136本目 違和感の少ない転生乳幼児チート描写のすすめ ~読者が不自然に感じてしまう子供描写まとめ~
違和感の少ない転生乳幼児チート描写のすすめ ~読者が不自然に感じてしまう子供描写まとめ~
著者:十月トオカ
Nコード:N4139IC
形式:短編
現在評価:100pt以上
作品種別:提言系、HOW-TO
【あらすじ(著者による)】
異世界転生乳幼児小説によく出てくる幼児描写違和感あるあるを、ざっくりとまとめました。
これから乳幼児を主人公にしたお話を書く方の、何らかの手助けになれば幸いです。
異世界転生 幼児 乳児 子供 チート幼児(※キーワード)
【筆者(鶴舞)によるコメント】
『転生もの』
このジャンルは『なろう』の定番の一つと言って良いでしょう。『異世界転生』に関しては、あまりにも数が多かったため、一時期、一般のランキングから隔離されていたことすらあるほどです。
かく言う私(※鶴舞)も、転生者をメインキャラ(※主人公ではない)とした『異世界恋愛』作品を書いていますし、現在のメイン連載は、歴史物の『逆行転生』作品です。
そして、『転生系』の作品には、大きく分けて2つのタイプがあります。『ショックで前世を思い出した!』ってパターンと、『誕生時の記憶がある』ってパターンです。
で、今回、問題となってくるのは、後者のタイプです。
なぜ問題になってくるのか?
ここで、逆に問いましょう。皆さん、自分自身の赤ちゃんの頃を覚えていますか?
「覚えている人が全くいない」とは言い切れませんが、赤ちゃんの発達を考えれば、滅多にそんな人はいないはず。実際に、私自身のことを言えば、最古の記憶は3歳です。
自分で覚えていなければ、実際に観察できれば良いのですが、なかなかそんな機会はありません。
子育てをすればわかる、ですって?
子育ての経験はありますよ? でも、実体験から言えば、「子育て中に、そんなことを考えてる余裕なんてない!」です。まあ、色々と記憶には残ってるんですが、果たしてあれが1歳だったんだか2歳だったんだか……。
そんなこんなで、色々調べたり、頭を捻って思い出したりしながら、私は登場人物の幼児時代をのことを書いたわけです。
きっと、『幼児転生』作品を書いた方の多くは、私みたいな書き方をしたんじゃないでしょうか?
本作には、一般的な幼児の特徴が、年齢別に示されています。これから『幼児転生』小説を書こうという人にとっては、大きな力になることと思います。
でも、もう書いてしまった人にとっては……。
心当たりのある方は、震えながら本文を御確認ください。
「もう書いちゃった!!!!」って人。大丈夫です。
異世界:「地球人と違うから、そういう成長をするんだ」と考えましょう。
現実世界:「そういう特異体質だ!」と強弁しましょう!
安心してください! 実際、筆者(※鶴舞)は、最初から「そういう特異体質だ!」って設定で押し通してますので(笑)
次話は、提言系、体験系の、かなり重い話を紹介予定です。




