157本目 日本人さん、ちょっそれ食うんですか?
日本人さん、ちょっそれ食うんですか?
著者:衣谷強
Nコード:N9917IL
形式:短編
現在評価:2,000pt以上
作品種別:知識系
※歴史ジャンルへの投稿作品
【あらすじ(著者による)】
この世は西も東も南も北も歴史深い食べ物ばかり。
そんな歴史ある食べ物の一つ、お教えいたします。
いいえ、お代は一円もいただきません。
皆様が満足していただければ、それが何よりの報酬でございます。
さて今日の食べ物は……。
史実 日常 秋の歴史2023 毒 何故食った 食に歴史あり 日本って凄い(※キーワード)
【筆者(鶴舞)によるコメント】
本作は、『食べ物』がテーマだった『なろう』公式企画、『秋の歴史2023』参加作品です。
そして、歴史エッセイでありながら、並み居る小説作品を抑え、参加作中トップのポイントを叩き出した作品でもあります。
しかも、コレ、ただのトップではありません。2位にトリプルスコアを付けてのダントツトップです。これだけでも、本作がいかにすごい作品かは分かろうというものです。
※ちなみに筆者(※鶴舞)も『秋の歴史2023』には参加していましたが、ポイントは本作の1/10以下でした()
さて、そんな本作。その凄さは、まずタイトルに現れています。
『日本人さん、ちょっそれ食うんですか?』
こんなの見せられたら思いませんか?
「いったい日本人はどんなおかしなものを食ってるんだ?」って。
そして、興味をもって読み始めれば、かなり多くの方が、一度は口にしたことがあるであろう、身近なあの食材の原料が、とんでもない性質を持っていた。という衝撃の事実を目のあたりにすることになるのです。
さらに、その食材、現代では優秀さを否定する方は誰もいないと思います。しかし、『食糧』という視点から指摘を受ければ、確かに「なぜそこまでした?」という疑問がふつふつと湧いてくるのです。
私は読みながら感心すること頻りでした。
千字に満たない超短編でありながら、ここまで物を教えてくれた作品を私は知りません。歴史ジャンルへの投稿ですから、エッセイ読者の方は目にしたことのない方もいらっしゃるかと思います。決して損はさせませんので、一度目を通してはいただけないでしょうか?
次話は、ちょっとした日常の行動、その先に潜む恐怖について書いた作品を御紹介。




