------------
知る人ぞ知る恒例行事。
ちなみに来年は卒業旅行をイメージした物にする予定。
文化祭は忙しくてステージ出演まで回らないよ!という事でお断りさせて頂いたです。
6月
雨の休日、おうちでいちゃいちゃ
「ねえ、去夜君って、髪の毛弄らないの?」
「何?突然。そう言う櫻はどうなんだよ」
「私は良いんだって、このままで。……切っただけで動揺した彼氏さん持つと、髪染めたりしたらきっともっと大変だしね?」(によによ)
「……っ」
「去夜君なら、白い髪とか似合うと思うんだけどなー」
「ヤンキーにでもするつもり?やらないよ」
「えー、残念(プリキャラとかで髪の毛白く出来ないかなあ?後で友美にでも聞いてみよっと)」
「……ところで櫻さん、“それも”“知ってる事”?」
「ぎく」
-------------------------------------------------
知ってると言うか元ゲーム内設定というか。そろそろ誤魔化すのにも限度が。
プリキャラって言うのは、まあそういうやつです。付き合い始めてから1回だけやった。
携帯に張るのはお約束。
ちなみに空条先輩は金髪(というか黄色)に赤い瞳、白樹君はその名の通りの白髪と青い目。
観月先輩は髪は薄茶で目は空色、先生は焦げ茶の髪と目、椿先輩は青い髪に群青の瞳。木森君は緑の髪で目はエメラルド、東雲君は文字通りの紫ピンク一択でした。
7月
木森君が帰省したので、皆でカラオケに行く事に
同学年オタク友人中心会
「じゃあまずは通常戦闘曲からいっきまーす!」
ちゃらり~らりら~り~ら~、らりら~り~ら~、ら~あ~♪
「「うおおおおおおおおお!!」」
「「!?」」
-------------------------------------------------
通常と言っていますが実際には対人ボス専用です。
カタギの白樹君と友美は今日はアウェイ側なので、ちょっとびくびく。
本職の人じゃないけど、その筋の知識がある東雲君は中間あたり。知ってる曲はノリノリ。
「しゅれーでぃんがーのぬこー!」
「あ、改めて演るの、恥ずかしいかも」(照れ)
「体育の時のヤツか」
「カ~ワ~イ~イ♪」
「何これネタしかないんだけどwwwwww」
「「wwww」」
-------------------------------------------------
当時見れなかった木森君に初披露。
「恋人をおそろいにした日!」
「うわあ、リアルすぎてマジヤバイ、わろえないwww」
「白樹君逃げてww超逃げてwww」
「ぱあん(>▽<)」
「マジで撃ったーwww」
「撃ったwww」
「うわ、超イイ笑顔www」
-------------------------------------------------
実にシャレにならない。
「怖い歌ばっかりは嫌だよ~」(涙目)
「篠原さんは怖いの苦手だもんね、ごめんごめん」
「じゃあ普通にアニソン特ソンにシフトしようか」
「ふつ、う……?」
「燃え&萌えッ!!」
「「古っ!?」」
-------------------------------------------------
アニソンはむしろ古い方が得意だったり。(精神)年齢については言うなッ!!
選曲については一応カタギの人向けの配慮も込みで、分かりやすくメジャーな曲中心になりました。
8月
去夜君の誕生日は海に行こう!という話が出ました
「なあ、ダメ?」
「う~ん、帰りが大変なのがな~…。どうせならプールが良い。足ざらざらしないですむし」
「プールか。汚れるのはどっちも大差ないと思うけど?」
「そうだけど……。でも海ってさ、急に深くなるでしょ?足つかないとこ駄目なんだよね、怖くて」
「よし、海にしよう!」
「えっ!?今そういう流れじゃ無かったよ!?ちょ、だから無理だってば!!」
「いーや、海で決定!じゃあ予定通り今度の――――」
「人の話聞こうよ!?」
-------------------------------------------------
イエスじゃないから海割れないよ!?
海で水着の(しかも濡れてる)カノジョに、合法的にひっついてもらう方法。
白樹君的には神が降臨したに等しい。
結局何だかんだで2人で仲良くお出かけした。
9月
休日彼氏の家にて
「最近あんまり乙女ゲームの話しなくなったよな」
「ゲームしてない事も無いけど、今はケータイのカード中心にやってるからね。『森』は公共事業とキリンに貢ぐの飽きた」
「新しいのとか出て無いのか?」
「何故興味を持ったし。んーとね、ここが分かりやすいかなー?この辺は割と最近だね。あ、こっちは今後の発売スケジュール」(携帯を見せる)
「うわ、結構あるな。買わないの?」
「合わないの分かり切ってるからねー」
「?じゃあ例えばこれは?」
「キャラデザでパス」
「こっち」
「ヤンデレは趣味じゃない」
「これは?」
「後押しスレで『何故買おうと思った?』って言われてたやつだね」
「??(腐女子って怖え。発売前なのにもう内容が分かってんのか?)……じゃあ、こっち」
「うーん、何ていうか“これ!”っていう萌えキャラ、ぶっちゃけ婿がいなかったんだよねえ。シナリオは悪く無かったんだけど……(ぶつぶつ)」
「…………これから出るんだよな?」
「あー……、何となく?」(やべ)
「……じー」
「……」(焦)
「ふうん?」(冷)
「こ、これなんかはほら、ケータイゲームにしても酷いって言うかさ!これ買うくらいならフリゲやるかなって!!」(誤魔化す)
「フリゲ?」
「あっ」
-------------------------------------------------
あっ
腐女子がどうとか言っていますが、実際には主人公は腐って無いです。嗜んでるけど。
でも彼氏からしてみればそんなの全部一緒。




