困ったおじさんやってきた!その三
不動産屋に紹介されて見に行ったものが
すべて、無駄になった8月
おじさんがついに物件を決めるというので
条件を絞って、さらにアパートの下見をしてきた。
見に行ったものは3件
スーパーの近くにこじんまりとした3Kの貸しアパートをみつけた。
賃貸料3万円、物件は古かったが、こぎれいな感じ。
バス路線で大通りからはちょっと入っているので静かだ。
おじさんに勧めてみると
「ちょっと今、都合がつかないから、帰れない」
との返事だった。
物件は他の人が借りて、その話はチャラになった。
それから、一ヵ月後、おじさんは、また米子市にやってきた。
今まで借りていた公団は、立て直すので
出て行くように言われているとの事だった。
いよいよ、物件を決めるのを決断するとの事だったので
直接、不動産屋に行って物件を決めることになった。
あれこれ、見て、迷っている様子。
結局、その日は決まらなかった。
その夜、おじさんは米子市に住む自分の弟に会いに行った。
次の日合いたいとの電話で喫茶で話をすることになった。
そして、おじさんの態度は急におかしくなった。
2時間に渡る雑談の後、
「弟がね。アパート借りるのもったいないって言うんだ」
「……そうですか」
「それで、ここ(弟が住んでいる家)に住めばいいっていったんだ」
「……」
(  ̄っ ̄)
えっ……。
ええつ!! まさかのドタキャ-( ゜-゜)( ゜ロ゜)(( ロ゜)゜((( ロ)~゜ ゜----- ン!
不動産屋に顔を覚えられるまで通った私たちの苦労は……。
「いやぁ、君たちには申し訳ないと思っとる。
:*:・( ̄∀ ̄)・:*:でも、もう決めたから」
はい、そうですか……(-_-メ
その一ヵ月後、おじさんは弟が住む家に引っ越してきて
米子に住みはじめた……。
十月の半ばの事だった。
この叔父さんには、その後もさんざん振り回されることになるのだが
それはまた、別の話。
以上、紫雀の体験談でした。




