5.エアガンを決める勝平と悩む翔也
エアガンを持って愛銃を探す翔也達。果たしてどのエアガンを選ぶのか?
G&G FNCが重いと感じた勝平はすぐさまガンラックに戻した。
「こ、こんなものを使って戦う人なんているのか?」
「いるぞ。偶にだけどな」
「マジですか…」
「祐二兄さんが言ってることは合ってます。現にその銃が好きな人やエアガンに拘りがある人とかが使いますよ」
※エアガン業界では多種多様なエアガンが存在しているのは以前話したな?
どんなエアガンを使うのかは人によって違いもする! 例えば装備に合わせたエアガンを選ぶヤツもいれば、先ほど莉央が言っていたようにその銃が好きだから使うヤツ! さらには人とは違ったエアガンを持って戦いたいヤツもいる!
なので性能を選ぶか見た目を選ぶか、はたまた店員と相談して決めるのか自分で決めるようにな!
「そのエアガンに拘りがないのなら、こっちのエアガンとかはどうだ?」
祐二さんはそう言って、勝平前回使っていたG&G MP5が並んでるガンラックに指をさした。
「MP5かぁ…悪くはなかったんですけど、翔也が使っていたようなエアガンの方がカッコイイなぁ〜……なんて思っているんですよね」
「そう? ならこっちのM4系が飾ってある棚を見てみましょう」
「そうで……ん?」
勝平がガンラックの下の方を向いたまま、ピタリと止まってしまった。
「どうしたんだ、勝平?」
「しょ、翔也…こ、ここ、これ!」
「これ…ってぇ⁉︎」
勝平が指をさしている方向を見てみると、重厚感があるエアガンが鎮座していた。それだけなら「へぇ〜…こんなものも売ってるのかぁ」なんて言うが、問題は値札に書かれている金額の方だ。
「258500円⁉︎ こんなにするのかよ‼︎」
「しますよ」
「どうして?」
「G&G GMG42は外装がフルメタルでグリップも純正木製なので、素材料と加工費が高く付きますし、何よりも海外製なので輸送コストが掛かります」
※日本の東京マルイ製のエアガンの外装は、法律の問題上樹脂加工か亜鉛ダイガストで作られている! 海外の場合だと法律が制定されてないところがあるので外装がフルメタル製エアガンを作れる!
ただし、フルメタル製エアガンは加工費が掛かるので通常より値段が跳ね上がるらしい! その上重量も増えるのでロマン思考があるヤツ向けとも言っていいかもな!
そして海外製のほぼ全て商品が海を超えて輸送される! だからその分が輸送費としてお金が掛かるぞ! そしてドルレートによって値段が変動することがあるからな!
「こ…これ、俺は買わないです」
「翔平、こんな値段の高いエアガンを初心者にオススメする訳ないだろう」
「そうね。だから顔を上げてガンラックに飾ってるエアガンから選んでね」
「あ…はい」
彩さんに返事をするとエアガン探しを再開する。
このサブマシンガンは…好みじゃないな。こっちのエアガンは。
「すみません」
「はい、何でしょうか?」
「このエアガンを持たせて貰ってもいいですか?」
「構いませんよ。少々お待ち下さい」
店員さんはそう言うとガンラックに飾っているG&G ARP9を取り、俺に渡してくれた。
「……う〜ん」
「翔平くん、そのエアガンどう?」
「ちょっと短くて構えずらいです。それに頬をストックに付けたときにちょっと違和感を感じます」
「ああ〜……ワイヤーストックが合わなかったんですね」
「ワイヤーストック?」
「その伸縮出来る2本の骨組みのことを言います。因みに翔也さんが使っていたM4A1は伸縮ストックです」
「なるほど…ありがとうございました」
そう言って店員にG&G ARP9を返すとエアガン探しを再開する。
「ん〜……」
やっぱり、M4系のエアガンを買うのが無難かなぁ?
「翔也、俺はコイツに決めたぞ!」
「え? もう決めたのか?」
そう言いながら振り返って見ると何とエアガンを掲げていた!
「勝平、一応確認するがそのエアガンは?」
「G&G ファイヤーホークって言うカッコイイ名前エアガン! さっき撃ってみたらスゲェ音がして気に入ったから買うことにした!」
「しかも値段がお手頃ですよ!」
「へぇ〜……」
税込で28800円だからお手頃な値段……だよな? てか試射出来たんだここ。
「翔也も俺と同じもん買うか?」
「いや俺は……あ」
翔也はそう言うと、ガンラックに飾っているエアガンに近付いて行く。
「……このエアガン、カッコイイ」
「翔也、持ってみるか?」
「あ…はい」
「すまない、このエアガンを持ってみていいか?」
「大丈夫です。今用意しますね」
店員から受け取るとエアガンを様々な角度で見る。
「そのG&G PCC45は比較的新しく作られたものだから、ちょっと値段が高いかもな」
「PCC45?」
「ああ…一応見た目だけじゃあれだから撃ってみるか?」
「あ…はい!」
「すまない。彼をシューティングレンジの方に連れて行って試射させてやってくれないか?」
「かしこまりました。お客様、付いて来て下さい」
「はい」
俺がそう返事して店員に付いて行くと、勝平と莉央さんが興味深々な顔でシューティングレンジに付いて来た。
こうして愛銃を決めた勝平であった。




