8.フルフェイスとゴーグルとシューティンググラスの違い
次のお店にやって来た翔也達。しかし勝平が……。
「……翔也さん、勝平さん。ショップが見えて来ましたよ!」
2軒目のお店は下がサイクリングショップになっていて、入り口付近に看板が置いてあった。しかし、目的のお店にたどり着く頃には、勝平は肩から「ゼー…ゼー……」と息を切らしていた。
「なぁ勝平。俺が荷物の一部を持つから渡せ」
「あ…うん」
流石にもう疲れたのか、素直に装備が入っている袋を差し出して来た。
「いざってときは俺のカバンに入れてやる」
「エアガン……」
「この大きさじゃ入るわけがないだろ。行くぞ」
祐二さんは勝平の言葉をバッサリ切ると、俺に付いて来いと言わんばかりにお店の中へと入るので、俺達もあとを追うようにして店に入る。
「「おお〜……」」
2軒目のエアガンショップは1軒目のエアガンショップと違い、店内が縦長状になっている。
「さぁ翔也くん。アナタが買いたいと思うエアガンを探しましょう!」
「はい!」
彩さんにそう返事をすると、ガンラックに飾っているエアガンを見ていく。
「翔也さん、これなんかどうですか?」
莉央さんはLCT G3 と値札に書かれたエアガンを指差して言う。
「モデル的にはマニアックな位置付けになるな」
「でも、重いわよ」
「まぁな」
「でも翔也さんは力がありそうだから、気にしなくてもいい気がします!」
祐二さん達がそう話し合っている中、勝平がゴーグルを2つ持ってやって来る。
「あの…彩さん。ちょっと質問があるんですけど」
「どうしたの、勝平くん?」
「さっき商品棚を見て気付いたんですけど、ゴーグルって種類があるんですか? こっちとこっち、種類が違う気がするんですけどぉ……」
確かに、俺達がサバゲーで渡されたのは顔全体を覆うようなマスクだったけど、シューティングバーで渡されたヤツは安物っぽかったけどメガネのように掛けるタイプだった。
「あ、そうね。そこら辺のことを知らなかったわね」
「サバゲーで目を保護する為に使うゴーグルが3種類あるんですよ。フルフェイスとゴーグルとシューティンググラス」
「お前達に買わせたのはゴーグルタイプだ」
※ サバゲーで使う必須アイテムの1つ、フルフェイス、ゴーグル、シューティンググラス! の違いを説明しよう!
フルフェイス!
フルフェイスは目はもちろん顔全体を覆ってBB弾から護ってくれる1番安心出来るタイプだ!
メリットだがさっきも話した通り、目以外にも顔にアザや傷が出来るのを防いでくれるので安心して使える上に、撮影NGってヤツなら顔が映りにくいので一眼見ただけじゃ分からないようになっているので、オススメだ!
デメリットとしては、大抵のフルフェイスはデザインがちょっと……というところがあるので買うのに抵抗を感じる人がいる! そして蒸れやすく、メッシュタイプ以外フルフェイスは曇りやすいものが多いので曇り止めが必要な場合が多い! 作者がオススメするのは“サンセイ”のフルフェイスだ!
ゴーグル!
ゴーグルはスキーやダイビングに使うような形をして目とその周りだけをBB弾から防いでくれる優れものだ!
メリットとしては、ゴムバンドで調整出来るので激しい動きに対してもゴーグルがズレる心配がない!
その上、メガネを掛けた状態でも装着出来るゴーグルが多い!
デメリットとしては、通気性悪いのが多いので曇りやすい! 一応曇らないものもあるが、メガネの方が曇ってしまうので必然的に曇り止めが必要だ!
シューティンググラス!
サングラスのような格好をしたサバゲー用のアイウェアで人気が高い!
メリットは見た目がカッコイイ上に前者のものに比べると曇りにくい!
デメリットはサングラス上のものが多いので、転んだりしてしまった拍子に顔から取れてしまう危険性がある! そして顔とフレームの間に隙間が出来やすいので、人によってはBB弾がその隙間から入ってしまう可能性がある!
なのでBolle製のものは顔から取れないようにする為のバンドや、隙間をなくす為にフレームなどがある!
あと室内戦の大半はシューティンググラスNGというところがあるので、フィールドのレギュレーションをチェックするように!
「私達もシューティンググラスを使ってるけど、やっぱり失明の可能性を考えると他人にシューティンググラスはオススメしずらいわ」
「自己責任でって言うのなら、買うのは構わないけどな」
「ああ〜……今はよく分かんないんで、どれを使うかは後々ってことでいいんじゃないんですかね」
「そうしてくれ」
「んじゃ、これ戻して来ますねぇ〜」
勝平はそう言うと、持って来たゴーグルを戻しに行った。
「……なるほど。それなら私はあっちの方が……」
「…ん?」
すぐ側でブツブツと話をする声に反応して振り向いたら、マスクとサングラスに付けて帽子を深く被った女性(?)が慌てたような顔で手を振った!
「あ⁉︎ ゴメンなさい! 独り言を言ってたらつい! ご迷惑お掛けしました!」
「あ、いえ…気にしてないので大丈夫です」
「むしろ私達の方が、ご迷惑をお掛けした気がします」
そう言ったら今度は頭をペコペコ下げながら話し始めた。もう、テンパってるのが明らかに分かる。
「いえ、そんなことはないです! それでは!」
女性はそう言うと、店内の奥の方へ逃げるように行ってしまった。
こうしてアイウェアの違いを知った翔也達であった。




