6.最低限買わなければならないもの!
勝平は買うエアガンを決めたが、果たして翔也は?
店員と共にシューティングレンジにやって来ると、店員がマガジンに弾を入れたあとエアガンに差し込んでゴーグルと共に渡して来た。
「撃つ前にゴーグルを付けて下さいね」
※シューティングレンジが設備されているエアガンショップの大半は、利用するときはゴーグルを付けるのが義務になってるぞ!
店員に言われた通りにゴーグルを付けると、シューティングレンジに立った。
「ではこちらのエアガンをどうぞ。銃口は決して商品がある右側の方に向けないで下さいね」
「分かりました」
店員にそう返事をするとシューティングレンジに用意されたターゲットを狙い、セミオートで撃った。初弾は当たらなかったが2発目と3発目はちゃんと的に当てた。
「フルオートで撃ってみて下さい」
「いいんですか?」
「はい」
店員に言われた通りセレクターをセミオートからフルオートに切り替え、的を狙って撃つと5発中3発が的に当たる。
「おお〜……」
意外と気持ちいい。
「いかがですか?」
「いいですね! でも……」
「これは思ってたのと違う」って伝えると、ガッカリした顔をされそうで怖いなぁ……。
「決めてに欠ける。って言いたそうな顔をしているな」
「え、まぁ…はい」
正直性能自体は悪くないんだけど、しっくり来ないなぁ〜。ってところがあるので、勝平みたく即決出来ない。
「もう少し店内を見てから決めてもでもいいんじゃないかしら?」
「お姉ちゃん。本体以外のものをここで揃えた方がいいんじゃないの?」
「それもそうね。消耗品とかこっちにあるから、勝平くんはファイアーホークを預けてね」
「了解です! あ、これ取っといて下さい」
「分かりました」
店員にエアガンを渡すと装備品が置いてある棚へと向かう。
「こっちが装備品が置いてある棚よ」
「「おお〜!」」
迷彩服から俺達が分からない道具までがズラッと並んでいた。
「スゲー……これ全部軍とかで使われてるヤツですか?」
「そう! ……とまでは言えないんですよね」
「どういうことですか?」
「ここに置いている道具のレプリカもあるからね」
「レプリカ。つまり模造品?」
「ああ…そうだ」
※サバイバルゲームで使われている服や帽子。それにポーチやホルスターなどレプリカがあるぞ!
もう分かっているヤツもいると思うが、軍で正式に使われている道具、つまり実物系はレプリカに比べると頑丈で壊れにくい! しかしその反面種類によって値段が跳ね上がるので注意した方がいい!
まぁ「サバゲーで使うだけなら、これでいいや」と思うのならレプリカで統一しても構わないが、実物と違って寿命が短いと思っていた方がいいぞ! (※尚近年は頑丈なレプリカを出すメーカーが出ているので、レプリカは壊れやすいという認知をしなくてもいいと思います)
「とりあえず必要なのは…勝平くんはエアガンを持ってるから、リポバッテリーと充電器にディスチャージャーに多弾マガジン。それとBBボトルに弾。ゴーグルにニーパッドに手袋にガンケースっと」
「フェイスガードも買った方がいいんじゃない?」
「…あ、莉央の言う通りね。顔撃たれたら痛いものね」
彩さんはそう言って買い物にヒョイヒョイ道具を入れて行くのだが、俺は彩さんの言葉の中に疑問に思うところがあった。
「ちょっと待って下さい!」
「ん? どうしたの翔也くん? もしかしてゴーグルのデザインが気に入らなかった?」
「違います。ディスチャージャーを買う理由は、バッテリーが膨らむのを防止する為なのは分かります。でもニーパッドとガンケースを買う必要性が分かりません」
「ああ〜なるほど。翔也、お前この間サバゲーに行ったときに膝着いたか?」
「膝を着きました……あ」
そういえば、膝が石に当たって痛かったときがあったな。
※サバゲーでニーパッドは要らないだろう? と思っているヤツがいると思うが実は必需品の1つだ!
何故かって? サバゲーは室内外問わずゲーム中に必ず膝を着くことがある! 野外ならば柔らかい土の上なら気を使わず膝を着けられるが細かい石が敷かれていたり、室内だったら床に撃ったBB弾が敷き詰められていたりもする!
そんな状況で膝を着けば「痛い!」と言わざる得ないだろう! だからエルボはともかくニーパッドは買った方がいいぞ!
(※エアガンショップの店員さんによると、ニーパッドは要らないと思って買わなかった人の大半はサバゲーから帰って来たときに、店に寄ってニーパッドを買って帰るそうです)
「じゃあ…ガンケースの方は?」
「「「絶対に必要」」」
※ガンケースを買う理由はエアガンを傷付けないように保護する為。……だけではないぞ!
18歳用のエアガン類は外装がリアルだから赤の他人からして見れば“本物を持った人が街中を歩いている! 警察に電話しないと!”という事態に発展しかねないし、例え車の中に入れていたとしても銃口だけでも見掛けてしまったら同様のことを思うだろう!
だから周りの人怖がらせないようにする為でもあり、 自分が警察関係に人間にお世話にならないようにする為にもガンケースは必須だ!
事と場合によってはエアガン剥き出しでバスや電車などに乗ろうとすると乗車拒否されることがあるから気を付けろよ!
こうして翔也はメインウェポンを決められなかったのであった。




