マヨラー
こんにちは、紫雀です。
私、20代の頃、賄いつきのゴルフ場に務めていました。
事務方4人。食事は二人づつ交代で二階、レストランの厨房の方でいただきます。
内容はゴハンに味噌汁、煮魚、煮物、酢の物などの一汁三菜が多いのですが、時には刺身がついたり、カレーやハヤシライス、ソーメンなどの軽食に変わることもありました。
私は年も対して違わない同僚のTさんと一緒に食べるのですが、彼女と一緒に自分のお膳をセッティングしてる時に、彼女は業務用冷蔵庫をあけて、パック容器を取り出し何かをスプーンですくって、煮魚の器に盛っています。
「……何?それ?」
「マヨネーズ」
ん?マヨネーズ……?
「なんで、煮魚にマヨネーズなの?」
普通に味ついてるよね。
「……だって、おいしいもん」
「おいしいって」
ちらっとシェフを見た。
「……あ、うん。おいしいよね」
すぐそばに、手作りマヨネーズを作ったシェフがいる。
滅多なことも言えなくて、うなずいたが。
でも、ちょっと、変じゃね?普通、煮魚にかけるか?
疑問符のまま、次の日のメニューはカレーだった。
彼女、カレーにもかけてる。
「なんで、カレーに?」
「だって、おいしいもん」
「あ、……うん」
違和感を感じながら次の日。
彼女、ソーメンの汁の中にマヨネーズを入れている。
「……それ、おいしいの?」
「え?だって、おいしいでしょ」
……たいていの人はソーメンの汁の中にマヨネーズは入れないと思う。
……マヨラーすごい。
以上、常人には理解しがたい紫雀の体験談でした。




